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研究メモ
■ロスチャイルドについてF 06:36
引き続き『ロスチャイルドの密謀』の第U部より抜粋・要約します。
革命を支援するロスチャイルド家
ナポリのカール・ロスチャイルドはカルボナリズム(炭焼党。19世紀後半、イタリア共和制実現を目指した秘密結社)を支援した。
この炭焼党からイルミナティの最高幹部ジュゼッペ・マッチーニが登場する。
マッチーニは1834年から1872年まで世界革命運動を指導した。
マッチーニと同時期、もう一人のイルミナティの最高幹部とされたアルバート・パイクの活動資金は、ドイツにおけるロスチャイルドの代理人、ゲルゾーン・フォン・ブライヒレーダーによって供給されていた。
ブライヒレーダーはビスマルクの財政顧問でもあり、個人的な財産の管理者でもあった。
ロスチャイルドはブライヒレーダーを通してビスマルクに対オーストリア戦、対フランス戦の軍事費を供給した。
1808年、サバタイ派=フランキストは「改革派ユダヤ教」として売り出すことにした。ロスチャイルドは、この改革派ユダヤ教に資金提供した。ロスチャイルドの支持によって改革派ユダヤ教はヨーロッパから米国に浸透し、20世紀には米国ユダヤ人社会を制圧した。
アンテルマンによれば、米国のユダヤ人専門のフリーメーソン「ブナイ・ブリス」とその下部組織「ADL」を作ったのは改革派ユダヤ教徒だった。
また、人権運動を黒人革命に転化し、女性解放運動を促進したのも、米国の分解を一層激化させようとする彼らだった。
彼らはその入り口をユダヤ教、キリスト教、イスラム教の三つに限定せず、仏教、儒教、ヒンドゥー教にも拡大している。
スプリングマイヤーによれば、エホバの証人(ものみの塔)、モルモン教もロスチャイルドの影響下にある。
ジェイコブ・シフの正体
昭和天皇が「日本民族の大恩人」と称したジェイコブ・シフは、ジョン・ダニエルの『スカーレット・アンド・ビースト』によれば、大東社(グラントリアン、フランス・フリーメーソン)の結社員だった。
初代ロスチャイルドは裕福になると「緑の盾」と呼ばれたフランクフルトの新しい家に引っ越した。その家の半分にはロスチャイルド家が住み、もう半分はシフ家が住んだ。
ユダヤ教ラビ、マービン・S・アンテルマンの『阿片を根絶するために』にイルミナティの陰謀における主要な仕掛け人と、その策謀が開始された年が掲示されている。
氏名 仕掛けた事項 仕掛けた年
レオポルド・ツンツ ユダヤ文化研究協会 1819
ゼカリア・フランケル ユダヤ教保守派運動 1845
アドルフ・イエリネック ウィーン Bet Ha Midrash 1862
アイザック・M・ワイズ アメリカヘブライ連合 1873
セシル・ローズ ローズ秘密結社 1891
ジェイコブ・シフ 不法に盗まれたユダヤ神学校 1897
ウラジミール・レーニン ボルシェビキ 1903
アルフレッド・ミルナー 円卓会議 1910
ソロモン・シェヒター アメリカ・ユダヤ教連合 1913
エドワード・M・ハウス 外交問題評議会 1921
ジェイコブ・シフを通じてロスチャイルドは、ロックフェラー、ハリマン、カーネギーに資金を提供して、これらを巨大財閥に育成した。
トロツキーがロシア共産革命のために数百人の私兵集団を訓練した場所は米国ニュージャージー州のスタンダード石油(ロックフェラー)の所有地だった。
ジェイコブ・シフはボルシェビキ革命に2000万ドルの借款を与え、彼の死後(1921年)、ボルシェビキは六億ルーブルをシフの銀行クーン・ローブ商会に預託した。
ジェイコブ・シフは改革派ユダヤ教ラビの息子であり、改革派ユダヤ教の主導権をアメリカのユダヤ人の中に確立するための重要人物の一人だった。
改革派ユダヤ教と保守派ユダヤ教という、正統派ユダヤ教に背反する運動を展開するうえで、シフ家は重要な役割を果たした。
アンテルマンによれば、シフは改革派ラビのレオポルド・ツンツと密接に結びついていた。
ツンツのいとこがモーゼス・ヘス。
ヘスはカール・マルクスの指導教師であり、ボルシェビキ−メンシェビキ革命の主要な建築家であり、社会主義的世俗的シオニズムの父であり、イルミナティの指導幹部だった。
ミロン・フェイガンの『ザ・イルミナティ』によれば、19世紀後半、大東社は、ジェイコブ・シフを四つの特別な任務を果たすべく米国に派遣した。
1.米国の貨幣制度に対する支配を獲得すること。←FRBの創設によって達成
2.手先として使える人材を見つける。そうした人物を議会、最高裁判所、連邦すべての職に昇進させる。←CFRの設立*1により達成
3.全米的に、とりわけ白人と黒人の間に分裂と衝突と混乱を作り出すべく、少数派運動を組織する。←NAACP(全米有色人種進歩のための協会)の創設により達成
4.米国の宗教を破壊する運動を創設する。←NCC(全米教会評議会)を創設。しかし、死期が近づいていたシフは、キリスト教会の破壊をロックフェラーに任せた。ジョン・D・ロックフェラーはハリー・F・ワルド博士というキリスト教牧師をその任務のために選抜した。
キリスト教徒によるキリスト教の破壊
第二次世界大戦後、キリスト教徒によるキリスト教破壊のための組織は、NCC(全米教会評議会)と改名し、それを母体とするWCC(世界教会評議会)も作られた。このNCCとWCCがキリスト教リベラル化の名の下に、キリスト教の形骸化、キリスト教会内部からの瓦解を推進している。
イルミナティは、米国では、一方ではリベラル派によってキリスト教を解体していくと同時に、他方ではキリスト教のシオニスト・ユダヤ教化を原理主義・福音主義の名の下に強化していった。
ロスチャイルド家と同盟関係にある主要なユダヤ人
オッペンハイム家
オッペンハイマー家
ラザール家
シュテルン家
シュペイヤー家
セリグマン家
アトミー家
ガイゼンハイマー家
ゴールドシュミット家
グッゲハイム家
レーマン家
シュトラウス家
ローブ家
モンテフィオーレ家
ユダヤ教徒によるユダヤ教の破壊
ロスチャイルド家はユダヤ屈指の名家モンテフィオーレ家と19世紀初頭に三重の婚姻関係を持った。
モーゼス・モンテフィオーレ卿は改革派ユダヤ教の強固な反対者だったが、その三代あとのクロード・モンテフィオーレは改革派ユダヤ教のラビとなり、ソロモン・シェクマーを育成して全米連合ユダヤ教教会を設立させた。
改革派ユダヤ教の創設者、大東社のシグムント・ガイゼンハイマーはフランクフルトのロスチャイルド銀行の首席だった。
改革派ユダヤ教が正面から正統派ユダヤ教を攻撃し、成果が得られると、イルミナティは保守派ユダヤ教運動を作り出した。
その創設者ゼカリア・フランケルはサバタイ派=フランキストであり、フランケルが育てたアドルフ・イエリレックはマルクスを支持した共産主義者だった。
フランケルからイエリレックに継承された保守派ユダヤ教は、ソロモン・シェクマーによって米国に持ち込まれた。
アンテルマンによれば、ブナイ・ブリスをヘブライ文字に書き直すと、Ba Be Tai Ne Riとなり、それは「サバタイは私の光である」と解読されるらしい。
ウォーバーグの正体
ウォーバーグ家は、ロスチャイルド家、シフ家と同じフランクフルトのユダヤ人居住区に住み、両家と密接に協力しあってきた。
ウォーバーグ家は、初期ヴェネチアの銀行家、アブラハム・デル・バンコの子孫。
マックス、ポールの兄弟、従兄弟のフェリックス・ウォーバーグは、ジェイコブ・シフと同じ改革派ユダヤ教徒であり、大東社の結社員だった。
ウォーバーグ家がロスチャイルド家の代理人として関わった重大事業は次の三つであった。
1.FRBの設立←ポール
2.ヒットラー・ナチスドイツ政権の育成←マックス
3.ボルシェビキ共産ロシア革命政権の育成←フェリックスとポール
アメリカとロスチャイルド
マイアー・アムシェルは、代理人のハイム・ソロモンに300万ドルの資金を預けて、それをアメリカ独立戦争のための軍資金として提供した。
南北戦争の時は、北軍には代理人のオーガスト・ベルモントによって、南軍には代理人エルランガー兄弟によって資金提供をしていた。
南北戦争が終結した五日後、リンカーン大統領は、南軍の国務長官でブナイ・ブリスの指導的立場にいたユダ・P・ベンジャミンの指揮の下、フリーメーソン第33階級のユダヤ人、ジョン・W・ブースによって暗殺された。
ベンジャミンは英国に逃亡したが、米国政府は身柄の引渡しを要求。しかし、当時の英国フリーメーソン最高幹部であったパーマストン首相は要求を拒否した。(※詳細は『ユダヤの告白』をご参照ください。)
1860年代、パーマストン卿とビスマルク、マッチーニとアルバート・パイクの四人が、New World Orderを実現しようとした秘密結社「ニューアンド・パラディン・ライト」の最高指導者だった。
このパーマストン卿がエンゲルスやマルクスを革命家として育成した。
北軍の調査によれば、リンカーン暗殺の主犯格はトーマス・W・ハウスであった。このハウスの甥が20世紀前半、半世紀に渡ってロスチャイルドの代理人として米国政治を動かしたハウス大佐ことエドワード・マンデル・ハウスだった。
アメリカにおける最も早い時期の重要なロスチャイルド代理人は、ジョージ・ピーボディである。
ピーボディが引退するとJ・モルガンが引継ぎ、その息子のJ・P・モルガンがアメリカの代理店となった。
しかし、アメリカではモルガンとロスチャイルドの関係が隠蔽されているので、モルガンは純粋なアメリカ企業と思われている。
(※詳細は『ロンドンコネクション』をご参照ください。)
ロスチャイルド家はイングランド銀行を支配し、イングランド銀行を通じて「シティ」を支配し、「シティ」を通して「ウォール街」とFRBを支配し、FRBを通して米国の通貨を支配した。
そして、ロスチャイルドとイルミナティはFRBとウォール街を通して20世紀の100年間に次の八つの大事件を創出した。
1.第一次世界大戦
2.ロシアのボルシェビキ革命
3.世界大恐慌
4.ナチスドイツ政権の出現
5.第二次世界大戦
6.イスラエルの建国
7.米ソ冷戦
8.シオニズムとイスラム世界の全面衝突による第三次世界大戦の準備
世界の富が集中する謎の国スイス
マイアー・アムシェルは、ナポレオン戦争期、ヨーロッパの王室所有の黄金を安全地帯に避難させる仕事の手数料を取ることによって銀行業務を開始した。
マイアーは、安全地帯に移送する黄金の一定比率を受け取っていたが、戦争が長引くにつれ、国王たちの富は減少し、彼は国王たちより多くの黄金を所有するようになった。
また、ナポレオンとの戦いを継続するために、王たちはロスチャイルドから金を借りた。
国王たちはロスチャイルドに紙幣を発行する権利を与えた。
王たちはロスチャイルドから巨額の紙幣を借りた。
そして、ロスチャイルドに返済するために、自分たちの人民に重税を課さなければならなかった。
1815年6月、ワーテルローの戦いでナポレオンが敗れる直前、ロンドンのネイサンの銀行の資産は300万ドルだったが、五年後の資産は20億ドル以上だった。
この増加した部分は、例のネイサンの芝居でロンドン株式市場が大暴落した時に生まれたものとされる。
1815年11月、パリにおいてスイスの国境がフランス、オーストリア、英国、ポルトガル、プロシア、スウェーデン、ロシアによって保障されてから、スイスの中立は保全されている。
第二次世界大戦中、米英ソ連陣営と日独伊枢軸陣営は、このスイスで合法的に接触し、交渉していた。
スイスには世界中の大富豪の資産を極秘のうちに保管する金融機関が集中している。
現在、推定7兆ドルとされるロスチャイルドの資産も、このスイスに秘密裏にしっかりと保全されている。
*1:CFRの創設会議には、グランドロッジ・メーソン第33階級のハウス大佐、スコットランド・メーソン第33階級のクリスチャン・ハーター、グラントリアン・メーソンのポール・ウォーバーグとジェイコブ・シフ、スコットランド・メーソンのアヴェレル・ハリマン、スコットランド・メーソン第33階級のバーナード・バルーク。その他、「優れたエリートが無知な大衆を正しい方向に誘導してあげるためには適切な世論操作が必要だ」という信念を持っていたプロパガンダの専門家ウォルター・リップマン、ダレス兄弟、J・P・モルガン、ジョン・D・ロックフェラーなどが参加した。
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