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「為替」 “G7声明の為替文言変更無し”憶測で円反落、ユーロ円高値更新161.46円/119.58円 /ニューヨーク外国為替市場概況
4月14日6時25分配信 フィスコ
「“G7声明の為替文言変更無し”憶測で円反落、ユーロ円高値更新161.46円/119.58
円 」ニューヨーク外為市場概況 2007年4月14日(土曜日)−株式会社フィスコ
平松京子/片山 善博
[ニューヨーク外国為替市場概況]
*06:20JST 「「“G7声明の為替文言変更無し”憶測で円反落、ユーロ円高値更新161.46円/119.58円 」
【ロンドン市場概況】
13日のロンドン外為市場では、G7前のポジション調整で円やスイスフランの買い
戻しが優勢となり、ドル・円は118円65銭から118円22銭まで下落、ユーロ・円は160
円45銭から159円90銭まで下落し、ドル・スイスも1.2114フランから1.2073フランま
で下落した。ユーロ・ドルは1.3517ドルから1.3547ドルまで、ポンド・ドルは
1.9849ドルから1.9876ドルまで堅調推移した。
【経済指標】
仏・3月消費者物価(EU基準):前年比+1.2%(予想+1.3%、2月+1.2%)
ユーロ圏・2月鉱工業生産:前月比+0.6%(予想+0.4%、1月-0.5%←-0.2%)
【要人発言】
デップラーIMF欧州局長(独FT紙)
「ECBの利上げ、おそらく正当化できる」
仏中銀
「金融市場はリスクを過小評価すべきでない」
【ニューヨーク市場寄付】
ドル・円:118円52銭、ユーロ・ドル:1.3540ドル、ユーロ・円:160円40銭、ポン
ド・ドル:1.9886ドル、ドル・スイス:1.2083フラン
【ニューヨーク市場概況】
13 日のニューヨーク外為市場では、ドル・円はG7関係筋の「今回のG7声明で為替
に関する文言に変更は無い」との発言を受けた円売りに118円42銭から119円58銭ま
で上昇したが、伊政府高官筋の「キャリートレードに関するリスクを見直す可能性
ある」との発言を受けて119円20銭前後に弱含み引けた。
ユーロ・ドルは、06年8月以来の低水準となったミシガン大学消費者信頼感指数速報
を受けてドル売りが加速し、オプションバリアーをつけて1.3555ドルまで上昇し05
年1月来の高値を更新したが、同指数内訳のインフレ期待の大幅上昇に伴う米金利上
昇に伴い1.3486ドルへ反落し、1.3530ドル前後で引けた。ユーロ・円は「G7は円安
を容認か」との憶測に伴い160円30銭から161円46銭まで上昇。ポンド・ドルは
1.9886ドルから1.9783ドルまで下落し、ドル・スイスは1.2079フランから1.2190フ
ランまで上昇した。
【FF先物米金利変更織り込み率】
6月までの利下げ確率:4%←8%
9月までの利下げ確率:22%←26%
年内の利下げ確率:78%←90%
【原油市場】
原油相場は4日ぶりに下落。2週連続の500万バレル超の取り崩しなどにガソリン在庫
は約1年半ぶりの水準に減少しており、石油製品の供給懸念から製油所が夏の米ドラ
イブシーズンに向けて稼働率を引き上げるとの観測が強まった。朝方はこの観測を
受けて原油の需要増加見通しから買いが先行し、約1週間ぶりに64ドル台を回復。し
かし、64ドル台乗せによる達成感や週末を控えた調整売りに引けにかけて下落する
展開となった。NY原油先物価格は4/5以来の高値64.35ドルまで上昇後に失速し、
63.63ドル(前日比-0.22ドル、-0.3%)で取引を終えた。
【株式市場概況】
NY株式相場は上昇。3月生産者物価指数が予想を上回る伸びとなったことでインフレ
警戒感が高まり朝方は下落して始まった。しかし、好決算や業績上方修正が相次い
で発表されたことを受けた企業業績に対する期待感から緩やかに上昇する展開とな
った。セクター別では、医薬品・バイオや不動産が上昇した一方、耐久消費財・ア
パレルや運輸が軟調。アップル(AAPL)は、「iPhone」の開発に経営資源を集中する
ために次期OSの発売を10月まで延期すると発表して下落。一方でマクドナルド
(MCD)は為替差益などで業績予想を引き上げて上昇。また学生向け融資大手のサリ
ーメイ(SLM)は投資ファンドによる買収観測で14.7%の急騰。ダウ構成銘柄では、
業績上方修正を発表したメルク(MRK)が8.3%の大幅高。また予想に一致する決算を
発表したGE(GE)も小幅高。結局ダウは59.17ドル高の12612.13、ナスダックは11.62
ポイント高の2491.94で取引を終了した。冴えない経済指標にもかかわらず、企業決
算が株価を押し上げる形となっており来週以降の決算にも期待が高まっている。
【通貨オプション】
オプション市場では、G7への様々な憶測を受けた神経質な展開に伴い短期物中心
に買いが進んだ。1週間物変動率は7.625%から8.725%、1ヶ月物は7.300%から
7.650%、3ヶ月物は7.225%から7.325%へそれぞれ上昇、6ヶ月物は7.225%で昨日
と同水準、1年物は7.200%から7.250%上昇した。
リスクリバーサルでは、円が一段高となった相場を受けて円コール買いが復活し、
25デルタ円コール・ドルプット1ヶ月物は+1.550%から+1.650%、3ヶ月物は
+1.600%から+1.650%、6ヶ月物は+1.625%から+1.675%それぞれ小幅拡大してい
る。
【経済指標】
米・2月貿易収支:-584億ドル(予想-600億ドル、1月-589億ドル←-591億ドル)
対中国:184.3億ドル(前月比-13.3%)、対日本:70.6億ドル(同比+8.6%)
対EU全体:63.6億ドル(同比-2.1%)、対メキシコ:50.8億ドル(同比+10.9%)
対カナダ:48.1億ドル(同比-29.0%)、対中南米:17.0億ドル(同比-22.9%)
対OPEC諸国:70.4億ドル(同比-24.5%)
米・3月生産者物価指数(PPI):前月比+1.0%(予想+0.7%、2月+1.3%)、前年比
+3.2%(予想3.0%、2月+2.5%)
米・3月コアPPI:前月比±0%(予想+0.2%、2月+0.4%)、前年比+1.7%(予想
+1.8%、2月+1.8%)
米・4月ミシガン大学消費者信頼感指数速報:85.3(予想87.5、3月88.4)
加・2月貿易収支:+48億カナダドル(予想+60億カナダドル、1月+58億カナダドル←
+64億カナダドル)
【要人発言】
G7関係筋
「今回の7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)声明で為替に関する文言の変更は
ない」
イタリア伊政府高官筋
「エッセンで示されたキャリートレードに関するリスクに関し、見直しがなされる
可能性」
尾身財務相
「ポールソン米財務長官と米経済に関し本日会談」
「G7で、日本から為替を提起せず、為替に関する議論はオープン」
「米国経済の減速は懸念せず」
トリシェECB総裁
「ECBはインフレ期待を順調に抑制」
ユンケル・ルクセンブルク首相兼財務相
「通貨は経済ファンダメンタルズを反映すべき」
「ヘッジファンドには更なる透明度必要」
「為替に関してはエッセンG7声明を繰り返す」
ウェーバー独連銀総裁
「急激な無秩序な為替変動はあるべきでない」
メルシュ・ルクセンブルグ中銀総裁
「中期インフレリスクは引き続き上向き」
「ECBは時期を得た堅固な対応を継続」
ドッジカナダ中銀総裁
「カナダドル水準は適切」
ブラウン英財務相
「円キャリートレードはG7の主要議題でない」
「世界成長は更に均衡」
「サブプライム問題は世界的傾向でない」
IMFアジア太平洋局長
「中期的な円高見通し」
フィッシャー米ダラス連銀総裁(投票権無)
「インフレ期待に注視している」
「ダラス連銀の基準においてインフレは引き続き高すぎる」
【東京市場終値-ニューヨーク市場終値】
為替市場: (始値) (高値) (安値) (終値)
ドル・円 118.60 119.58 118.22 119.23
ユーロ・ドル 1.3523 1.3555 1.3486 1.3531
ユーロ・円 160.39 161.46 159.90 161.31
ドル・スイス 1.2109 1.2190 1.2069 1.2148
ポンド・ドル 1.9852 1.9886 1.9783 1.9866
株式市場:
NYダウ 12551.91 12615.38 12530.21 12612.13
ナスダック 2479.13 2491.94 2468.23 2491.94
債券市場: (始値) (終値)
米国債 2年物 4.727 4.765
米国債10年物 4.735 4.763
米国債30年物 4.907 4.931
先物市場:
NY金先物 685.0 690.5 682.6 689.9
NY原油先物 64.00 64.35 63.50 63.63
シカゴ日経平均先物 17545 17570 17470 17545
最終更新:2007/4月14日6時25分
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070414-00000001-fis-brf