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□三洋解体に米サーベラス名乗り [日刊ゲンダイ]
http://news.livedoor.com/article/detail/3168154/
三洋解体に米サーベラス名乗り
2007年05月19日10時00分
経営再建中の三洋電機の半導体事業売却で、米買収ファンドのサーベラスが単独で買収に名乗りを上げたことが１５日明らかになった。
三洋側は同日までにサーベラスのほかファンド連合を中心に売却先候補をほぼ４グループに絞り込んだ。最も高い買収提示額は２０００億円に上る。三洋側は事業計画も考慮して選考を進め、今夏にも売却先を決める方針だ。
三洋が売却するのは完全子会社「三洋半導体」（群馬県大泉町）。複数の関係者によると、サーベラスが単独で候補となったほか、（１）米ブラックストーン、ベスター、英ＣＶＣの米英３ファンド連合（２）国内ファンドＭＫＳパートナーズと外資系ファンド連合（３）京都に本拠を置く半導体メーカー――が交渉を進めている。三洋は、半導体事業の投資負担が重荷となり売却を決断していた。
今回浮上したサーベラスは、ダイムラークライスラーの北米部門であるクライスラー・グループの買収を決めたばかり。日本では、あおぞら銀行（旧日本債券信用銀行）を再建した実績を持ち、アジア投資を強化している。
三洋は、米ゴールドマン・サックス（ＧＳ）、三井住友銀行などが資本支援。創業家の井植敏雅前社長らが更迭されるなど、ＧＳ主導で事業売却が加速するとの見方が強まっている。
【2007年5月16日掲載】
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