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「為替」 米雇用統計、貿易赤字縮小受けた利下げ観測後退にドル続伸118.34円/ニューヨーク外国為替市場概況
3月10日7時40分配信 フィスコ
「米雇用統計、貿易赤字縮小受けた利下げ観測後退にドル続伸118.34円」ニューヨ
ーク外為市場概況 2007年3月10日(土曜日)−株式会社フィスコ 平松 京子/片
山 善博
[ニューヨーク外国為替市場概況]
*07:38JST 「米雇用統計、貿易赤字縮小受けた利下げ観測後退にドル続伸118.34円」
【ロンドン市場概況】
9日のロンドン外為市場では、ドル・円、ユーロ・円で短期筋からショートカバー
の買いが強まり、ドル・円は117円40銭から117円68銭まで上昇し、ユーロ・円は154
円24銭から154円67銭まで上昇した。買い一巡後は戻り売りに押されドル・円は117
円20銭まで、ユーロ・円は154円16銭まで下落した。欧州通貨では、ユーロ・ドルは
1.3140ドルから1.3156ドルで小動き、ポンド・ドルは英鉱工業・製造業生産の下振
れを受けて1.9298ドルから1.9268ドルまで下落後1.9317ドルまで上昇、ドル・スイ
スは1.2262フランから1.2284フランで取引された。
【経済指標】
独・1月貿易収支:+157億ユーロ(予想+150億ユーロ、12月+148億ユーロ)
仏・1月鉱工業生産:前月比-0.3%(予想+0.1%、12月+1.1%)
仏・1月貿易収支:-27.6億ユーロ(予想-26億ユーロ、12月-25.8億ユーロ)
英・1月鉱工業生産:前月比+0.1%(予想+0.2%、12月-0.1%)
英・1月製造業生産:前月比-0.2%(予想+0.2%、12月+0.2%)
【要人発言】
ウェーバー独連銀総裁
「ECB、経済データ次第でいつでも行動する用意ある」
「ユーロ圏経済成長はより堅調で広範囲にも」
「政策金利は引き続き経済成長を後押し」
「最近の株式相場下落は調整だった」
【ニューヨーク市場寄付】
ドル・円:117円41銭、ユーロ・ドル:1.3156ドル、ユーロ・円:154円47銭、ポン
ド・ドル:1.9322ドル、ドル・スイス:1.2270フラン
【ニューヨーク市場概況】
9日のニューヨーク外為市場では、ドル・円は堅調な米雇用統計や貿易赤字の縮
小、平均時間給の上昇を受けた賃金インフレ懸念を受けて米利下げ観測が後退し、
債券利回り上昇に伴うドル買いに117円22銭から118円38銭まで上昇し、ほぼ高値118
円30銭前後で引けた。
ユーロ・ドルは欧米金利差の拡大を受けて1.3159ドルから1.3086ドルまで下落し、
1.3115ドル前後で引けた。ユーロ・円はファンド筋の円キャリートレード絡みの買
いに154円24銭から155円18銭まで上昇。ポンド・ドルは1.9342ドルから1.9286ドル
まで下落し、ドル・スイスは1.2262フランから1.2356フランまで上昇した。
【FF先物米金利変更織り込み率】
6月利下げ確率:32%←64% / 9月利下げ確率:82%←100%
【原油市場】
原油相場は2%超の下落。昨日、年初来高値手前での上値の重さが確認された影響か
ら売り先行スタートとなった後、「厳寒の続いていた米北東部の気温が来週から平
年を上回る水準に上昇する」との気象予報を受け、暖房油の需要が減少するとの見
方から一段と売りが強まることで終始軟調に推移した。NY原油先物価格は60ドルま
で2ドル近く下落し、ほぼ安値60.05ドル(前日比-1.59ドル、-2.6%)で取引を終え
た。なお、今週の原油価格の騰落率は-2.6%となった。
【株式市場概況】
NY株式相場はまちまち。朝方発表された2月雇用統計で失業率が0.1%低下し、早期
の利下げ期待が一歩後退したとして上値の重い展開となった。セクター別では不動
産や食品・飲料・タバコが上昇する一方で自動車・自動車部品やソフトウェア・サ
ービスが軟調。減益となったものの予想を上回る決算を発表したナショナル・セミ
コンダクター(NSM)が上昇。一方でヤフー(YHOO)はAT&T(T)がインターネット・ブ
ロードバンド事業の提携見直しを検討しているとの報道で下落。また破綻の可能性
が指摘されているサブプライム住宅ローンのニュー・センチュリー・フィナンシャ
ルは17%の続落となった。ダウ構成銘柄では、アルコア(AA)が2%高となり指数を
牽引した。結局ダウは15.62ドル高の12276.32、ナスダックは0.18ポイント安の
2387.55で取引を終了した。バイズFRB理事は現在のサブプライム住宅ローンの不良
債権問題は序章に過ぎないとの見解を示し、一段と警戒感が高まっている。
【通貨オプション】
オプション市場では、米雇用統計の発表直後、1ヶ月物、3ヶ月物などの短期物の
売りが活発化した。1週間物変動率は11.625%から9.275%、1ヶ月物は8.950%から
8.150%、3ヶ月物は8.025%から7.625%、6ヶ月物は7.625%から7.225%、1年物は
7.350%から7.100%へそれぞれ低下した。
リスクリバーサルでは、下値ヘッジ目的の円コール買い意欲は根強く、25デルタ円
コール・ドルプット1ヶ月物は+1.450%から+1.500%へ小幅拡大、3ヶ月物は
+1.650%から+1.600%、6ヶ月物は+1.675%から+1.625%へそれぞれ小幅縮小するも
のの高水準を維持している。
【経済指標】
米・2月非農業部門雇用者数:前月比+9.7万人(予想+10万人、1月+14.6万人←+11.1
万人)
米・2月失業率:4.5%(予想4.6%、1月4.6%)
米・2月平均時間給:前月比+0.4%(予想+0.1%、1月+0.2%)、前年比+4.1%(予
想+3.9%、1月4.1%←4.0%)
米・1月貿易収支:-591億ドル(予想-597億ドル、12月-615億ドル←-611.8億ドル)
対中国:212.7億ドル(前月比+11.9%)、対日本:64.9億ドル(同-12.8%)
対カナダ:68.7億ドル(同比+23.3%)、対中南米:22.1億ドル(同比+1.2%)
対メキシコ:45.8億ドル(同比-8.5%)、対EU全体:65.0億ドル(同比-27.9%)
対ドイツ:33.4億ドル(同比-20.2%)、対OPEC:93.1億ドル(同+18.6%)
米・1月卸売在庫:前月比+0.7%(予想+0.0%、12月-0.5%)
加・2月雇用者数:前月比+14200人(予想+3000人、1月+88900人)
加・2月失業率:6.1%(予想6.2%、1月6.2%)
加・1月貿易収支:+63億カナダドル(予想+49億カナダドル、12月+50億カナダド
ル)
【要人発言】
ラッカー米リッチモンド地区連銀総裁(投票権無)
「価格予想は高水準で抑制される可能性がある」
コーン米FRB副議長
「政策金利決定においてインフレ予想は決定的」
「低水準、安定したインフレが期待を抑制」
バイズ米FRB理事
「米経済は強く、雇用の拡大も強い」
「強い雇用市場が個人消費の基盤」
「サブプライム住宅ローン市場の最悪期はおそらくまだ来ておらず、強い雇用市場
にもかかわらず、もう一段の株式市場の下落を導く可能性がある」
「連銀はサブプライム住宅ローン市場を綿密に監視していく」
【東京市場終値-ニューヨーク市場終値】
為替市場: (始値) (高値) (安値) (終値)
ドル・円 117.37 118.38 117.18 118.31
ユーロ・ドル 1.3145 1.3160 1.3087 1.3116
ユーロ・円 154.29 155.18 154.15 155.17
ドル・スイス 1.2282 1.2357 1.2257 1.2346
ポンド・ドル 1.9293 1.9342 1.9269 1.9321
株式市場:
NYダウ 12262.06 12330.88 12228.50 12276.32
ナスダック 2404.66 2404.80 2375.57 2387.55
債券市場: (始値) (終値)
米国債 2年物 4.556 4.669
米国債10年物 4.512 4.589
米国債30年物 4.654 4.722
先物市場:
NY金先物 655.0 659.8 650.0 652.0
NY原油先物 61.55 61.72 60.00 60.05
シカゴ日経平均先物 17215 17275 17160 17200
最終更新:2007年3月10日7時40分
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070310-00000001-fis-brf