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□【書籍紹介】経営コンサルタント業の内幕 [ゲンダイ]
http://news.livedoor.com/article/detail/3103952/
経営コンサルタント業の内幕
「コンサルタントの危ない流儀」デイヴィド・クレイグ著、松田和也訳（日経ＢＰ社 ２２００円）
献身的で素晴らしい仕事をするコンサルタント会社もあるが、身ぐるみはがされることもある――モービルやディズニーのコンサルタントも務めた著者は、こうアドバイスする。
コンサルタント業務の第１段階は、従業員の作業時間を調査、必要人員を割り出し、３０％の人員が余っていると分析すること（この数字は容易にデッチあげられる）。第２段階は、クライアントに、経費削減＝大量の人員削減プロジェクトを売りつける。第１段階は無料か格安で行い、そのあとは高額の費用と実費を請求、かくして濡れ手で粟の大もうけとなる。「私たちは従業員の皆さまの労働を強化するのではなく、作業効率を改善するお手伝いをいたします」と口当たりはなめらかだが、要するに人員削減。経営コンサルタントという集金マシンの赤裸々な内幕が、軽妙な語り口で明らかにされる。日本でのリストラの嵐も、これだったのか、と納得。
【2007年3月30日掲載】
2007年04月02日10時00分
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