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□<リニア>25年開業目指す 東京―名古屋40分 JR東海 [毎日新聞]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070426-00000136-mai-soci
<リニア>25年開業目指す 東京―名古屋40分 JR東海
4月26日20時46分配信 毎日新聞
JR東海は26日、山梨リニア実験線を延伸し、2025年に東京と名古屋の間で超電導リニアモーターカーによる中央新幹線の営業運転開始を目指すと発表した。営業速度を時速500キロにした場合、東京―名古屋間を40分程度で結ぶとみられる。名古屋―大阪間については今後、検討する。東海道新幹線は輸送量がほぼ限界に達していることに加え、大地震など災害時のバイパスとしても中央新幹線が必要と判断した。ただ、総投資額は8.3兆〜9.9兆円に上るとされ、国などとの負担割合についての協議は難航が予想される。
中央新幹線は全国新幹線鉄道整備法に基づき1973年11月、首都圏―中京圏―近畿圏を結ぶ基本計画路線として決定された。90年からは地形、地質などの調査をJR東海と鉄道・運輸機構が行っている。
JR東海は89年8月、山梨リニア実験線の建設を決定。97年4月には、山梨県大月市と同県都留市の間の先行区間(18.4キロ)で実験を始めた。03年12月には有人走行での世界最高速度である時速581キロを記録した。
05年3月に国の実用技術評価委員会から「実用化の基盤技術が確立した」との評価が出たことを受け、同社は06年9月、自己資金3550億円を投じ、実験線を42.8キロに延伸することなどを発表していた。
実現に向けてのネックは、約10兆円に上る建設費。国土交通省の諮問機関「中央リニア新幹線基本スキーム検討会議」が03年に出した試算では、中央リニア新幹線の建設には約7.7兆〜9.2兆円、車両費に約0.6兆〜0.7兆円かかる。JR東海は、車両費については同社で負担する方向で検討しているが、用地買収や建設費は国などと協議を進める方針だ。
同日、記者会見した松本正之社長は「我々としてどこまでやれるのかを自らの主体性で検討していく。投資額や負担割合などはこれからの検討課題」と話した。【高塚保】
◇リニア中央新幹線◇ 日本独自の技術である超電導を採用し、車両に搭載した超電導磁石と地上コイルの間の磁力で車体を約10センチ浮かせ、非接触で走行する。東海道新幹線開業前の1962年、次世代の超高速鉄道として開発が始まり、97年から山梨県の実験線で走行試験を続けている。最高時速は500キロを超え、東京―大阪間を約1時間で結ぶことを目指す。
最終更新:4月26日23時16分