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「為替」 「ダウ過去最高値更新などにキャリー再開118.97円、原油63ドル台回復」訂正/ニューヨーク外国為替市場概況
4月21日6時38分配信 フィスコ
「ダウ過去最高値更新などにキャリー再開118.97円、原油63ドル台回復」ニューヨ
ーク外為市場概況 2007年4月21日(土曜日)−株式会社フィスコ 平松京子/片山
善博
[ニューヨーク外国為替市場概況]
*06:29JST 「ダウ過去最高値更新などにキャリー再開118.97円、原油63ドル台回復」訂正
【ロンドン市場概況】
20日のロンドン外為市場では、株式市場の反発によりリスク回避の動きが一服
し、欧米主要経済指標の発表などもないことから、ドル・円は118円56銭から118円
83銭で、ユーロ・円は161円36銭から161円72銭で小動きになった。ユーロ・ドルは
1.3602ドルから1.3612ドルで、ドル・スイスは1.2051フランから1.2078フランで取
引され、ポンド・ドルは、英3月小売売上高の下振れを受けたポンド売りで2.0046ド
ルから1.9989ドルまで下落した後2.0041ドルまで買い戻された。
【経済指標】
英・3月小売売上高指数:前月比+0.3%(予想+0.5%、2月+1.6%←+1.4%)、前年
比+4.8%
【要人発言】
コンスタンシオ・ポルトガル中銀総裁
「ECBはユーロ高の動向を注視」
【ニューヨーク市場寄付】
ドル・円:118円65銭、ユーロ・ドル:1.3607ドル、ユーロ・円:161円40銭、ポン
ド・ドル:2.0032ドル、ドル・スイス:1.2066フラン
【ニューヨーク市場概況】
20日のニューヨーク外為市場では、ドル・円はダウ平均株価が取引時間中での史
上最高値を更新した事を受けたキャリートレードの再開などに118円62銭から118円
97銭まで上昇後、オプション絡みや米系筋の戻り売りに上値を抑えられ、欧州財務
相によるキャリートレード警戒発言や、ポールソン米財務長官の人民元柔軟化を促
進する発言を受けて118円70銭前後へ弱含んで引けた。
ユーロ・ドルは米株式市場の上昇を受けたドル買いに1.3615ドルから1.3586ドルま
で続落し、ほぼ安値1.3590ドル前後で取引を終えた。ユーロ・円はキャリートレー
ドや債券発行絡みの豪ドル・円の上昇を受けて一旦161円71銭へ上昇したが、ユー
ロ・ドルの下落に連れて161円26銭まで反落。ポンド・ドルは2.0013ドルまで下落後
2.0052ドルへ反発し、ドル・スイスは1.2060フランから1.2092フランまで上昇し
た。
【FF先物米金利変更織り込み率】
6月までの利下げ確率:8%←12%
9月までの利下げ確率:32%←36%
年内の利下げ確率:96%←100%
【原油市場】
原油相場は2%以上上昇して63ドル台を回復。4月のOPEC生産量がイラン産油の供給
減少によって前月から日量10万バレル程度減少している可能性があるとの調査会社
の報告が買い材料となった。また、アフリカ最大の産油国ナイジェリアで週末21日
に初の民主的な大統領選挙が予定されており、この選挙に絡んだ反政府勢力による
暴動などによってこれまで以上に原油供給量が減少するとの懸念なども相場を押し
上げる要因となった。NY原油先物価格は63.60ドルまで最大2.8%上昇し、高値圏
63.38ドル(前日比+1.55ドル、+2.5%)で取引を終えた。
【株式市場概況】
NY株式市場は上昇。海外市場の反発や、相次ぐ好決算を受けて終日堅調な展開と
なった。セクター別でも全面高となっており、エネルギーや自動車・自動車部品の
上昇が目立った。昨日予想を上回る決算を発表したグーグル(GOOG)が上昇。住宅ロ
ーン部門を投資ファンドに売却することを発表した税務サービスのH&Rブロック
(HRB)は3%高となった。スポーツ用品・アパレルのオークレー(OO)も予想を大幅
に上回る決算を発表して11%の急騰。一方で、冴えない決算を発表した半導体のAMD
(AMD)が下落。またクレジットカードのキャピタル・ワン(COF)も予想を下回る決
算を発表して売られた。ダウ構成銘柄では、キャタピラー(CAT)やハネウェル
(HON)、アメリカン・エキスプレス(AXP)が相次いで予想を上回る決算を発表し3〜
5%の上昇となった。結局ダウは153.35ドル高の12961.98、ナスダックは21.04ポイ
ント高の2526.39で取引を終了した。ダウ平均は再び史上最高値を更新したほか、
S&P500指数も最高値更新まで約3%と迫っている。
【通貨オプション】
オプション市場では、118円台でのレンジ相場を受けて売りが優先し1週間物変動
率は、9.025%から8.225%、1ヶ月物は8.00%から7.600%、3ヶ月物は7.625%から
7.425%、6ヶ月物は7.525%から7.375%、1年物は7.350%から7.250%へそれぞれ低
下した。
リスクリバーサルでは、ドル・円の反発を受けて円コール買いが後退、25デルタ
円コール・ドルプット1ヶ月物は+1.800%から+1.700%、3ヶ月物は+1.800%から
+1.700%、6ヶ月物は+1.775%から+1.725%へそれぞれ縮小した。
個別では、1週間物118円00銭ストライク、4/23期日117円90銭ストライクなど投機的
な短期物円コール買いが目立った。
【経済指標】
加・2月小売売上高:前月比+0.1%(予想-0.1%、1月-0.4%←-0.2%)
加・2月小売売上高(除く自動車):前月比+1.0%(予想+0.5%、1月+0.2%←
+0.3%)
【要人発言】
ポールソン米財務長官
「米中関係の緊迫化は当然」
「中国は通貨を上昇させているが、ペースが十分に速やかでない」
「市場が主導する為替(制度)を持たない国が世界には多くあるが、中国はその中
でも市場主導型の為替(制度)を持たない最大の国だ」
「中国は速やかに人民元を更に引き上げると強く予想」
「中国の資本市場にとって変動性人民元は重要」
「中国が改革を促進させなければ更なるリスク」
「中国、米国の両国に保護主義の基調がある」
「米経済はかなり堅調で均衡」
「住宅市場はおそらく底か、底に近い」
「サブプライム問題は主要経済問題でない」
ミシュキン米FRB理事
「連銀は市場の信任を失わない事が必要」
「金融政策の変更は見通しの進展次第」
「連銀政策はインフレ抑制を促進」
「コアインフレは向こう数年で2%へ低下」
「根強いインフレの上昇を懸念」
「居住住宅の不振は持続する可能性」
「緩やかなGDP成長率の上昇を予想」
「中銀のインフレ警戒は重要」
「連銀はインフレを抑えるために出来る事を全て行う」
「住宅市場は最悪期を脱した可能性」
「中国の成長は米国にとってプラス」
米政府
「ドイツ在住の米国市民に、脅威が高まっていると警告」
トリシェECB総裁
「日本の経済は継続可能な拡大を示している」
「為替相場の過剰な変動は望まず」
「為替には両方向にリスクがある事を認識する必要」
「円は日本の経済を反映すべき」
「米国は引き続き強いドルが国益」
ユンケル・ルクセンブルク首相兼財務相
「短期的インフレは抑制されている」
「ユーロは強い景気回復を反映している」
「過剰な為替の変動は好まず」
「G7は日本の回復を認識」
「G7は強いドルは米国の国益にかなうとみている」
「強いユーロに狼狽する必要はない」
「欧州連合(EU)の成長は力強い」
「欧州の財政状況は改善しつつある」
ソルべススペイン第2副首相兼経済財政相
「過剰なユーロ相場の変動は懸念」
シュタインブリュック独財務相
「独政府、本年の成長見通しを少なくとも2%へ上方修正」
【東京市場終値-ニューヨーク市場終値】
為替市場: (始値) (高値) (安値) (終値)
ドル・円 118.72 118.97 118.54 118.71
ユーロ・ドル 1.3613 1.3616 1.3586 1.3588
ユーロ・円 161.61 161.72 161.26 161.29
ドル・スイス 1.2065 1.2092 1.2060 1.2085
ポンド・ドル 2.0040 2.0052 1.9991 2.0021
株式市場:
NYダウ 12811.15 12966.29 12810.17 12961.98
ナスダック 2534.68 2532.24 2515.24 2526.39
債券市場: (始値) (終値)
米国債 2年物 4.635 4.648
米国債10年物 4.664 4.672
米国債30年物 4.833 4.846
先物市場:
NY金先物 696.5 698.0 694.0 695.8
NY原油先物 62.45 63.60 62.25 63.38
シカゴ日経平均先物 17525 17635 17525 17625
最終更新:2007/4月21日6時38分
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070421-00000002-fis-brf