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「為替」 円続落、ユーロ導入来最高値166円/4年半来最高値123.76円/ニューヨーク外国為替市場概況
6月19日6時37分配信 フィスコ
「円続落、ユーロ導入来最高値166円/4年半来最高値123.76円」ニューヨーク外為市
場概況 2007年6月19日(火曜日)−株式会社フィスコ 平松京子/片山 善博
[ニューヨーク外国為替市場概況]
*06:35JST 「円続落、ユーロ導入来最高値166円/4年半来最高値123.76円」
【ロンドン市場概況】
18日のロンドン外為市場では、手掛かり材料難から取引手控えムードのなか、ド
ル・円やクロス円でポジション調整とみられる売りがやや優勢となり、ドル・円は
123円32銭から123円49銭で、ユーロ・円は165円26銭から165円57銭で、ポンド・円
は244円41銭から244円92銭で推移した。ユーロ・ドルは1.3391ドルから1.3412ドル
で小動きとなり、ポンド・ドルは1.9841ドルから1.9808ドルまで軟調推移、ドル・
スイスは、ロート・スイス中銀総裁のスイスフラン安牽制発言を受けて1.2410フラ
ンから1.2395フランまで下落した。
【経済指標】
特になし
【要人発言】
ロート・スイス中銀総裁(新聞)
「スイス中銀、スイスフラン下落に引き続き警戒」
パラモECB理事
「金利は引き続き緩和的」
【ニューヨーク市場寄付】
ドル・円:123円43銭、ユーロ・ドル:1.3410ドル、ユーロ・円:165円46銭、ポン
ド・ドル:1.9821ドル、ドル・スイス:1.2399フラン
【ニューヨーク市場概況】
18日のニューヨーク外為市場では、ドル・円は米債券利回り上昇やドル建て投資
信託絡みの買いに123円35銭から123円76銭まで上昇して4年半ぶり高値を更新後、02
年2月来の低水準に落ち込んだ米住宅市場指数を受けた債券利回り反落に123円65銭
前後へ軟化して取引を終えた。
ユーロ・ドルは債券動向に連れて一旦1.3394ドルへ下落後、弱い米住宅市場指数を
受けて1.3417ドルまで反発し、1.3415ドル前後で引けた。ユーロ・円は欧日の金利
差拡大を受けた資本筋の買いやモデルファンド筋の買いに165円39銭から166円00銭
まで上昇し連日でユーロ導入来の最高値を更新した。ポンド・ドルは買収絡みの買
いに1.9803ドルから1.9840ドルまで上昇し、ドル・スイスは1.2389フランから
1.2423フランまで上昇した。
【FF先物米金利変更織り込み率】
6月までの利下げ確率:0%で変わらず
9月までの利上げ確率:2%で変わらず
年内の利下げ確率:2%利下げ←2%利上げ
【原油市場】
原油相場は4営業日続伸し、昨年9月以来初の69ドル台に乗せる。製油所の稼働率伸
び悩みに伴う夏場のガソリン供給懸念や米国の景気改善による原油需要の増加観測
を受けたガソリンと原油の需給問題が引き続き買い材料となった。ガソリン在庫
は、米ドライブシーズンの第2週目の6/8時点において過去5年平均を5.2%下回る水
準にある。また、アフリカ最大の産油国ナイジェリアで労働組合が20日(水)に税
金の引き上げや国内のエネルギー価格上昇に反対するストライキを計画していると
のニュースも供給懸念に繋がった。NY原油先物価格は約9ヶ月ぶりの高値水準となる
69.15ドルまで上昇し、69.09ドル(先週末比+1.09ドル、+1.6%)で取引を終えた。
【株式市場概況】
NY株式相場は下落。大型買収の発表が好感される一方で、原油価格の上昇が上値を
抑え、先週末終値を挟んで揉み合う展開となった。セクター別では、テクノロジ
ー・ハード機器や銀行が上昇した一方、不動産や公益事業が軟調。豪BHPビリトン
(BHP)がアルコア(AA)の買収を検討しているとの報道で両社とも上昇。一方でファス
ト・フードのウェンディーズ(WEN)は業績下方修正を発表して3.7%安となった。イー
ベイ(EBAY)はグーグル(GOOG)への広告出稿を見合わせる予定を明らかにして下落。
USスチール(X)はUSBの投資判断引き下げを受けて売られた。ダウ構成銘柄では、パ
リ航空ショーでの受注状況に注目が集まるボーイング(BA)だが、株価は小幅下落。
結局ダウは26.50ドル安の13612.98、ナスダックは0.11ポイント安の2626.60で取引
を終了した。業績の伸び悩みに批判の高まっていたヤフー(YHOO)は、取引終了後に
テリー・セメルCEOの辞任とジェリー・ヤン共同創業者のCEO就任を発表し、時間外
取引で大幅上昇となっている。
【通貨オプション】
オプション市場では調整色が強く、1ヶ月物変動率は、6.250%から6.350%へ上昇、
3ヶ月物は6.575%から6.525%へ低下、6ヶ月物は6.825%で先週末を同水準、1年物
は6.900%から6.950%へ小幅上昇した。
リスクリバーサルでは、ドル・円の高値警戒感を反映して長期物での円コール買い
が強まった。1ヶ月物は+0.900%、3ヶ月物は+1.100%でそれぞれ先週末を同水準、6
ヶ月物は+1.225%から+1.275%、1年物は+1.325%から+1.425%へそれぞれ拡大し
た。
【経済指標】
米・6月NAHB住宅市場指数:28(予想30、5月30)
加・4月国際証券投資状況:15.43億カナダドルの資金流入(予想同32.5億カナダド
ル、3月同45.27億カナダドル←46.56億カナダドル)
【要人発言】
ラトIMF専務理事
「世界各国中銀、引き続きインフレ圧力を警戒すべき」
「185のメンバーの中で、他の国に不安定な結果を与えるような通貨政策を避けると
の新指導を加える。これは、30年来となる政策変更」
「世界不均衡は長期継続不可能」
「進展は、世界不均衡を是正するためのステップとなる」
トリシェECB総裁
「ユーロは今まで成功している」
「ECBはマネーサプライを綿密に監視」
「世界水準でリスク過小評価されている」
「融資の伸びの若干の鈍化確認」
「英国を含めなくてもユーロ圏は巨大」
ガルガナス・ギリシャ中銀総裁
「07年インフレリスクは予想以上に高い」
「インフレリスクは上向き」
「ユーロ圏13カ国需要は予想以上」
「米経済は徐々に回復」
「ECB金融政策は引き続き緩和的」
「ECBはインフレリスクを抑制するために必要となる事を実施」
「雇用市場、設備投資などがリスク」
「商品価格はかなり速いスピードで上昇しており、更なる商品価格上昇はインフレ
リスクとなる」
「ECB金融政策は、事前約束はせず」
仏中銀
「一部諸国の外貨準備積み増し、金融安定の点で正当化できず」
独連銀月報
「付加価値税の引き上げを考慮すれば目覚しい成長」
【東京市場終値-ニューヨーク市場終値】
為替市場: (始値) (高値) (安値) (終値)
ドル・円 123.47 123.76 123.32 123.68
ユーロ・ドル 1.3393 1.3419 1.3391 1.3414
ユーロ・円 165.36 166.00 165.26 165.92
ドル・スイス 1.2407 1.2424 1.2389 1.2420
ポンド・ドル 1.9830 1.9841 1.9803 1.9836
株式市場:
NYダウ 13639.00 13667.94 13608.76 13612.98
ナスダック 2630.59 2631.45 2617.66 2626.60
債券市場: (始値) (終値)
米国債 2年物 5.018 4.997
米国債10年物 5.163 5.136
米国債30年物 5.259 5.253
先物市場:
NY金先物 662.0 662.5 658.0 659.9
NY原油先物 67.85 69.15 67.59 69.09
シカゴ日経平均先物 18270 18270 18170 18230
最終更新:6月19日6時37分
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070619-00000001-fis-brf