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<ベトナム>第2の投資ブームに沸く 重点はハノイなど北部 (毎日新聞)
2007年4月8日(日)19時42分
【バンコク藤田悟】ベトナム経済が「第2の投資ブーム」に沸いている。昨年の外国投資額は過去最高を記録し、過去2年に続き今年も8%台の高成長率が予想される。政府は、今年1月の世界貿易機関(WTO)加盟実現に合わせ、新たな経済改革を進める中で、90年代に南部が中心だった投資をハノイを核とした北部に誘致することに重点を置いている。
ハノイ郊外にある台所用品製造会社「ゴールド・サン」。11年前の創業時に20人だった従業員は現在、約700人。来年4月に上場を目指す。「外国からの注文も増え、昨年の利益は前年比80%の伸びです」とビン社長(39)は胸を張る。06年には投資の7割以上が北部に集中している。
ブームは中国への投資リスクを分散する「チャイナ・プラスワン」に浮上したのが要因だ。新型肺炎SARSや反日デモの発生で、中国以外にも拠点を確保すべきだという考え方が日系企業などに広がり、国別の外国直接投資額(05年)では台湾や韓国を抜いて日本が1位となった。ジェトロ・ハノイ事務所の石渡健次郎所長は「政治が安定し、中国に比べて賃金が安いのが魅力」と言う。ハノイの日系企業数は240社とホーチミンの350社に迫る。
政府は09年までに国営企業をすべて株式会社化する計画で、急速な上場ラッシュが続く。アジア開発銀行ベトナム駐在員事務所の小西歩所長は「経済改革は評価できるが、効率性が低く、インフラ整備や、官僚主義の改革が必要」と指摘する。
[毎日新聞4月8日]
http://money.www.infoseek.co.jp/MnJbn/jbntext/?id=08mainichiF0409m041