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ユーロ圏経済成長率予想を上方修正、4％への利上げは妥当＝ＩＭＦ
02:31 JST
［ワシントン １１日 ロイター］ 国際通貨基金（ＩＭＦ）は１１日、半期に一度の世界経済見通しで、ユーロ圏経済について０６年の力強い動きを経て０７年は減速するものの、減速幅はこれまでの予想よりも小幅になる、との見方を示した。
ＩＭＦは、欧州中央銀行（ＥＣＢ）がインフレ抑制に向けて引き続き利上げすべきと指摘。ユーロ圏のファンダメンタルズ改善は明確でないとしたほか、一段の改革を求めた。
０７年と０８年の成長率はともに２．３％と、０６年の２．６％から鈍化すると予想。たた依然として潜在成長率をやや上回っているとした。９月時点での予想はともに２．０％だった。
報告では「０７年初頭の経済活動はこれまでのところ、付加価値税（ＶＡＴ）引き上げでドイツの消費が予想通り減速しているものの、うまく持ちこたえている」と指摘。「ユーロ圏経済は引き続き潜在成長率近辺もしくはそれ以上で推移するとみられるなか、設備稼働率や物価に一部上昇圧力が加わる可能性があり、金利が今夏までに４％へ上昇するのは妥当とみられる」とした。また成長の勢いが引き続きトレンドを上回り、賃金や物価に対するリスクが高まった場合、追加の政策行動が必要になるとした。
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