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地方銀行淘汰ではなく、あくまでも県の地域性銀行を温存するのが先らしい。
しかし、時代に逆らうことができなくなった建設業淘汰の波を受け入れるようだ。
建設業で人が余る分、どこに送り込むか?
コムスンを「空けた(利益追求と批判した)」枠を使えばいい。
でも、そのような泥縄のリストラでどこまで、耐えきれるかな?
結局、地方の金融を大掃除するところに行きつくだけなのにね。
和歌山県と長崎県、福島県は、地方銀行の再編のきっかけになりそうだけに
こんごも要注意です。
和歌山県談合再発防止、地域貢献でも業者評価、「指名」全廃の入札改革発表。2007/06/16, , 日本経済新聞 地方経済面 (近畿A), 9ページ, , 850文字
和歌山県の仁坂吉伸知事は十五日、県発注工事を巡る談合汚職事件を教訓に検討していた入札制度改革を発表した。新たな評価制度に基づき業者をランク分けし、二〇〇八年六月にすべての工事で条件付き一般競争入札を導入。地域要件も緩和する。競争を促して談合を排除する一方で、優良業者の育成支援策や一定の激変緩和措置も盛り込んでいる。
県公共調達検討委員会の報告に沿って具体策をまとめた。昨年末に全国知事会が示した入札改革指針では、一千万円以上の工事への一般競争入札導入を求めていたが、同県では下限価格を設けずに実施する。仁坂知事は「談合しにくい制度をつくることができた」と述べた。
和歌山県では現在、予定価格一億円未満の工事で、県内に九ブロックの地域要件を設定している。〇八年六月からは五千万円以上一億円未満を三ブロック、三千万円以上五千万円未満を五ブロックとし、業者数の状況を見ながらブロック構成を見直していく。
業者に対する新たな評価基準では、工事成績や技術者数などに、産業廃棄物の適正処理といった地域社会への貢献度を可能な限り数値化して加える。〇八年三月までに各業者のランクを決定するが、二年間は過去の受注実績を一定割合で加算する経過措置を講じる。
仁坂知事は「大事なのは経営を固定することではない」とし、県内建設業の一定の淘汰・再編を容認する姿勢を示した。
和歌山県の入札制度改革概要
○全工事を08年6月から原則、条件付き一般競争入札に
○電子入札の適用範囲拡大・下限価格引き下げ検討
○総合評価は「簡易型」以外で積極導入
○予定価格に応じて地域要件を緩和
○社会貢献度を加味した業者の新評価制度を導入
○上位ランクの業者が下位ランクへの入札参加可能に
○JVの「混合入札方式」を07年7月から導入
○談合構造の解明に協力した業者の指名停止期間短縮
○随意契約の事前公表など関連情報の公開拡大
○08年6月をメドに不服申し立て手続きを整備
○評価・審査能力向上へ県OBや民間人らを活用
○最低制限価格を08年6月から事後公表に変更