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新銀行東京 赤字547億円『準備不足』【東京新聞】
東京都が二〇〇五年四月に開業した新銀行東京は一日、〇七年三月期の純損益が五百四十七億円の赤字(前期は二百九億円の赤字)になったと発表した。本業のもうけを示す業務純益が八十五億円の赤字になったことに加え、融資先の債務者区分を見直した結果、貸倒引当金を新たに二百七十八億円積み増し。過大なシステムの適正化などに伴う特別損失百四十四億円も計上した。千百八十七億円の資本金に対し、累積損失は八百四十九億円になった。
経営悪化の責任をとり、仁司泰正代表執行役(66)は二十二日の株主総会を機に退任、後任に元りそな銀行常務執行役員で計測器大手エー・アンド・デイ取締役兼常務執行役員の森田徹氏(57)が就任する。
一日に東京都内で記者会見した仁司代表執行役は、融資先に対する審査能力が十分ではなかったことなど「結果として準備不足だった。力不足で申し訳ない」と陳謝した。退職金は全額返上する。新経営陣には、東京都の前副知事で、新銀行東京の発足に大きな役割を果たした大塚俊郎氏(66)が取締役として加わる。
同行は、本年度から三年間の新中期経営計画も発表。黒字化の目標時期はこれまでより二年先送りし一〇年三月期とした。
審査の甘さで不良債権が続出し大赤字になっていることを反省し、融資先の実態調査など審査を強化し、融資・保証規模を縮小する。店舗は二店減らし八店とし、従業員も約二百三十人少ない四百五十人に減らし、営業経費を〇七年度の約三分の一まで削減する。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/news/CK2007060202020920.html