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【上海=張勇祥】中国の上場企業の業績が改善に向かっている。上海と深センの両証券取引所に上場する企業の2006年12月期の一株利益は2年ぶりに増加した。経済の2ケタ成長を背景に小売業などが業績を伸ばし、資源高によって鉱業の業績も好調だった。ただ、一株利益の水準は04年を依然下回り、経営効率化に向けたかじ取りが課題に残った。
30日付の新華社系の証券専門紙、中国証券報や上海証券報が両市場に上場する1470社余りの業績をまとめた。
上場企業の数が変化しているため、比較できる加重平均の一株利益でみると、06年12月期は0.24元(約3.7円)と前の期に比べ26%増加した。
売上高は6兆316億元と21%増えた。資源高を背景に中国石油化工の売上高が3割増となるなど、鉱業全体でも29%の増収だった。株価や不動産価格の上昇を受け、金融業や不動産業の売り上げも伸びた。純利益は46%増の3780億元。卸売り・小売業の純利益が2.7倍、サービス業が5割増となるなど、都市部の個人消費の増加が追い風になった。 (20:17)