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Nevada経済速報5月18日(金)17:50
...2007/05/18(Fri) 17:55:07...
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好決算でも売られる日本の株式市場
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今日の株式市場は、金曜日の“お化粧買い”も殆ど入らず、日経平均で100円ほど安く引けていましたが、徐々に内容は悪化してきています。
即ち、好決算に反応しなくなってきている反面、悪い材料には徹底して売り込む動きとなっているからです。
今日、決算を発表しました株では、アスベスト関連でもある【ノザワ(大証:5237)】がありますが、今日11時に物凄い決算を発表し、株価も一時は上昇しましたが、引けでは殆ど変わらない状態になっていました。
本来ならストップ高をしても良い内容でしたが、すでにストップ高をしていたこともあり、株価は反応しなかったものですが、それにしてもこれほど反応しない相場というのも異常なことです。
それほど株式には資金が回っていない証拠でもあるのです。
売上
事前予想 200億円 → 実際 214億円 → 今期予想 218億円
経常利益
事前予想 8億円 → 実際 9.78億円 → 今期予想 10億円
純益
事前予想 3.8億円 → 実際 4.81億円 → 今期予想 5.5億円
一株利益
予想 15.7円 → 実際 20.59円 → 今期予想 23.55円
解散価値 352円 → 実際 365円
好業績にも拘わらず、今の280円という株価は解散価値である365円をも大幅に下回る、異常に安いというのが分かりますが、市場は反応しないのです。
ところが、ヘラクレス上場の悪材料が出た<アスキーS:3801>等は、年初来高値の3分の1になる水準にまで売り込まれています。
徹底して売り込まれているのです。
今の株式市場を見ていますと、株価が大暴落したブラックマンデーのような不気味な動きとも言え、どこまで踏みこたえることが出来るか極めて微妙な状況になってきています。
為替はなんとか121円前後で持ちこたえていますが、これが一気に円売りとなり、円が急落するようなことになれば、来週以降株式市場に激震が走ることは避けられません。
金融市場は、重大な局面に差し掛かってきているとも言え、借金で相場を張ってきた個人には破産に直面する事例も急増するかも知れません。
相場を張っている者が資金が詰まれば、最後の頼みの綱は<消費者金融会社>ですが、貸せる顧客は3人に1人にまで激減してきているのです(アコム)。
追証を迫られ、消費者金融から借りている個人も多いようですが、今後相場が崩れた場合、『もはやこれまで』となり総投げに入り、新興市場、とりわけ、IT関連株は暴落することになりかねないのです。
歴史のある、しっかりした企業の株は目先の上下動には関係なくそのまま保有しておきましても、何ら問題はありませんが、新興企業は歴史がないだけ底が浅く、一旦崩れた場合、底割れ状態になるのです。
株式相場にはリスクがつきものですが、物凄い大きなリスクが発生する危険性が出てきたとも言え、警戒が必要だと言えます。
※転送・転載厳禁
Nevada経済速報5月18日(金)12:00
...2007/05/18(Fri) 12:06:28...
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メルドダウンが始まる?
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再三にわたって危険性を指摘してきました<新興市場>ですが、マザーズ市場に至っては高値からの下落率がとうとう70%を超えてしまい、まさにメルドダウン・崩壊という言葉が相応しい状態になってきています。
今日は<楽天>がストップ安まで売り込まれてきており、かなり大口の売り注文もありますから、投信の解約売りが入ってきているかも知れません。
昨日は、わずか2,000万円余りの不正売上問題で、<ブックオフ(東証上場)>もストップ安と売り込まれてきていますが、売上高480億円の会社であり、本来なら<誤差>の範囲内の話ですが、投信が処分売りを出しているために、猛烈な下げに見舞われているのです。
この投信売りですが、Vol.59 ワールドレポート(2007年5月15日)でも詳しく指摘しましたが、まさに相場を崩している張本人とも言えるのです。
先週一週間では<763億円>もの売り越しとなっており、ちょっとでも気になる動きがあれば投信のファンドマネージャーは自分の資金ではありませんから、容赦なく売ってきます。
結果、これが下げの連鎖を招き、株価を下げさせているのです。
特に、これが顕著に出ているのが、新興市場なのです。
ところで、今日の日経新聞の株式コラムに<?>という記事がありました。
『東証マザーズ指数の高値からの下落率が70%を超え、一部上場のネット関連株への影響も大きくなってきた。この日はカカクコム・一休・ドワンゴなどが年初来安値をつけた。
新興株安には産業界から「事業モデルが固まっていない段階で上場する企業が多すぎる」との声も出ているが、カカクコムは売上高が50億円、一休は20億円程度。上場が早すぎたのかも知れない』
これらの銘柄をもっている個人等からすれば、『いまさら、なんてことを言うのか』となるでしょうが、これも確かにそうなのです。
今後、巨大スキャンダル発覚も言われており、新興市場メルトダウンが起こるかも知れません。
※転送・転載厳禁
http://www.collectors-japan.com/nevada/wr_sokuhou_fr.html