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□<取材日記>油断できない韓国造船業 [中央日報]
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=87469&servcode=300§code=300
<取材日記>油断できない韓国造船業
最近の日本経済は謎だ。 いわゆる‘失われた10年’は遥か昔の話だ。 経済は堅調で、物価は安定している。 円安の影響で輸出は増え、トヨタを筆頭に企業実績も過去最高に迫っている。 雇用は増え、賃上げはほとんどない。 いわば、経済学の教科書に出てくる最も理想的なモデルだ。 これを受け、格付け機関のスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)とムーディーズは日本の国家格付けと日本3大銀行の格付けを一斉に引き上げた。
日本メディアは最近、自動車・半導体・液晶装置(LCD)企業の設備投資拡大を頻繁に伝えている。 これは、その間日本を苦しめてきた過剰雇用・過剰設備の悪夢から完全に抜け出したことを意味する。 問題は、日本をうらやましそうに眺めてばかりいられないという点だ。 驚くような勢いで、韓国の伝統的主要産業にも追いつこうとしている。
最近、日本経済新聞は日本の造船企業、石川島播磨重工業が38年間も停止していた愛知県の造船ドッグを再び稼働すると報道した。 三菱重工業も2010年まで従来の造船所に400億円規模の増設投資を計画している。 日本造船企業がおよそ30年ぶりに生産能力を拡大しているのだ。
技術力や受注量でみると、まだ韓国造船業は世界最高水準にある。 韓国の造船業界は「いくら日本が頑張ってもわれわれの相手になるのは難しい」という反応だ。 しかし安心できる状況ではない。 日本経済新聞は「日本造船企業の増設は韓国との船舶生産コストの格差が減ったため」と分析した。 韓国に比べて30%ほど高かった日本の船舶製造コストが、現在ではほぼ同じ水準になった。さらに韓国の賃金は険しく上昇している半面、日本の賃金は横ばいだ。
この数年間、韓国の企業は世界造船所順位で1−6位を占めていたが、今年第1四半期には中国の大連船舶が5位に食い込んだ。 日本も順位を上げている。 最近韓国が占めている液化天然ガス(LNG)運搬船・石油ボーリング船・コンテナ船などの技術は、日本造船企業もすべて保有している技術だ。 仮に価格競争力で劣勢になれば、いつ世界の造船業界地図が逆転するか分からない。
三星経済研究所の林栄模(イム・ヨンモ)博士は「われわれと技術力が似た日本造船業界の設備拡張は中国企業の増設とは次元が違う。 競争はさらに激化するはずだ」と分析した。 ウォン・円為替レートは通貨危機以前の水準に戻った。 韓国造船企業は現在の位置に安住してはいられないだろう。
経済部門ヨム・テジョン記者
2007.05.14 18:55:13
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