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http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2007&d=0607&f=column_0607_009.shtml
【個別銘柄点評】保険業界:外国株購入可能に
2007/06/07(木) 21:40:02更新
報道によれば、政府関係部門は、国内保険会社に対する保有資産の海外への投資比率の制限を、これまでの5%から15%へと引き上げるほか、QDII(適格本土機関投資家)に認定されている保険会社に対しては、海外市場の株式、債券、金融デリバティブ商品なども扱えるよう投資範囲も拡大されるという。
同政策が実施されれば、生命保険大手の中国人寿保険(チャイナライフインシュアランス、2628)、平安保険(ヘイアンホケン、2318)は海外投資の上限がそれぞれ1150億元、740億元に拡大される見通し。
ただ、人民元の相次ぐ利上げを受け、貯金した場合の人民元と外貨との利息差が縮小しており、また人民元が先高傾向にあるなど、現段階では外貨投資への魅力よりも為替リスクが大きいとの指摘もあるが、保険各社にとって長期的にリスクの分散につながると期待されている。
中国保険監督管理委員会(保監会、CIRC)によれば、今年1−4月の保険料収入は、一般保険の伸びが生命保険を上回る勢いをみせている。ただし、損害保険トップの人民財産保険(PICCプロパティ&カジュアリティ、2328)の売上は、業界平均の伸び率43%を大きく下回る同28%増にとどまっており、マーケットシェアも49%から44%に低下、損保業界は混戦状況が続いている。
大福証券では、今後の金融政策として、さらなる利上げや預金準備率の引き上げが実施される可能性もあると分析。その場合、銀行への預貯金残高の多い保険会社にとって、利息収入の増加につながるメリットが大きいとみている。
■この記事は(株)日本事業通信網のメールマガジン「奮闘!中国株 デイリーレポート」の一部を抜粋、編集したものです。