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福井日銀総裁:金融政策は各国と協調して効果上げる必要ある(2)
5月28日(ブルームバーグ):日本銀行の福井俊彦総裁は28日午前、都内で開かれた「インド経済シンポジウム」のパネルディスカッションで、「中国やインドをはじめ、新興諸国が世界経済の成長の先導役になってきている。世界経済全体が需要主導の成長に入っている。したがって、その中で、金融政策は各国と十分に協調して効果を上げていく必要がある」と述べた。
福井総裁は「世界的にエネルギー価格の高騰が一次産品価格をつり上げている。新興諸国は世界の高成長を引っ張ってくれており、成長面では恩恵があるが、エネルギーや食料高を引き起こしているというもう一方の面もある」と指摘。
その上で「先進国を含むほかの国は経済の合理化を図ることでコストを吸収し、最終的なインフレ圧力を相殺する形で、経済運営を行っている。そういうダイナミックな構造プロセスを念頭に置きながら、金融政策運営を行っていかなければならないと思っている」と述べた。
インドは最も急速な成長遂げつつある
福井総裁はパネルディスカッションに先立ち、インド経済について講演し、「インドは今日、世界で最も急速な成長を遂げつつある国の1つです。過去4年間、インドの経済成長は平均的に約8%という高い率で推移している」と指摘。
さらに「急速に成長するアジアの2つの大国――言うまでもなくインドと中国のことだが――が世界に対してかつてない大きな、そして多面的な影響を与えている事実は万人が認めるところだ」と語った。
記事に関する記者への問い合わせ先:東京 日高正裕 Masahiro Hidaka mhidaka@bloomberg.net
更新日時 : 2007/05/28 12:20 JST
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003017&sid=abZa4g2bDIN4&refer=jp_news_index