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□<三菱東京UFJ銀行>業務改善命令 投信販売で不適切対応 [毎日新聞]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070611-00000107-mai-bus_all
<三菱東京UFJ銀行>業務改善命令 投信販売で不適切対応
6月11日21時21分配信 毎日新聞
金融庁は11日、投資信託の銀行窓口販売で不適切な対応があったほか海外拠点で横領などの不祥事が多数あったとして、三菱東京UFJ銀行に営業体制の確立や法令順守を求める業務改善命令を出した。同行は今年2月にも同庁から一部業務停止命令を受けたばかり。三菱東京UFJ銀を傘下に持つ三菱UFJフィナンシャル・グループはこの1年で日米金融当局などから7分野の行政処分を受けたことになり、同グループの法令順守体制が厳しく問われそうだ。
同庁は同行に顧客本位の営業体制の確立や役職員の責任明確化など業務改善計画を7月11日までに提出するよう求めた。
同庁によると、投信販売で金融機関側のミスで顧客に損失が生じた場合、証券会社では損失を補てんしている。しかし、同行では全国の支店で補てんが可能であることを顧客に伝えず、謝罪するだけで済ませるなどの不適切な対応が続発。三菱東京UFJ銀は03〜06年までに99件、総額242万円の損失を顧客に与えていた。旧UFJ銀は証券取引等監視委員会の指摘を受け、「謝罪だけで済ませるのは厳禁」との規定を設けたが、合併後は旧東京三菱銀の甘い規定が残り教訓が生かされなかったため、厳しい処分になった。
海外業務では昨年、マネーロンダリング(資金洗浄)防止体制の不備を理由に米金融当局から業務改善命令を受けるなど海外拠点で不祥事が多発した。同庁は三菱東京UFJ銀の法令順守体制に不備があると認定した。【森禎行】
最終更新:6月11日21時52分