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□会員企業グッドウィル“脱法行為”面目丸つぶれの御手洗経団連 [日刊ゲンダイ]
http://news.livedoor.com/article/detail/3194047/
会員企業グッドウィル“脱法行為”面目丸つぶれの御手洗経団連
2007年06月11日10時00分
グループ内の事業譲渡という姑息な経営手法に「NO」が下った。
コムスンへの行政処分で親会社のグッドウィル・グループ株は2日連続のストップ安。譲渡「凍結」が決まったことで、さらなる株価急落は避けられないだろう。
この事態に悩ましいのは日本経団連だ。グッドウィルの折口雅博会長兼最高経営責任者(CEO)は経団連の理事。グッドウィルは2003年11月に経団連の会員になり、折口氏は翌2004年1月に理事に就任している。
「御手洗経団連は、『企業倫理の徹底』を強くうたっていて、今年4月、3年ぶりに企業行動憲章の実行の手引を改訂したばかりでした。その矢先に企業倫理を疑うような会員企業の不祥事。面目丸つぶれです」(財界担当記者)
先月23日の定時総会では、御手洗冨士夫会長が「企業が自由に活動できる環境を整備するためには、これまでにも増して企業経営者に高い倫理観が求められる」と強調していた。
今回のグッドウィルのやり方に厚生労働省の老健局長は「脱法行為」の疑いを招くと指摘した。経済界からも批判噴出。「明らかな脱法行為で社会的に許されない」(山口信夫日本商工会議所会頭)と厳しい。
「『脱法行為』と聞くとライブドアを思い出させます。堀江逮捕で奥田前会長は入会を許可したことを悔やんだ。グッドウィルも経団連の企業行動憲章を守れるような会社ではなかったということです」(前出の財界担当記者)
とはいえ、「不祥事企業続出で、もはや名門とお高くとまっていられる状態ではない」(経済ジャーナリスト)とも。談合で顧問らが逮捕された大林組も、もちろん経団連会員企業だ。
企業倫理確立の日は遠い。
《コムスン問題で2日連続ストップ安も》
ストップ安が止まらない!
介護事業のコムスン問題でグッドウィル・グループ株価は8日、場が開いてからも売り気配一色で、前場では取引が成立しなかった。後場もこの状態が続けば、2日連続のストップ安となる(値幅制限は6万1800円)。コムスンの事業の新設や更新打ち切り報道に続き、コムスンをグッドウィル・グループ子会社に譲渡することを決めたグッドウィルの経営姿勢に監督官庁の厚生労働省をはじめ、政府高官からも批判が相次いだことで嫌気されているようだ。
グッドウィルは同日午後3時から記者会見を開く。会見には折口雅博会長兼CEOら経営幹部が出席する予定。
【2007年6月8日掲載】