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http://www.roc-taiwan.or.jp/news/week/07/070611a.htm
2007年1月〜5月、台湾の輸出は穏やかに成長、輸出拡大を強化
6月8日、経済部国際貿易局(以下、国貿局)は、同月7日に財政部統計処が発表した税関ベースの輸出入貿易資料を基に分析した内容を発表した。それによると、台湾の5月単月の対外貿易総額は377.7億米ドルで、前年同期より1.7%成長した。その中で、輸出額は昨年同期より3.5%成長し、195.8億米ドル、輸入額は昨年同期より0.1%とわずかに減少し181.9億米ドルで、輸入額よりも輸出額が多い13.9億米ドルの出超だった。
さらに、2007年1月〜5月における台湾の輸出総額は938.6億米ドルで6.8%の成長となり、穏やかに成長している傾向を引き続き示している。輸入総額は847.3億米ドルで4.1%増加した。その中で資本設備は2.1%、農工原料は5.0%とそれぞれ増加し、消耗品が0.3%とやや減少した。出超額は91.3億米ドルで、昨年同期より39.8%増加しており依然として好調である。
国貿局では「今年1月〜5月の主要貿易相手国に対する輸出は対ブラジルが前年同期比5.2%減とやや減少した以外は、全ての国に対して延び幅の異なった成長があり、その中で、インド、スペイン、ロシア、ベトナム、メキシコへの輸出の成長が顕著だった」と指摘した。
輸出拡大に資源とパワーを集中させるため、国貿局は今年度すでに日本、韓国、マレーシア、スペイン等の10大重点輸出拡大マーケットと重点産業を定め、資金の補助を強化し、台湾企業の輸出拡大に全力で協力している。
また、サウジアラビアおよびアラブ首長国連合等の2つの石油原産国もその対象とし、マーケットの輸出拡大強化を図る。
国貿局は「今年、世界における経済・貿易の成長は昨年より減速傾向にあるが、台湾の輸出エネルギーは依然として希望が持てる。今年の世界における輸出入貿易成長率は昨年に比べ輸出が15.8%から11.8%へ、輸入が15.4%から11.2%へとそれぞれ減少し、世界の貿易成長は衰退すると予想している」と強調した。
さらに国貿局は「台湾では行政院経済建設委員会が4月に、景気対策の信号が青色から黄色に変わったと発表し、国内の景気が減速傾向にあることを表わしている」と示した。
将来を展望すると、アジア、欧州地域における経済成長は予想よりも上回り、香港を含む中国は引き続き活況を保ち、台湾の半導体産業協会(TSIA)では台湾最大のIC電子産業の今年の総生産額は昨年より10.3%の増加(2007年の第1期および第2期は僅かに4.9%の成長を予想)が見込まれる。
そのため、国貿局では今後半年の台湾のIC産業の成長力は十分に強く、2007年の台湾の輸出エネルギーは引き続き穏やかな成長を望める」と表明した。
【経済部国際貿易局 2007年6月8日】