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不良債権の増大と影響の広がり、金融機関に対する不安が連鎖しないか心配です。
スペイン→イギリス→アメリカ
↓
ブラジル→アメリカ→中国
アメリカはまだサブプライムローンの影響があります。
これに、スペインが加わると痛いですね。
スペインの2大銀行
バンコ ビルバオ ビスカヤ アルジェンタ銀行
と
バンコ サンタンデール銀行が、不良債権処理負担を切り抜けられるか?
各国の景気とスペインの状況を見ながら操る。
欧州中央銀行のユーロ操作が気になる点です。
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003015&sid=agHsX2yrHpI8&refer=jp_europe
マドリード郊外に「ゴーストタウン」−スペイン住宅相場反落の予兆か
6月6日(ブルームバーグ):タクシー運転手のハビエル・ウスアさん(27)はガールフレンドとともにスペインの首都、マドリード郊外にある2つの大きな住宅開発地区、サンチナロとラスタブラスを訪れたが、乗ってきた車から外に出ることはなかった。
「マンションを見にきたのに、あるのはゴーストタウンだ。パンやたばこを買うのにも車で遠くまで出掛ける必要がある。僕のガールフレンドは、危ないと感じて嫌になってしまった。だから引き返した」とウスアさんは話す。
こうしたさびれた開発プロジェクトは、供給過剰でスペインの住宅相場が下落に転じる可能性がある証拠だ。住宅省が記録を取り始めた1992年以来、スペインではまだ住宅相場が下がったことはない。同国では昨年、一戸建て住宅とマンションを合わせ75万戸の住宅が建設された。財務省によれば、需要はその約60%にすぎないという。
バルセロナ大学のゴンサロ・ベルナルドス教授(経済学)は、「住宅市場を本当にだめにしているのは、極端な過剰供給だ。住宅相場は非公式にはすでに下落に転じている」と指摘する。
同教授は、今から2009年末までに新築・中古住宅価格が20%下落すると予想。スペインが1996年から2005年まで年平均43万2411戸と、フランスと英国を合わせた以上の住宅を建設してきた事実を踏まえての試算だ。
スペインの住宅相場は1998年以来、倍以上に上昇した。英国とアイルランドをも上回る伸び率だ。約15%だったスペインの金利が、通貨ユーロの導入後に3%未満へ大きく低下したことが、住宅相場を押し上げた。
マドリードとバルセロナ、バレンシアの中古住宅価格を調査する不動産ウェブサイト、イデアリスタ・ドット・コムの創業者、へスス・エンシナール最高経営責任者(CEO)は、「われわれが住んでいるのは誰もが資産査定がポエムだと理解している国だ」と語る。同CEOによれば、「査定の真偽をどうして気にするのか?将来はどうせ、その通りになるのに」と銀行員が言ったという。
エンシナールCEOは、現在横ばいのマドリードの中古住宅価格が来年下落し始め、2008年1−3月期の下落率は0.2%になると見込む。マドリードはスペイン全体の住宅相場をけん引する傾向があるため、スペイン全土で来年末までには住宅価格が下落し始めると予想しているという。