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「タンス株」いまだ742億株…電子化で紙くずにも
2009年1月に予定される上場企業の株券電子化(ペーパーレス化)まで、残り1年半となった。しかし、投資家が自宅や貸金庫で保管している「タンス株」はいまだに742億株(2月末現在)に上る。証券会社を通じて証券保管振替機構に預け入れる手続きをしないと、株券は「紙くず」となり、株主の権利を失う恐れもある。証券業界は、ペーパーレス化直前には手続きが殺到して混乱すると予想、「今年が正念場」として周知活動を本格化させている。
日本証券業協会によると、法律で株券の電子化が決まった04年度末時点でのタンス株残高は1043億株だった。その後、年々1割ずつ減り続けているが、依然として上場企業の発行株総数の約2割を占め、時価総額に換算すると資産価値は約30兆円に達する。
株券を電子化すると、株券の盗難や偽造が防止できるだけでなく、企業が株券の印刷などに掛ける事務費用を抑えることができる。上場企業全体でのコスト削減効果は年間1000億円を超えるとの試算もある。
ただ、タンス株の保有者を見ると、相続で株券を譲り受けたままだったり、過去に勤めていた会社への愛着から手放さないままだったりするケースも多い。このため、日証協は「株券が『無効』に」と大きな字で書いたパンフレットを新たに作成、6、7月に集中する株主総会などで約5000万枚配布する予定。
ZAKZAK 2007/05/07
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_05/t2007050711.html