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「為替」 「米株式続伸受けてキャリー再開121.84円、原油上昇66.05ドル」訂正/ニューヨーク外国為替市場概況
6月12日6時41分配信 フィスコ
「米株式続伸受けてキャリー再開121.84円、原油上昇66.05ドル」ニューヨーク外為
市場概況 2007年6月12日(火曜日)−株式会社フィスコ 平松京子/片山 善博
[ニューヨーク外国為替市場概況]
*06:28JST 「米株式続伸受けてキャリー再開121.84円、原油上昇66.05ドル」訂正
【ロンドン市場概況】
11日のロンドン外為市場では、ユーロ・円は、NZドル・円が一時91円台半ばまで
買い戻されたことで、162円26銭から162円62銭まで強含んだ。その他は小動きにな
り、ドル・円は121円61銭から121円74銭で、ユーロ・ドルは1.3342ドルから1.3360
ドルで、ポンド・ドルは1.9658ドルから1.9685ドルで、ドル・スイスは1.2364フラ
ンから1.2392フランで取引された。欧州主要国の株式市場は軒並み上昇した。
【経済指標】
英・5月生産者物価 投入指数:前月比+1.2%、前年比+1.1%(予想+1.0%、4月-
0.7%←-0.3%)
英・5月産出指数:前月比+0.4%、前年比+2.5%(前年比予想+2.5%、4月+2.5%)
英・4月住宅価格(政府):前年比+11.3%(3月+10.9%)
【要人発言】
ハーリー・アイルランド中銀総裁
「ECBの決定は事前に決まってはいない」
「ECBは注意深く状況を監視、必要なら行動する」
「中期的成長見通しは依然良好、堅調な成長への条件整っている」
「中期的にはインフレ上振れリスクが依然として存在」
ピアナルト米クリーブランド連銀総裁
「05年以降の米インフレ率は3%程度で、長期的に望ましい水準上回っている」
「米住宅市場の調整が経済成長の鈍化もたらした」
「経済ファンダメンタルズは依然として堅調」
「これまでのところ住宅問題は個人消費に深刻な影響もたらしていない」
「インフレが予想通り緩和しないことが主なリスク」
「インフレ動向を注視している」
【ニューヨーク市場寄付】
ドル・円:121円70銭、ユーロ・ドル:1.3355ドル、ユーロ・円:162円57銭、ポン
ド・ドル:1.9677ドル、ドル・スイス:1.2380フラン
【ニューヨーク市場概況】
11日のニューヨーク外為市場では、ドル・円は米株式市場の続伸や長期金利の上
昇を受けたドル買いに121円68銭から121円84銭まで上昇し、高値圏121円70銭前後で
引けた。
ユーロ・ドルは欧米金利差拡大に伴う売りに一旦1.3337ドルまで下落したが、ロン
ドンFixでの買いやユーロ圏の追加利上げ観測に伴う買いなどに1.3361ドルへ反発
し、ほぼ本日高値となる1.3360ドル前後で取引を終えた。ユーロ・円は米株式市場
の上昇に伴い162円39銭から162円78銭まで上昇した。ポンド・ドルは1.9658ドルま
で下落後に1.9703ドルへ反発し、ドル・スイスは1.2375フランから1.2402フランま
で上昇した。
【FF先物米金利変更織り込み率】
6月までの利下げ確率:0%で変わらず
9月までの利下げ確率:0%で変わらず
年内の利下げ確率:10%で変わらず
【原油市場】
原油相場は上昇。複数のOPEC高官が9/11に開かれる定例総会までにOPECが増産を行
う予定はないとの見方を示したことや、サウジアラビアがOPEC減産の一環として日
本や中国などアジア向けの原油供給量を10%程度削減するとのニュースなどが買い
材料となった。OPEC高官の発言では、イラン石油相が「市場には十分な原油供給が
あり、米国を初めとする世界の在庫水準は高い」、ハミリOPEC議長(アラブ首長国
連邦石油相)が「インフレ調整後の原油価格は適切であり、9月以前の会合の計画は
ない」と述べており、原油価格が65ドル前後で高止まり推移するものの、OPECは次
回総会まで増産を実施しない姿勢を示している。NY原油先物価格は一時66.05ドルま
で上昇し、ほぼ高値となる65.97ドル(先週末比+1.21ドル、+1.8%)で取引を終え
た。
【株式市場概況】
NY株式相場は高安まちまち。原油価格の上昇を受けてエネルギー関連株主導で上昇
して始まったものの、長期金利の上昇が嫌気されて引けにかけては伸び悩む展開と
なった。セクター別では、公益事業や銀行が上昇した一方、素材や不動産が軟調。
デスクトップ検索機能に関してマイクロソフト(MSFT)の「Vista」が競争を阻害して
いると当局に訴えたグーグル(GOOG)が軟調。アップル(AAPL)は開発者向けカンファ
ンレンスで、次期OSのプレゼンテーションなどを行ったものの、予想外の発表はな
く3.4%安。オンライン・レンタルDVDのネットフリックス(NFLX)は競争の激化を理由
にJPモルガンが投資判断を引き下げたことで売られた。一方で今週決算発表を予定
しているリーマンブラザーズ(LEH)やゴールドマン・サックス(GS)などの証券会社が
好決算への期待から上昇。ダウ構成銘柄ではゼネラル・モーターズ(GM)やメルク
(MRK)が約2%高となった。結局ダウは0.57ドル高の13424.96、ナスダックは1.39ポイ
ント安の2572.15で取引を終了。今週は週後半にインフレ指標の発表や連銀関係者の
講演が予定されており、全般に手控えムードとなっている。
【通貨オプション】
オプション市場は、相場不透明感を受けた買いに短期物が堅調推移しており、1ヶ
月物変動率は6.400%から6.450%、3ヶ月物は6.525%から6.575%、6ヶ月物は
6.775%から6.825%へそれぞれ上昇、1年物は6.950%から6.800%へ低下した。
リスクリバーサルでは、様子見気配が強く、25デルタ円コール・ドルプット1ヶ月物
は+1.200%から+1.250%、3ヶ月物は+1.400%から+1.450%へ小幅拡大するものの6
ヶ月物は+1.525%、1年物は+1.625%でそれぞれ先週末比変わらずで取引されてい
る。
【経済指標】
加・4月新築住宅価格指数:前月比+0.8%(予想+0.3%、3月+0.3%)
加・1-3月期設備稼働率:83.0%(予想82.6%、前期82.4%←82.5%)
【要人発言】
米財務省
「半期為替報告書6/13に公表」
トリシェECB総裁
「ECBの政策は引き続き緩和的」
「最新のデータはユーロ圏経済の予想以上の強さを示している」
「国内需要は引き続き強い」
「短期的に成長見通しリスクは均衡」
「長期的な成長リスクは下向き」
「原油上昇を受けてインフレリスクは引き続き強い」
「賃金交渉を含め、価格リスクが見られる」
「価格リスクは上向き」
「過剰な為替変動は成長の妨げになる」
「ECBは確固とし、時期を得た対応を行う」
「ECBは必要とされる事をいつでも行う」
「データはインフレが抑制されている事を確認」
「価格期待に満足しているわけでない」
「政策声明の中で、“休止(pause)”の文言を使用した事はない」
キング英中銀総裁
「インフレに対し更なる行動をとる必要」
「英設備稼働率は異様に高い」
「最近の3%を越えるインフレ上昇は一時的で中期的インフレ見通しの観察が必要」
「過去の企業設備投資の拡大はかなり速いペース」
「向こう数ヶ月、インフレは弱まる可能性」
「英インフレ期待は上昇」
「上向きなインフレ圧力が存在」
ウェリンク・オランダ中銀総裁
「ECBの金利サイクルはピークに達していない」
ドイツ経済研究所(DIW)
「07年4-6月期の国内経済成長率見通し+0.4%、従来見通しの+0.6%から下方修正」
【東京市場終値-ニューヨーク市場終値】
為替市場: (始値) (高値) (安値) (終値)
ドル・円 121.63 121.84 121.61 121.72
ユーロ・ドル 1.3343 1.3361 1.3337 1.3360
ユーロ・円 162.28 162.78 162.26 162.62
ドル・スイス 1.2378 1.2402 1.2364 1.2382
ポンド・ドル 1.9661 1.9703 1.9658 1.9689
株式市場:
NYダウ 13423.74 13478.11 13381.64 13424.96
ナスダック 2570.27 2584.82 2566.84 2572.15
債券市場: (始値) (終値)
米国債 2年物 4.984 5.013
米国債10年物 5.099 5.154
米国債30年物 5.207 5.255
先物市場:
NY金先物 654.5 659.2 653.8 659.0
NY原油先物 65.25 66.05 64.70 65.97
シカゴ日経平均先物 17950 17980 17880 17930
最終更新:6月12日6時41分
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070612-00000003-fis-brf