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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070417-00000845-reu-bus_all
[東京 17日 ロイター] 福井俊彦日銀総裁は17日、衆院財務金融委員会における半期報告で、「現在日本は苦しい状況からようやく脱却したばかり」だとして、「金融政策も望ましい姿に整えていくプロセスにある」と述べた。今後について「経済・物価情勢を丹念に点検して適切に政策運営を行っていく」との姿勢を示した。
政府の成長戦略と金融政策の整合性について福井総裁は「金融政策面からは物価安定のもとでの持続的成長をはかるという点で、大きくいえば政府と視点を共有している」と述べ、「大きな方向性でそごが生じないよう、政府と密接に意思疎通をはかりながら、適切な政策運営していく」との姿勢を示した。
また、わが国の潜在成長力を上昇させていくという政府の目標について、日銀としては振幅の少ない経済成長を目指すものとし、「企業にとっても長期的な投資がやりやすい金融環境を整えることで、物価の安定とともに企業の生産向上に資する」とした。そういう意味からも現在の金融政策は「量的緩和、ゼロ金利から脱却し、極めて慎重ながら緩やかな金利調整のプロセスに入っている」との認識を示した。
また物価安定の視野からみて、足元の消費者物価はややマイナスになっているものの、先行きについて「今後物価指数は、ややロングランでみた物価安定の理解である0─2%の範囲内に入っていくという視野を踏まえ、金融政策を行っていく」とした。