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「為替」 ポンド・ドル26年ぶり最高値からキャリー手仕舞いに反落/ニューヨーク外国為替市場概況
4月19日6時29分配信 フィスコ
「ポンド・ドル26年ぶり最高値からキャリー手仕舞いに反落」ニューヨーク外為市
場概況 2007年4月19日(木曜日)−株式会社フィスコ 平松京子/片山 善博
[ニューヨーク外国為替市場概況]
*06:26JST 「ポンド・ドル26年ぶり最高値からキャリー手仕舞いに反落」
【ロンドン市場概況】
18日のロンドン外為市場では、英金利先高観からポンド買いが継続され、ポン
ド・ドルは2.0079ドルから2.0133ドルまで上昇した。4月4-5日開催の英中銀金融政
策委員会議事録で、政策金利の据え置きが7対2で決定され、反対の2人は利上げを主
張したことが判明し、英3月雇用統計では平均所得伸び率が予想を上振れたことを受
けて、ポンド買いがさらに強まった。
ポンド・ドルの上昇に連れてユーロ・ドルは1.3588ドルから1.3617ドルまで上昇
し、ドル・スイスは1.2057フランから1.2025フランまで下落した。ドル・円は118円
58銭から118円76銭で小動きとなり、ユーロ・円は161円21銭から161円58銭まで堅調
に推移した。
【経済指標】
英・3月失業率:2.9%(予想2.9%、2月2.9%)
英・3月失業者数増減:前月比-9200人(予想-5000人、2月-3100人←-3800人)
英・12-2月平均所得伸び率:4.6%(予想4.2%、11-1月4.2%)
南ア・2月実質小売売上高:前年比+8.0%(1月+9.9%←+9.4%)
【要人発言】
英中銀金融政策委員会会合議事録(4月会合分)
「7対2で金利据え置きを決定」
「ベズリー委員とセンタンス委員が利上げを主張」
独5大経済研究所(独FT紙)
「07年と08年の独経済成長率が2.4%になると予想」
「ECBが今年半ばに0.25%利上げすると予想」
ユンケル・ルクセンブルク首相兼財務相(ユーログループ議長)
「為替市場は、為替相場は経済ファンダメンタルズを反映すべき、というG7のメッ
セージを理解している」
「インフレリスク、ECBに一段の引き締め促す可能性」
大田経済財政担当相
「消費強くならない背景に賃金の伸び悩み、景気動向で最も注視」
「最大限の歳出削減・成長で2011年度の基礎的財政収支均衡は増税なしで達成も」
「今年は米経済悪くなく中国も成長続く、日本の景気回復は持続見通し」
【ニューヨーク市場寄付】
ドル・円:118円34銭、ユーロ・ドル:1.3590ドル、ユーロ・円:160円83銭、ポン
ド・ドル:2.0062ドル、ドル・スイス:1.2041フラン
【ニューヨーク市場概況】
18日のニューヨーク外為市場では、ドル・円は冴えない米住宅市場指数を受けた
利下げ観測の強まりやクロス・円絡みのリアルマネーの売りに118円11銭まで下落し
たが、本邦筋、米系筋主導の買いに118円74銭へ反発し、118円65銭前後で取引を終
えた。
ユーロ・ドルはユーロ・円絡みの売りに一旦1.3557ドルまで反落したが、押し目で
の買いや米金利低下に伴う買いに1.3614ドルまで上昇し、1.3610ドル前後で引け
た。ユーロ・円はルクセンブルク首相兼財務相のキャリートレード警戒発言を受け
たリスク回避のキャリートレード手仕舞いなどにストップをつけて160円42銭まで下
落したが、押し目での買いに161円56銭まで反発。ポンド・ドルは高値達成感やクロ
ス・円絡みの売りに26年来最高値から2.0015ドルまで下落後2.0089ドルへ反発し、
ドル・スイスは1.2072フランまで上昇後1.2034フランへ反落した。
【FF先物米金利変更織り込み率】
6月までの利下げ確率:12%←4%
9月までの利下げ確率:36%←30%
年内の利下げ確率:100%
【原油市場】
原油相場は前日比変わらず。週次在庫統計において製油所稼働率が補修工事完了
による本格稼働などを受けて約3ヶ月ぶりに90%台を回復し、“石油製品の供給が今
後拡大する”との見方から売りが強まった。しかし、その一方でガソリン在庫が10
週連続で取り崩されて05年10月以来最低に落ち込んだほか、原油在庫も予想外に反
して減少した影響から下値は堅く、横ばい推移となった。NY原油先物価格は、統計
発表直後に一時63.35ドルまで上昇したが、その後伸び悩み63.13ドル(前日比+0.03
ドル、+0.1%)で取引を終えた。
【株式市場概況】
NY株式市場は高安まちまち。主要企業の好決算を受けて底堅い展開となったが、
一部ハイテクの冴えない決算が上値を抑えた。セクター別では、半導体・同製造装
置や銀行が上昇した一方、ソフトウェア・サービスや自動車・同部品が軟調。ヤフ
ー(YHOO)が予想を下回る決算を発表して11%超の急落。またIBM(IBM)は予想に一致
する決算を発表したものの、ゴールドマン・サックスなどの投資判断引き下げに軟
調推移となった。その一方でインテル(INTC)が好決算を発表して上昇。ワシント
ン・ミューチュアル(WM)は20%減益ながら予想を上回る決算を発表して5%高となっ
た。ダウ構成銘柄では、予想を大幅に上回る決算を発表したJPモルガン(JPM)が
3.8%高。結局ダウは30.80ドル高の12803.84、ナスダックは6.45ポイント安の
2510.50で取引を終了。ダウは取引時間中、終値ベースの両方で史上最高値を更新し
た。マーケット終了後にイーベイ(EBAY)が発表した決算は52%増益となり予想以上
に強い結果であったことで時間外取引で堅調に推移している。
【通貨オプション】
オプション市場では、ドル・円の続落を受けて買いが先行し、1週間物変動率は
8.125%から9.125%、1ヶ月物は7.650%から8.05%、3ヶ月物は7.325%から
7.625%、6ヶ月物は7.275%から7.475%、1年物は7.100%から7.300%へそれぞれ上
昇した。
リスクリバーサルでは、円先高観に伴う円コール買いが強まり、25デルタ円コー
ル・ドルプット1ヶ月物は+1.550%から+1.650%、3ヶ月物は+1.550%から+1.650%
へそれぞれ拡大、 6ヶ月物は+1.625%と昨日と同水準で推移している。
個別では、1日物の118円20銭、118円00銭ストライクオプションの投機的買いが目立
っていた。
【経済指標】
米・週次MBA住宅ローン申請指数(4/13):前週比-2.5%(前回-0.4%)
加・2月国際証券投資:48.5億カナダドル買い越し(予想:15億カナダドル売り越
し、1月:49億カナダドル売り越し←37.64億カナダドル売り越し)
【要人発言】
イラン石油相
「OPEC、減産を完全に実施していないが臨時総会は不要」
「原油も防衛手段になり得る」
ウェーバー独連銀総裁
「07年ドイツ経済成長は2%を上回る可能性」
「ドイツ経済成長は緩やかなペースで拡大継続」
「経済の拡大はまだ成熟しきっていない」
「今のところインフレの大きな影響はない」
「景気拡大による価格リスクを軽視するべきでない」
「ドイツ潜在的成長が上昇した証拠はない」
「世界経済状況はかなり強い」
「予想される米景気減速が世界経済を妨げる事はない」
オルドネス・スペイン中銀総裁
「欧州金利は引き続き緩和的」
「欧州のインフレ率は年内に2%下回る見込み」
トリシェECB総裁
「クレジットデリバティブ業界、リスクを十分意識すべき」
ポールソン米財務長官
「タックスギャップ問題、徴収するのは困難」
【東京市場終値-ニューヨーク市場終値】
為替市場: (始値) (高値) (安値) (終値)
ドル・円 118.64 118.76 118.11 118.69
ユーロ・ドル 1.3590 1.3617 1.3557 1.3610
ユーロ・円 161.22 161.58 160.42 161.52
ドル・スイス 1.2052 1.2075 1.2025 1.2038
ポンド・ドル 2.0086 2.0133 2.0015 2.0088
株式市場:
NYダウ 12771.08 12838.46 12728.99 12803.84
ナスダック 2507.34 2518.21 2499.65 2510.50
債券市場: (始値) (終値)
米国債 2年物 4.668 4.639
米国債10年物 4.680 4.652
米国債30年物 4.843 4.816
先物市場:
NY金先物 691.6 695.3 690.2 693.3
NY原油先物 62.90 63.35 62.75 63.13
シカゴ日経平均先物 17595 17685 17580 17630
最終更新:2007/4月19日6時29分
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070419-00000002-fis-brf