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「為替」 リスク回避のキャリー取引手仕舞いに円堅調123.31円/165.93円/ニューヨーク外国為替市場概況
6月26日6時41分配信 フィスコ
「リスク回避のキャリー取引手仕舞いに円堅調123.31円/165.93円」ニューヨーク外
為市場概況 2007年6月26日(火曜日)−株式会社フィスコ 平松京子/片山 善博
[ニューヨーク外国為替市場概況]
*06:38JST 「リスク回避のキャリー取引手仕舞いに円堅調123.31円/165.93円」
【ロンドン市場概況】
25日のロンドン外為市場では、東京、上海株式市場が下落して引け、欧州主要株
式市場も軒並み下落したことを受けて、リスク回避の円買い戻しの動きが継続さ
れ、ドル・円は123円74銭から123円31銭まで下落し、ユーロ・円は166円36銭から
165円93銭まで下落した。ユーロ・ドルは1.3444ドルから1.3463ドルまで強含みに推
移、ポンド・ドルは1.9986ドルから2.0006ドルで上下し、ドル・スイスは1.2301フ
ランから1.2271フランまで下落した。
【経済指標】
独・7月GFK消費者信頼感指数:8.4(予想7.8、6月7.4←7.3)
【要人発言】
藤井財務次官
「為替相場は経済ファンダメンタルズを反映すべき」
「為替相場は日頃から注意深く見ている」
「為替相場の具体的な水準についてはコメント控える」
「日本経済の状況は順調」
【ニューヨーク市場寄付】
ドル・円:123円46銭、ユーロ・ドル:1.3465ドル、ユーロ・円:166円22銭、ポン
ド・ドル:1.9990ドル、ドル・スイス:1.2285フラン
【ニューヨーク市場概況】
25日のニューヨーク外為市場では、ドル・円は予想を上回る米・5月中古住宅販売
件数やダウ平均株価の100ポイント超の上昇を受けて123円43銭から123円95銭まで上
昇したが、サブプライム問題悪化懸念を受けて株価が下落に転じた事に伴い123円65
銭前後へ軟化して引けた。
ユーロ・ドルは米中古住宅販売件数を受けて一旦1.3443ドルへ弱含んだ後、米金利
低下に伴い1.3474ドルまで反発し、1.3460ドル前後で取引を終えた。ユーロ・円は
午前の米株式市場の上昇を受けたショートカバーに166円17銭から166円69銭まで上
昇した。ポンド・ドルはポンド・円絡みの買いにオプションバリアーをつけて一旦
2.0005ドルまで上昇後、1.9958ドルへ反落し、ドル・スイスは1.2273フランへ下落
後、1.2313フランまで反発した。
【FF先物米金利変更織り込み率】
6月までの利下げ確率:0%で変わらず
9月までの利下げ確率:6%←4%
年内の利下げ確率:30%←22%
【原油市場】
原油相場は小幅上昇。アフリカ最大の産油国ナイジェリアで20日(水)から始ま
ったゼネストが終結し、原油の供給懸念が後退したことで朝方は売りが優勢となっ
たものの、午後は買い戻される展開に転じた。ストライキ終了に関しては、労組が
国内の燃料価格の引き上げ幅を当初の半分にすると共に実施時期を一年間先延ばし
するなどの同国政府の提案に合意したことが伝えられている。NY原油先物価格は一
時67.55ドルまで下落後に上昇に転じ、結局69.18ドル(先週末比+0.04ドル、
+0.1%)で取引を終えた。
【株式市場概況】
NY株式相場は下落。朝方は5月中古住宅販売が0.3%減ながら予想を上回る水準であっ
たことから上昇して始まった。しかし、サブプライム住宅ローン問題の波及が懸念
される金融機関を中心に売りが広がり、引けにかけて下落する展開となった。セク
ター別では、公益事業や医薬品・バイオが上昇した一方、素材や不動産が軟調。証
券大手ベアスターンズ(BSC)のヘッジファンドの運用難は氷山の一角との見方からリ
ーマン・ブラザーズ(LEH)やゴールドマン・サックス(GS)など金融各社が軟調。ジョ
ンズ・アパレル(JNY)は傘下のバーニーズ・ニューヨークを8億2千万ドルで売却する
ことが明らかとなったが小幅下落。またドラッグストアのウォルグリーン(WAG)も予
想を上回る決算を発表したが売りに押された。一方でUBSが投資判断を引き上げた家
具・インテリア小売のピア1(PIR)が上昇。ダウ構成銘柄では、ゼネラル・モーター
ズ(GM)がゴールドマンサックスの投資判断引き上げを受けて上昇。結局ダウは8.21
ドル安の13352.05、ナスダックは11.88ポイント安の2577.08で取引を終了した。再
びサブプライム住宅ローン問題に対する懸念が広がっており、今週木曜日のFOMC(連
邦公開市場委員会)での住宅市場に対する連銀の見解に注目が集まっている。
【通貨オプション】
オプション市場は、リスク上昇に伴い、短期物中心に買いが目立ち、1ヶ月物変動
率は6.150%から6.250%、3ヶ月物は6.475から6.575%、6ヶ月物は6.825%から
6.925%へそれぞれ上昇した。1年物は7.000%で先週末と同水準での取引となってい
る。
リスクリバーサルでは、下値警戒観に伴う円コール買いが強まり1ヶ月物は+0.850%
から1.000%へ拡大、3ヶ月物は+1.100%で先週末比変わらず、6ヶ月物は+1.225%か
ら+1.275%、1年物は+1.375%から+1,475%へそれぞれ拡大した。
【経済指標】
米・5月中古住宅販売件数:599万戸、前月比-0.3%(予想598万戸、4月601万戸←
599万戸)
【金融政策】
ハンガリー中銀:政策金利0.25ポイント引き下げ7.75%に決定
ルーマニア中銀:政策金利0.25ポイント引き下げ7.00%に決定
【要人発言】
トゥンペルグゲレルECB理事
「ユーロ圏13カ国の経済成長力強い」
独Ifo
「07年の成長率見通し2.6%(前回1.9%)、08年2.5%(同2.3%)へそれぞれ上方
修正」
「08年の原油価格見通し70ドル、ユーロ・ドル相場予想1.35ドル」
易網中国人民銀総裁補佐
「貿易、対外直接投資は主にドル建てで行われるため、今後もドルは最も安全な投
資先の一つであり続け、アジア各国中銀の外貨準備の大半は引き続きドルで保有す
る事になるだろう」
「中国に関して言えば、ドル準備を本格的に減らす可能性は低く、ドル保有を調整
するとしても段階的なやり方になるだろう」
「中国人民銀行には人民元の水準をある程度安定させ続ける責務があり、市場が導
く方向へと傾きつつあるが、プロセスは安定、ゆっくりとしたペースとなる」
【東京市場終値-ニューヨーク市場終値】
為替市場: (始値) (高値) (安値) (終値)
ドル・円 123.73 123.95 123.31 123.66
ユーロ・ドル 1.3445 1.3474 1.3443 1.3463
ユーロ・円 166.36 166.69 165.93 166.48
ドル・スイス 1.2297 1.2313 1.2271 1.2286
ポンド・ドル 1.9989 2.0005 1.9958 1.9979
株式市場:
NYダウ 13360.09 13488.77 13299.78 13352.05
ナスダック 2589.02 2605.87 2568.50 2577.08
債券市場: (始値) (終値)
米国債 2年物 4.907 4.869
米国債10年物 5.130 5.082
米国債30年物 5.248 5.204
先物市場:
NY金先物 654.0 656.4 651.6 654.7
NY原油先物 67.90 69.45 67.55 69.18
シカゴ日経平均先物 18140 18160 18000 18040
最終更新:6月26日6時41分
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070626-00000002-fis-brf