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(回答先: 折口会長2時間半 保身会見の一部始終 [J-CASTニュース] 投稿者 white 日時 2007 年 6 月 08 日 20:45:54)
□<コムスン>ようやく会見 ずさんな実態次々と [毎日新聞]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070609-00000016-mai-soci
<コムスン>ようやく会見 ずさんな実態次々と
6月9日8時56分配信 毎日新聞
厚生労働省の“退場通告”から2日たち、ようやく公の場に現れた訪問介護大手「コムスン」の親会社「グッドウィル・グループ」の折口雅博会長。不正行為について自らの関与を認め初めて謝罪したものの、「利用者のため」と事業継続の正当性を強調し、引責辞任も否定した。2時間半を超えた会見で、次々と明らかになるずさんな実態。「介護をする資格があるのか」と報道陣から何度も追及されたが「チャンスをお与えください」と繰り返した。
■「脱法と考えず」
全事業の不許可という厳しい措置は、コムスンが不正を指摘された事業所を、取り消し処分直前に一方的に廃止したことが原因だった。コムスンは「再配備の一環だった」と弁明していたが、コムスンの樋口公一社長は会見で、折口会長に「1カ所でも取り消されれば、連座制ですべて更新できなくなる。自主廃止は違法ではない」と進言していたことを明らかにした。「脱法行為とは考えなかった」と折口会長。言葉を詰まらせながら「結果的に処分逃れと思われても仕方ない」と語り、樋口社長も「処分逃れ」が目的だったことを認めた。
常勤ヘルパーの水増しという不正申請の背景にある人員不足を、折口会長は3〜4年前から知っていたが、グループの基本理念にある「拡大発展」の路線を止めなかったという。事業所では介護報酬の不正請求も発覚したが「大半が事務的なミスで、決して悪意はなかった」と釈明した。一方で「介護を食い物にしたのでは」との批判には「公金を無駄にしてしまい、そう言われても仕方ない」とうなだれた。
■進まぬ社内調査
折口会長らは「お客様や従業員に不安を与えないことが第一」と繰り返し、関連会社の「日本シルバーサービス」への事業譲渡計画を「セーフティーネットが作られ、安心が広がった」と自賛した。再発防止のため法令順守の担当者を増やすなどの体制強化に取り組んでいることも強調した。
しかし、会見では約2000カ所の半数近い事業所で指定申請の書類が行方不明になり、不正申請を巡る社内調査が進んでいないことを明らかにした。樋口社長が「管理がずさんだった。調査結果が出るのは、ずっと先になる」と説明した。
また樋口社長は、コムスンの事業が不許可になるのを見越し、日本シルバーサービスを受け皿とするために資本関係や役員を切り離す対策を取っていたことも明かした。事業継続に対する批判に、折口会長は「志と理念を持っている」と語気を強めた。
■「留任」は崩さず
「私がいないとグループが立ち行かない」。折口会長は1年間の役員報酬(約6000万円)返上も表明しつつ、留任の意思を崩さなかった。介護事業への思い入れを重ねて強調し「利得行為ではない」とも。しかしコムスンの樋口社長だけが辞任を表明したことに「トカゲのしっぽ切りでは」と批判を浴びる場面もあった。
最終更新:6月9日8時56分