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温暖化の影響で、世界の穀物生産に異常がおこっている。
オーストラリアでは干ばつの被害が大きく、3月の収穫が例年の40%に満たない状況。
そのために飼料穀物の手当てができず、多く肥育に回せないことから1979年に記録を
初めて以来、もっとも多くの羊と牛が「と畜」された月となった。
だが、今後、価格は上昇する。
と畜が進んでいるのは昨今から今年にかけて。
穀物の価格が上がってくるので肥育している余裕がなく、あまり肥育が進んでいない牛がと畜されている。
1個体が大きくなく、肉量が少ない。
また、と畜される牛の多くは子供をとる親牛。
親牛をと畜するので、今後、生まれる子供の数が減り、頭数減になる。
この2つの理由で価格が上昇するわけだ。
この影響で、輸入牛肉の9割を占める豪州産の5月から焼肉材料の量的確保に追われて
例年よりも2か月早い焼肉材料の商談が始まった。
穀物価格も国際的に高騰し、今後のオーストラリアからの出荷も135日間の穀物肥育
を100日に短縮したりし、牛肉価格を抑えた商品の開発でこれからの手当をする対応が
必要だ。
頭数の減少、肥育コストアップで、肥育日数を抑えていない、豪州産を扱う場合は仕入価格が上昇、それが価格に跳ね返ってくる。
現状の価格で仕入れる場合は、従来の肥育日数の牛ではなくなる。
精肉の担当者は、価格重視、質重視のどちらの販売戦略をとるか決める必要があるのだ。
化石燃料が温暖化の要因だということで大豆、トウモロコシといった飼料作物が「エタノール」への世界的に転換され始めており、それが穀物相場の高騰要因にもなっている。
穀物相場もトウモロコシが、1ブッシェル価格が昨年4月の1ドル台から、今年2月には4ドルへと高騰。
こんご、国産の食肉相場の価格に大きな影響を与えていくことになる。
飼料作物の国から農家への支援がなければ、kg当たりの国産牛肉は50円〜70円
豚肉、鶏肉で20円程度の価格高騰が見込まれる。
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一例:西友ネットスーパー
https://nets.the-seiyu.com/SCFWeb/main.jsp;jsessionid=9EA186A977894C1D9EEFD1163D28D536.SCF_003
国産
国産牛 もも肩切り落とし 200g・1パック(100g当たり390円)
商品コード:503167
780円
(税込)
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従って、世界的に食肉生産が減少する可能性があり、焼肉・バーベキュー材料などの
量的確保が難しくなる。
また、相場を押し上げることにもなり、売上・収益確保の大きな問題となる。