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日銀資産残高は2割減の112.7兆円=06年度決算【asahi.com】
[東京 29日 ロイター] 日銀は29日、2006年度決算を発表し、06年度の資産残高が前年度と比べ22.2%減の112兆7409億円となったことを明らかにした。うち国債保有残高は76兆4457億円で前年度比18%減。量的緩和解除に伴い国債買い入れオペが減少したことが主因。この結果、資産残高は欧州中央銀行(ECB)に抜かれ、世界第2位となった。
一方、負債サイドの日銀券発行残高は07年3月末時点で75兆8941億円で、前年度比1.2%増だった。06年度決算における国庫納付金は7414億円だった。
日銀の資産残高は2004年度に150.5兆円でピークとなった後、2005年度に7年ぶりに減少し、今年度は2年連続の減少。ピーク比でほぼ25%の減少となった。
損益の状況を見ると、経常利益は前年度比3246億円増え、1兆0524億円となった。これは2001年度以来の高水準。運用資産利回りの上昇や、金融機関から買い入れた株式の信託運用益が増加したことが主因。外国為替関係損益は、対ユーロや対ポンドで円安が進み、2011億円の差益が出た。長期国債関係損益は171億円の売却損超となった。
この結果、国庫納付金は7414億円となり、2001年度以来の高水準となった。
2006年度末の日銀の自己資本比率は7.53%となり、前年度より0.13%上昇。また、金融機関買い入れ株式の評価損益は年度末時点で1兆8829億円の含み益となっている。
http://www.asahi.com/business/reuters/RTR200705290074.html