★阿修羅♪ > 国家破産49 > 616.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
「為替」 「米株式市場反落でリスク回避続く116.51円、原油続落56.25ドル」訂正/ニューヨーク外国為替市場概況
3月17日6時58分配信 フィスコ
「米株式市場反落でリスク回避続く116.51円、原油続落56.25ドル」ニューヨーク外
為市場概況 2007年3月17日(土曜日)−株式会社フィスコ 平松 京子/片山 善博
[ニューヨーク外国為替市場概況]
*06:52JST 「米株式市場反落でリスク回避続く116.51円、原油続落56.25ドル」訂正
【ロンドン市場概況】
16日のロンドン外為市場では、日本、中国の株式市場が下落したことを受けた円
買いやスイスフラン買い、米国の経済指標発表を控え、米スタグフレーション観測
からのドル売りが優勢になった。ドル・円は117円01銭から116円56銭まで下落、ユ
ーロ・円は155円68銭から155円24銭まで下落、ユーロ・ドルは1.3296ドルから
1.3339ドルまで上昇、ポンド・ドルは1.9401ドルから1.9489ドルまで上昇し、ド
ル・スイスは1.2099フランから1.2037フランまで下落した。
【経済指標】
仏・1月経常収支:-28億ユーロ(12月-27億ユーロ←-29億ユーロ)
【要人発言】
ウェーバー独連銀総裁
「ユーロ圏の物価上昇圧力が高まっており、07年末から08年にかけて2%を大きく上
回る可能性がある」
【ニューヨーク市場寄付】
ドル・円:116円62銭、ユーロ・ドル:1.3331ドル、ユーロ・円:155円42銭、ポン
ド・ドル:1.9485ドル、ドル・スイス:1.2052フラン
【ニューヨーク市場概況】
16日のニューヨーク外為市場では、ドル・円は予想以上に強い米2月CPIが根強い
インフレを示し、加えて米2月鉱工業生産が昨年11月来の伸びを記録した事を受けた
債券利回り上昇に116円56銭から116円99銭まで上昇したが、株式市場の失速を受け
て116円70銭前後に反落して引けた。
ユーロ・ドルは米金利上昇やユーロ・円下落に絡む売り圧力を受けて1.3336ドルか
ら1.3304ドルまで軟化し、1.3315ドル前後で取引を終えた。ユーロ・円は不安定な
株式市場動向を受けたリスク回避のキャリートレード手仕舞いに155円87銭から155
円22銭まで下落。ポンド・ドルは1.9505ドルから1.9399ドルまで下落し、ドル・ス
イスは1.2036フランから1.2085フランまで上昇した。
【FF先物米金利変更織り込み率】
6月利下げ確率:30%←38% / 9月利下げ確率:88%←100%
【原油市場】
原油相場は引けにかけて急反落し、56ドル台に下げた。イランのアフマディネジ
ャド大統領がビザを取得し、来週にもニューヨークの国連本部に訪れて演説を行う
ことを望んでいるとの一部のメディアニュースが市場にサプライズを与え、イラン
核開発問題の改善観測から売りが加速した。朝方は原油輸出国機構(OPEC)が07年
の世界での需要見通しを上方修正(日量平均8550万バレル←8537万バレル)した影
響などから堅調に推移していた。NY原油先物価格は58.25ドルから56.25ドルまで2ド
ル下落し、1ヵ月半ぶりの安値水準57.11ドル(前日比-0.44ドル、-0.7%)で取引を
終えた。なお、今週の原油価格の騰落率は-4.9%となった。
【株式市場概況】
NY株式相場は下落。朝方は前日の相場反発の流れを受けて小幅上昇して始まった
ものの、2月消費者物価指数が予想を上回る0.4%上昇となったことでインフレ警戒
感が高まり、週末を控えた調整売りも強まることで軟調推移となった。セクター別
では、運輸やテクノロジー・ハード機器が上昇した一方、各種金融やエネルギーが
軟調。サブプライム住宅ローンのアクレディテッド・ホーム・レンディング(LEND)
は債権者からの証拠金請求に応じるために融資債権27億ドルを格安な価格で売却し
たと発表したが15.6%高。クレディスイス(CS)から新たに10億ドルの貸付枠を獲得
したことを明らかにしたフリーモント・ジェネラル(FMT)も20%高。一方で破産法
適用の可能性を明らかにしたフィットネスクラブ運営のバリー・トータル・フィッ
トネス(BFT)は62%安となった。ダウ構成銘柄では、銀行業務の免許申請を撤回し
たウォルマート(WMT)が小幅高。結局ダウは49.27ドル安の12110.41、ナスダックは
6.04ポイント安の2372.66で取引を終了した。プライベート・エクイティ・ファンド
大手のブラックストーン・グループが株式公開を検討中であることが本日明らかと
なり投資家の注目を集めている。
【通貨オプション】
オプション市場では、再び下落に転じたドル・円相場を受けて、買い意欲が強ま
り、1週間物変動率は11.025%から11.875%、1ヶ月物は9.100%から9.800%、3ヶ
月物は8.375%から8.675%、6ヶ月物は7.775%から8.075%、1年物は7.400%から
7.600%へそれぞれ上昇している。
リスクリバーサルでは、根強い下値警戒観を受けて円コール買いは堅調で25デルタ
円コール・ドルプット1ヶ月物は+1.700%、3ヶ月物は+1.700%でそれぞれ昨日と同
水準、6ヶ月物は+1.725%から+1.775%へ拡大した。
【経済指標】
米・2月消費者物価指数(CPI):前月比+0.4%(予想+0.3%、1月+0.2%)、前年比
+2.4%(予想+2.3%、1月+2.1%)
米・2月コアCPI:前月比+0.2%(予想+0.2%、1月+0.3%)、前年比+2.7(予想
+2.7%、1月+2.7%)
米・2月鉱工業生産:前月比+1.0%(予想+0.2%、1月-0.3%←-0.5%)
米・2月設備稼働率:82%(予想81.3%、1月81.4%←81.2%)
米・3月ミシガン大学消費者信頼感指数速報:88.8(予想90.0、2月91.3)
【要人発言】
ラトIMF専務理事
「サブプライム住宅ローン返済不履行問題が更なる米景気減速をもたらしたとして
も、他の国の経済拡大とで影響は相殺される」
「米国の経済は大変強く、堅調」
「世界経済は5%小幅下回る拡大」
シュタインブリュック独財務相
「ユーロ圏のインフレ率は第3・四半期に1.5%まで低下した後、2007年末に2%を上
回る可能性」
「世界経済のファンダメンタルズは良好」
「市場は調整を迎えている」
「ユーロには満足」
「ヘッジファンドを監視する機関を明確にする必要」
「07年GDP成長は1.75%を上回る可能性」
「ユーロ圏には大きなインフレの危険性はない」
「金利、エネルギーが困難なリスク」
パラモ欧州中銀専務理事
「インフレは金融現象」
「中銀は時には資産価格への対策をとり得る」
【東京市場終値-ニューヨーク市場終値】
為替市場: (始値) (高値) (安値) (終値)
ドル・円 116.83 117.01 116.51 116.69
ユーロ・ドル 1.3307 1.3340 1.3296 1.3319
ユーロ・円 155.47 155.87 155.22 155.41
ドル・スイス 1.2091 1.2099 1.2032 1.2069
ポンド・ドル 1.9418 1.9505 1.9399 1.9421
株式市場:
NYダウ 12160.16 12190.36 12082.13 12110.41
ナスダック 2380.99 2385.32 2364.36 2372.66
債券市場: (始値) (終値)
米国債 2年物 4.579 4.592
米国債10年物 4.536 4.545
米国債30年物 4.695 4.694
先物市場:
NY金先物 651.8 656.5 651.0 653.9
NY原油先物 57.75 58.25 56.25 57.11
シカゴ日経平均先物 16700 16860 16700 16730
最終更新:2007年3月17日6時58分
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070317-00000002-fis-brf