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「為替」 米株式反発でのリスク後退にドル・円反発117.70円⇒118.58円、原油下落61.40ドル/ニューヨーク外国為替市場概況
4月20日6時33分配信 フィスコ
「米株式反発でのリスク後退にドル・円反発117.70円⇒118.58円、原油下落61.40ド
ル」ニューヨーク外為市場概況 2007年4月20日(金曜日)−株式会社フィスコ 平
松京子/片山 善博
[ニューヨーク外国為替市場概況]
*06:31JST 「「米株式反発でのリスク後退にドル・円反発117.70円⇒118.58円、原油下落61.40ドル」
【ロンドン市場概況】
19日のロンドン外為市場では、日本、中国の株式市場が下落したことを受けて米
国株式市場も下落必至との思惑から、ドル・円は117円96銭から117円72銭まで下落
した後、買い戻しが入り117円98銭まで上昇した。ユーロ・円は160円25銭から159円
88銭まで下落後、160円38銭まで上昇した。ユーロ・ドルは1.3575ドルから1.3604ド
ルまで堅調推移、ポンド・ドルは2.0044ドルから2.0000ドルまで軟調推移し、ド
ル・スイスは1.2016フランから1.2034フランで上下した。
【経済指標】
独・3月生産者物価指数:前年比+2.5%(予想+2.7%、2月+2.8%)
【要人発言】
ECB4月月報
「中期的な物価安定には依然、上方リスクがある」
「経済動向を注意深く監視、物価安定のため確固とした行動必要」
藤井財務次官
「日銀と政府の景気認識に差異はない」
「一部弱い指標あるが、全体として景気は順調に回復」
渡辺財務官
「現時点では、円は安過ぎることはない」
「国内的な観点からみれば、円について懸念することはない」
「円の動きは市場が決めている」
「日本経済は正しい軌道に乗っている」
中国国家統計局
「経済の均衡化では、巨額の貿易黒字に焦点を絞る」
「景気の過熱抑制措置をとるべき」
「中国、経済の健全性を確実にするため着実で一貫したマクロコントロールが必
要」
「中国の2007年のインフレ目標は3.0%」
「食品価格の変化は注視に値する」
「中国、景気が過熱すれば金利を引き上げる必要がある」
温家宝中国首相
「中国、マネーサプライと信用の伸びが急速すぎる」
「中国は、物価安定に向けて努力する」
「中国、景気過熱を阻止するためタイムリーな措置をとる必要」
「中国、国境越えた資金の流れを強化する必要がある」
「中国、合理的でない輸出奨励策を撤廃する必要がある」
「住宅価格の急速な上昇を抑える措置が必要」
【ニューヨーク市場寄付】
ドル・円:117円78銭、ユーロ・ドル:1.3600ドル、ユーロ・円:160円10銭、ポン
ド・ドル:2.0016ドル、ドル・スイス:1.2026フラン
【ニューヨーク市場概況】
19日のニューヨーク外為市場では、ドル・円は米新規失業保険申請件数が予想を
上回った事を受けて一時117円70銭まで下落したが、株式市場が下げ幅を縮小させた
事を受けたリスク回避の動きの後退などに118円58銭まで反発し、118円50銭前後で
取引を終えた。
ユーロ・ドルは米経済指標発表後に1.3614ドルまで上昇後、米金利上昇に伴い一旦
1.3583ドルまで反落したがユーロ圏利上げ観測を受けた買いに下げ止まり1.3610ド
ル前後で引けた。ユーロ・円はシュタインブリュック独財務相の「EU財務相会合で
現在のユーロ水準を協議する可能性は低い」との発言やリスク後退に伴うショート
カバーを受けて160円02銭から161円29銭まで上昇。ポンド・ドルは2.0040ドルまで
上昇後1.9996ドルへ反落し、ドル・スイスは1.2006フランから1.2064フランまで上
昇した。
【FF先物米金利変更織り込み率】
6月までの利下げ確率:8%←12%
9月までの利下げ確率:36%で変わらず
年内の利下げ確率:100%で変わらず
【原油市場】
原油相場は61ドル台まで2%以上下落した。カナダ産油を供給するエンブリッジ社が
パイプラインの漏洩によって停止していた米国への供給の再開を18日に発表したこ
とを受けて売りが先行した。なお、カナダは昨年の米国の原油輸入において最大の
輸入相手国となっている。また、本日は19日に好調なGDP成長率を発表した中国が過
熱気味にある景気を沈静化させるために早期に利上げを実施し、原油の需要拡大が
鈍化するとの見方も売り材料となっていた。NY原油先物価格は、一時61.40ドルまで
最大2.7%下落し、61.83ドル(前日比-1.30ドル、-2.0%)で取引を終えた。
【株式市場概況】
NY株式市場は高安まちまち。アジアや欧州市場の下落が嫌気され、売り先行の
展開となった。しかし企業決算に対する期待感から引けにかけては緩やかに下げ幅
を縮小した。セクター別では、半導体・同製造装置や医薬品・バイオテクノロジー
が上昇する一方で、ヘルスケア機器・サービスや消費者サービスが軟調。増配を発
表したテキサス・インスツルメンツ(TXN)が上昇。また開発中の新薬が臨床試験で
良好な結果が得られたことを明らかにしたアムジェン(AMGN)が3.8%高となった。
一方で資産運用会社のブラックロック(BLK)は増収増益となる決算を発表したもの
のアナリストの事前予想を下回り下落。半導体製造装置のノベラス(NVLS)も冴えな
い決算を発表して売られた。ダウ構成銘柄では、決算が予想を下回ったタバコ会社
のアルトリア(MO)が下落。結局ダウは4.79ドル高の12808.63、ナスダックは5.15ポ
イント安の2505.35で取引を終了した。マーケット終了後にグーグル(GOOG)が発表
した決算は69%の増益となるなど事前予想を上回り、時間外取引でも上昇して推移
している。
【通貨オプション】
オプション市場では、ドル・円が下値を試す動きを受けて一時オプション買いに
拍車がかかるものの、ニューヨーク市場に入り、相場が反発した事からオプション
買いが一服した。1週間物変動率は、昨日の9.125%から9.025%(一時10.75%まで
上昇)へ、1ヶ月物は8.05%から8.00%へそれぞれ低下、3ヶ月物は7.625%で昨日と
同水準、6ヶ月物は7.475%から7.525%、1年物は7.300%から7.350%へそれぞれ上
昇した。
リスクリバーサルでは、下値警戒観が再燃した事で円コール買いが強まり、25デル
タ円コール・ドルプット1ヶ月物は+1.650%から+1.800%、3ヶ月物は+1.650%から
+1.800%へ、 6ヶ月物は+1.625%から+1.775%へそれぞれ拡大した。
【経済指標】
米・先週分新規失業保険申請件数:33.9万件(予想32.3万件、前回34.3万件←34.2
万件)
米・3月景気先行指数:前月比+0.1%(予想+0.1%、2月-0.6%←-0.5%)
米・4月フィラデルフィア連銀製造業業況指数:0.2(予想2.0、3月0.2)
加・2月卸売売上高:前月比+0.8%(予想+0.1%、1月-0.7%←-0.5%)
加・3月消費者物価指数(CPI):前月比+0.8%(予想+0.6%、2月+0.7%)
加・3月コアCPI:前月比+0.3%(予想+0.2%、2月+0.5%)、前年比+2.3%(予想
+2.3%、2月+2.4%)
【要人発言】
シュタインブリュック独財務相
「今週末ベルリンで開かれる欧州連合(EU)財務相会合で、現在のユーロ高ドル安
について協議されるする可能性は低い」
パラモ欧州中銀専務理事
「ユーロ圏金利は緩和的」
「インフレリスクは上昇」
「ユーロ相場動向に懸念せず」
「中期的インフレに関しては不透明」
「ECBの金融政策が成長を支援」
「原油価格、賃金、間接税がリスク」
スイス中銀
「3月末外貨準備ドル比率下げ、円引き上げ」
【東京市場終値-ニューヨーク市場終値】
為替市場: (始値) (高値) (安値) (終値)
ドル・円 117.96 118.58 117.70 118.47
ユーロ・ドル 1.3583 1.3614 1.3575 1.3612
ユーロ・円 160.21 161.29 159.88 161.24
ドル・スイス 1.2029 1.2064 1.2006 1.2047
ポンド・ドル 2.0037 2.0044 1.9991 2.0033
株式市場:
NYダウ 12799.77 12830.08 12734.92 12808.63
ナスダック 2497.83 2515.95 2490.34 2505.35
債券市場: (始値) (終値)
米国債 2年物 4.635 4.639
米国債10年物 4.650 4.666
米国債30年物 4.815 4.834
先物市場:
NY金先物 690.7 691.0 682.5 688.3
NY原油先物 62.60 62.60 61.40 61.83
シカゴ日経平均先物 17390 17495 17320 17450
最終更新:2007/4月20日6時33分
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070420-00000001-fis-brf