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「為替」 根強い住宅市場不振に米金利低下、ドル下落123.71円⇒123.32円/ニューヨーク外国為替市場概況
6月20日6時43分配信 フィスコ
「根強い住宅市場不振に米金利低下、ドル下落123.71円⇒123.32円」ニューヨーク
外為市場概況 2007年6月20日(水曜日)−株式会社フィスコ 平松京子/片山 善博
[ニューヨーク外国為替市場概況]
*06:41JST 「根強い住宅市場不振に米金利低下、ドル下落123.71円⇒123.32円」
【ロンドン市場概況】
19日のロンドン外為市場では、ドル・円は、123円52銭から123円71銭で小動きが
続き、「北朝鮮が短距離ミサイルを日本海に向け発射(政府筋)」との報道にも目立
った反応はみられなかった。独6月ZEW景気期待指数が予想に反して低下したこと
で、ユーロ売りが一時優勢になり、ユーロ・ドルは1.3411ドルから1.3384ドルまで
下落、ユーロ・円は165円80銭から165円47銭まで下落した。ポンド・ドルは、ユー
ロ・ドルの下落に連れて1.9846ドルから1.9826ドルまで下落後、ポンド・円の買い
を受けて1.9865ドルまで上昇、ポンド・円は一時245円50銭付近まで上昇した。ド
ル・スイスは1.2394フランから1.2428フランまで堅調に推移した。
【経済指標】
独・6月ZEW景気期待指数:20.3(予想29、5月24)
【要人発言】
ビーニ・スマギECB理事
「ユーロ圏が改革の継続怠ればECBは利上げを強いられる可能性」
キミット米財務副長官
「アジアの中銀がネットで米国債を売却している証拠はない」
独ZEWエコノミスト
「(現況の評価が高いため)独景気期待指数がこれ以上改善する可能性は低い」
経済財政諮問会議
「骨太方針2007を正式決定、08年度予算は歳出を最大限削減へ」
安倍首相
「骨太方針を具体化し、揺るぎなく実行していく」
【ニューヨーク市場寄付】
ドル・円:123円51銭、ユーロ・ドル:1.3408ドル、ユーロ・円:165円62銭、ポン
ド・ドル:1.9873ドル、ドル・スイス:1.2400フラン
【ニューヨーク市場概況】
19日のニューヨーク外為市場では、ドル・円は低調な米・5月住宅着工件数が根強
い住宅市場の不振を示したことによる米金利低下に123円51銭から123円32銭まで下
落し、123円35銭前後の安値圏で取引を終えた。
ユーロ・ドルは米金利低下に1.3398ドルから1.3429ドルまで上昇し、1.3425ドル前
後の高値圏で引けた。ユーロ・円は予想外に低下した独6月ZEW景気期待指数を受け
た売りに165円31銭まで下落後、ユーロ・ドルの上昇に連れて165円70銭へ反発し
た。ポンド・ドルは1.9864ドルから1.9890ドルまで上昇し、ドル・スイスは1.2410
フランから1.2397フランまで下落した。
【FF先物米金利変更織り込み率】
6月までの利下げ確率:0%で変わらず
9月までの利上げ確率:0%←2%
年内の利下げ確率:10%←2%
【原油市場】
原油相場は前日比変わらず。最近の速いペースでの上昇による利食い売りなどに上
値が抑えられたものの、アフリカ最大の産油国ナイジェリアの供給懸念を受けた買
いに下値も堅い動きとなった。ナイジェリアでは20日(水)からゼネストが予定さ
れており、複数の石油関連の主要労働組合の参加が計画されていることで産油量の
減少が予想されている。更にイタリア石油大手のENIなどは武装勢力の攻撃を受けた
ナイジェリアの石油施設で生産が停止していることを伝えるなど供給懸念が高まっ
ている。NY原油先物価格は約9ヶ月ぶりの高値水準となる69.55ドルまで上昇した
が、結局69.10ドル(前日比+0.01ドル、+0.1%)で取引を終えた。
【株式市場概況】
NY株式相場は上昇。原油価格の高止まりが嫌気されて朝方は小幅下落して始まっ
たものの、長期金利の続落を受けて緩やかに上昇する展開となった。セクター別で
は資本財やメディアが上昇した一方、半導体・同製造装置や食品・飲料・タバコが
軟調。家電小売のベスト・バイ(BBY)は冴えない決算を発表して5.9%安。また昨夕
CEOの辞任を発表したヤフー(YHOO)も小幅下落となった。その一方でオンライン旅
行予約サイトのエクスペディア(EXPE)が35億ドルの自社株公開買い付けを発表して
14.3%高。またブリストル・マイヤーズ(BMY)は特許訴訟に勝訴したことが好感さ
れ4.2%上昇。ダウ構成銘柄ではホームデポ(HD)が部門売却を発表して上昇した。
結局ダウは22.44ドル高の13635.42、ナスダックは0.16ポイント高の2626.76で取引
を終了した。部門売却を発表したホームデポだが、マーケット終了後には225億ドル
(約2兆8千億円)の大規模な自社株買いを発表して時間外取引で大幅高となってい
る。
【通貨オプション】
オプション市場では、ドル・円の高値水準からの反落を受けたレンジ相場を受け
て1ヶ月物変動率は、6.350%から6.100%、3ヶ月物は6.525%から6.425%、6ヶ月物
は6.825%から6.675%、1年物は6.950%から6.850%へそれぞれ低下した。
リスクリバーサルでは、様子見気配が強く、1ヶ月物は+0.900%で昨日比変わらず、
3ヶ月物は+1.100%から+1.150%へ小幅拡大、6ヶ月物は+1.275%、1年物は+1.425%
でそれぞれ昨日比変わらずで取引されている。
【経済指標】
米・5月住宅着工件数:147.4万戸、前月比-2.1%(予想148.0万戸、4月152.8万戸)
米・5月住宅着工許可件数:150.1万戸、前月比+3%(予想147.1万戸、4月145.7万
戸)
加・5月消費者物価指数(CPI):前月比+0.4%(予想+0.4%、4月+0.4%)、前年比
+2.2%(予想+2.2%、4月+2.2%)
加・5月コアCPI:前月比+0.3%(予想+0.3%、4月+0.2%)、前年比+2.2%(予想
+2.3%、4月+2.5%)
【要人発言】
渡部財務官
「日本経済には物価低下リスク」
「日本の物価上昇は非常に弱く、幾分かマイナス方向」
「日本はキャリートレードを綿密に監視していく」
「キャリートレードは経済に現実的な脅威を及ばさず」
「貿易、投資において保護主義はリスク」
「日本経済は非常に底堅い」
「市場を常に注視」
「キャリートレードに緊急を要するリスクはない」
「中国の株式市場を注視する必要がある」
「外貨準備を変更する方針はない」
ラトIMF専務理事
「米国のサブプライム住宅ローンのリスクは後退している」
「米経済の見通しは明るく、緩やかに勢いを取り戻すとみている」
「1-3月期に米製造業には回復の兆候がみられたものの、住宅市場は依然として不透
明感が強い」
「欧州と日本の景気は回復しており、日本では底堅い成長が続いている」
「世界経済の成長エンジンとして中国とインドの重要性が一段と高まっている」
「中国の成長率見通しは07、08年に年10%程度、インドは07、08年に年8%前後を予
想する」
「投資家は市場のリスクを警戒する必要がある」
独連銀レッカース氏
「07年、08年ドイツ経済は少なくとも2.5%成長」
「ECB政策金利は引き続き低水準」
「ECB金融政策は成長の障害とならず」
【東京市場終値-ニューヨーク市場終値】
為替市場: (始値) (高値) (安値) (終値)
ドル・円 123.66 123.71 123.32 123.35
ユーロ・ドル 1.3404 1.3429 1.3384 1.3426
ユーロ・円 165.77 165.80 165.31 165.59
ドル・スイス 1.2406 1.2428 1.2394 1.2408
ポンド・ドル 1.9839 1.9890 1.9826 1.9888
株式市場:
NYダウ 13611.68 13652.17 13577.22 13635.42
ナスダック 2619.18 2631.30 2612.42 2626.76
債券市場: (始値) (終値)
米国債 2年物 4.993 4.937
米国債10年物 5.134 5.083
米国債30年物 5.252 5.197
先物市場:
NY金先物 657.7 665.8 657.3 664.7
NY原油先物 68.95 69.55 68.40 69.10
シカゴ日経平均先物 18160 18200 18160 18225
最終更新:6月20日6時43分
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070620-00000002-fis-brf