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「為替」 7年来最低の米新築住宅販売に118.43円⇒117.64円、原油続伸63.30ドル／ニューヨーク外国為替市場概況
3月27日6時30分配信 フィスコ
「7年来最低の米新築住宅販売に118.43円⇒117.64円、原油続伸63.30ドル」ニュー
ヨーク外為市場概況 2007年3月27日（火曜日）−株式会社フィスコ 平松 京子／
片山 善博
[ニューヨーク外国為替市場概況]
*06:27JST 「7年来最低の米新築住宅販売に118.43円⇒117.64円、原油続伸63.30ドル」
【ロンドン市場概況】
26日のロンドン外為市場では、ビーニ・スマギECB理事発言をきっかけに一時ユー
ロ・円の買いが優勢になり、ユーロ・円は156円68銭から156円96銭まで上昇し、ド
ル・円も118円05銭から118円33銭まで上昇した。ユーロ・ドルは1.3257ドルから
1.3275ドルで、ポンド・ドルは1.9589ドルから1.9617ドルで、ドル・スイスは
1.2195フランから1.2221フランで取引された。
【経済指標】
特になし
【要人発言】
ビーニ・スマギECB理事
「物価安定が欧州経済にとって重要」
「為替レートに関する懸念は行き過ぎ」
「ECB、インフレリスクに対応するため行動すべき」
ガスパリ・スロベニア中銀総裁
「ユーロ圏の金利が上昇しても驚かない」
リーカネン・フィンランド中銀総裁
「ユーロ圏の金利は依然緩和的」
「中期的には物価上振れリスクがある」
「3月の理事会以降のデータ、ECBの見通しを裏付けている」
モスコウ米シカゴ連銀総裁（北京)
「サブプライム融資の焦げ付き、他の住宅市場には波及しない」
「米住宅市場は安定化の過程にある」
「米経済には08年のインフレ低下につながる十分な緩みがある」
安倍首相
「後半国会は重要法案の成立目指す、景気回復を実感できるよう全力」
尾身財務相
「金融政策は日銀が決めること」
「（金融政策)具体的なコメントは控えるが順調な経済の発展支えてもらいたい」
「財務再建では金利上昇も視野に入れておかなければならない」
「（抜本的税制改正)秋に方向性が出れば来年の国会での法案提出目指す」
【ニューヨーク市場寄付】
ドル・円：118円36銭、ユーロ・ドル：1.3275ドル、ユーロ・円：157円06銭、ポン
ド・ドル：1.9622ドル、ドル・スイス：1.2218フラン
【ニューヨーク市場概況】
26日のニューヨーク外為市場では、ドル・円は本邦筋の買いに118円43銭まで上昇
後、予想外に2000年6月来の最低水準に減少した米・2月新築住宅販売件数を受けて
米株式市場が反落、債券利回りの低下に伴い117円64銭まで反落したが、資本筋の買
いや株式市場の下げ幅縮小を受けて118円10銭前後に戻して引けた。ユーロ・ドルは
一旦1.3261ドルへ下落した後、米金利低下に伴うドル売りに1.3347ドルまで上昇
し、高値圏1.3330ドル前後で引けた。ユーロ・円は投信売り出しに絡んだ本邦資本
筋などの買いが強く156円94銭から157円49銭まで上昇。ポンド・ドルは1.9611ドル
から1.9722ドルまで上昇し、ドル・スイスは1.2228フランから1.2116フランまで下
落した。
【FF先物米金利変更織り込み率】
6月利下げ確率：28％←30％ / 9月利下げ確率：74％←72％
【原油市場】
原油相場は先週末終値から1ドル近く上昇し、昨年12/21以来初の63ドル台をつけ
た。先週末24日に国連安保理が全会一致で資産凍結などを含むイラン追加制裁を決
めた傍ら、先週起こったイランによる英軍兵士15人の拘束事件に進展はみられず、
ブレア英首相を初めとする英国側がイランの不当な対応を非難するなど中東情勢に
緊張が高まっていることが買い材料となった。NY原油先物価格は約3ヶ月ぶりの高値
63.30ドルまで上昇した後も高止まり、高値圏62.91ドル（先週末比+0.63ドル、
+1.0％）で取引を終えた。
【株式市場概況】
NY株式相場はまちまち。朝方発表された2月新築住宅販売が3.9％減と予想を大幅
に下回ったことが嫌気され、ダウは一時100ドルを超す下げとなった。しかしながら
午後になると押し目買いが優勢となり、引けにかけては緩やかに下げ幅を縮小する
展開となった。セクター別では、素材やエネルギーが上昇する一方で運輸や不動産
が軟調。デル（DELL)とイーベイ（EBAY)はゴルードマン・サックスが投資判断を引
き上げたことで上昇。ベライズン（VZ)との特許訴訟で不利な判決を受けたIP電話の
ボーネージ（VG)は、サービス継続に自信示したことで12.7％の大幅反発。一方でク
レジットカード部門のディスカバー・ファイナンシャルの分離独立に関する書類を
提出したモルガンスタンレー（MS)が軟調推移となった。ダウ構成銘柄では、15000
人の人員削減を計画していることが明らかとなったシティグループ（C)が小幅下
落。コレステロール抑制治療薬をシェーリングプラウ（SGP)と共同開発しているこ
とを明らかにしたメルク（MRK)も小幅安。結局ダウは11.94ドル安の12469.07、ナス
ダックは6.70ポイント高の2455.63で取引を終了した。先週発表された中古住宅販売
が予想を上回っていただけに、今回の新築住宅販売の結果に驚く投資家が多い。
【通貨オプション】
オプション市場では、下値警戒感が完全に払拭し、レンジ相場となっている事を
受けて主に短期物での売りが優勢し、1週間物変動率は8.625％から8.775％、1ヶ月
物は8.250％から8.350％、3ヶ月物は7.775％から7.675％へそれぞれ低下、6ヶ月物
は7.375％、1年物は7.200％で先週末比変わらずで推移している。
リスクリバーサルでは様子見気配が強く、小動きに留まっている。25デルタ円コー
ル・ドルプット1ヶ月物は+1.450％から+1.400％、3ヶ月物は+1.550％から+1.500％
へそれぞれ縮小するが6ヶ月物は+1.575％で先週末比変わらずとなっている。
【経済指標】
米・2月新築住宅販売件数：84.8万戸、前月比-3.9％（予想99.0万戸、1月88.2万戸
←93.7万戸）
【金融政策】
ハンガリー中銀：政策金利8％に据え置き決定
ルーマニア中銀：政策金利0.5％引き下げ7.5％に決定
【要人発言】
バーナンキFRB議長
「中国による米国債の積み上げは問題でない」
シュタインブリュック独財務相
「ユーロ高は懸念せず」
「米住宅市場危機は、過大評価」
ユンケル・ルクセンブルク首相兼財務相
「ユーロ圏経済は力強い」
「インフレ、原油価格がリスク」
「為替に関してはG7声明に沿る」
アルムニア欧州委員会委員
「ユーロ圏政策金利は成長を妨げず」
「円は経済ファンダメンタルズに沿った動きとなる」
ソルべス・スペイン第2副首相兼経済財政相
「ユーロにとって重要な事はあまり急激に動かない事」
【東京市場終値-ニューヨーク市場終値】
為替市場： （始値） （高値） （安値） （終値）
ドル・円 118.09 118.43 117.64 118.13
ユーロ・ドル 1.3274 1.3347 1.3257 1.3331
ユーロ・円 156.74 157.49 156.63 157.48
ドル・スイス 1.2200 1.2228 1.2116 1.2156
ポンド・ドル 1.9605 1.9722 1.9589 1.9694
株式市場：
NYダウ 12480.37 12486.78 12367.17 12469.07
ナスダック 2451.04 2455.63 2428.00 2455.63
債券市場： （始値） （終値）
米国債 2年物 4.602 4.581
米国債10年物 4.611 4.603
米国債30年物 4.802 4.801
先物市場：
NY金先物 659.8 664.7 659.8 663.9
NY原油先物 62.68 63.30 62.45 62.91
シカゴ日経平均先物 17550 17550 17350 17490
最終更新:2007年3月27日6時30分
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070327-00000002-fis-brf
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