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「為替」 世界株式市場回復好感しドル・円強含み116.21円⇒116.74円／ニューヨーク外国為替市場概況
3月7日7時35分配信 フィスコ
「世界株式市場回復好感しドル・円強含み116.21円⇒116.74円」ニューヨーク外為
市場概況 2007年3月7日（水曜日）−株式会社フィスコ 平松 京子／片山 善博
[ニューヨーク外国為替市場概況]
*07:32JST 「世界株式市場回復好感しドル・円強含み116.21円⇒116.74円」
【ロンドン市場概況】
6日のロンドン外為市場では、日本や中国の株価反発を受けた円売りが続き、ド
ル・円は116円29銭から116円68銭まで上昇した。ユーロ・円は、152円66銭から先ず
152円97銭に上昇、ユーロ圏の1月小売売上高の下振れで一旦152円55銭まで下落後、
152円99銭まで上昇が進んだ。ユーロ・ドルは1.3132ドルまで上昇後1.3105ドルまで
下落、ポンド・ドルは1.9299ドルまで上昇後1.9256ドルに下落、ドル・スイスは
1.2195フランから1.2236フランまで上昇した。
【経済指標】
ユーロ圏・1月小売売上高：前月比-1.0％（予想-0.4％、12月+0.3％）
ユーロ圏・10-12月期GDP改定値：前期比+0.9％（予想+0.9％、速報+0.9％、前期
+0.6％←+0.5％）、前年比+3.3％（前期+2.7％)
【要人発言】
ポールソン米財務長官（NHKインタビュー)
「競争力ある、開かれた金融市場で円は取り引きされている」
「中国の経済実態は良好だ」
「上海を訪れた際には、金融市場を一段と開かれたものにすることの重要性を訴え
たい」
欧州委員会
「第2四半期のユーロ圏経済成長率見通しを引き上げ」
「第2四半期見通しを前期比0.5-0.9％へ（前月時点0.4-0.9％)」
「第1四半期0.4-0.8％、第3四半期0.3-0.9％は前月発表と変わらず」
【ニューヨーク市場寄付】
ドル・円：116円53銭、ユーロ・ドル：1.3104ドル、ユーロ・円：152円68銭、ポン
ド・ドル：1.9278ドル、ドル・スイス：1.2243フラン
【ニューヨーク市場概況】
6日のニューヨーク外為市場では、ドル・円は世界株式市場の回復を好感し、リス
ク回避の動きが後退した影響から116円21銭から116円74銭まで上昇し、高値圏116円
65銭前後で引けた。
ユーロ・ドルは大幅上方修正された米10-12月期単位労働コスト改定値を受けた根強
い賃金インフレ懸念に伴うドル買いに一旦1.3088ドルまで下落したが、00年7月来の
落ち込みとなった米1月製造業新規受注を受けた米金利低下やユーロ・円絡みの買い
に1.3128ドルまで反発し、ほぼ高値で引けた。ユーロ・円はリスク後退に伴う円キ
ャリートレードの再燃で152円13銭から153円20銭まで上昇。ポンド・ドルは1.9230
ドルから1.9323ドルまで上昇し、ドル・スイスは1.2222フランへ下落後1.2255フラ
ンまで反発した。
【FF先物米金利変更織り込み率】
6月利下げ確率：66％←74％ / 9月利下げ確率：100％←80％（4.75％までの確率
67％←69％）
【原油市場】
原油相場は反発。本日のニューヨークの日中気温がマイナス5-10度で推移するな
ど米北東部で再び寒波が猛威を振るうことで燃料需要が高まったことや、米エネル
ギー省が07年の原油価格見通しを62.23ドルに前回から4.6％も引き上げたことが買
い材料となった。60ドル処での底堅さが確認された一方、株式市場の反発によりリ
スク回避の動きが落ち着き、上値が軽くなったことから先高観が強まっている。NY
原油先物価格は朝方59.95ドルまで下げた後に反発し、60.69ドル（前日比+0.62ド
ル、+1.0％）で取引を終えた。
【株式市場概況】
NY株式相場は上昇。海外株式市場が反発に転じたことで買戻しの動きが優勢とな
り、終日堅調な展開となった。セクター別でも全面高となっており、特に不動産や
各種金融の上昇が目立った。自社株買いを拡大することを発表したCBS（CBS)が上
昇。グーグル（GOOG)はシュミットCEOがアップル（AAPL)と数多くの新サービス・商
品の準備を進めていることを明らかにして両社とも買われた。ニュー・センチュリ
ー・フィナンシャル（NEW)に代わってS&P小型株指数に採用が決まったレストランの
ルース・クリス（RUTH)も上昇。ダウ構成銘柄では、ドイツ証券の投資判断引き上げ
を受けてアルトリア（MO)が上昇。結局ダウは157.18ドル高の12207.59、ナスダック
は44.46ポイント高の2385.14で取引を終了した。ダウの1日当たりの上昇幅としては
2006年6月以来となり、早くも底打ちを指摘する声が出てきている。
【通貨オプション】
オプション市場では、リスク後退に伴い変動率が低下しており、1週間物は
11.475％から10.925％、１ヶ月物は9.750％から8.950％、3ヶ月物は8.475％から
8.075％、6ヶ月物は8.175％から7.725％、1年物は7.850％から7.550％へそれぞれ低
下した。リスクリバーサルで円コールは、本日のドル・円反発を受けて、昨日の04
年3/1来の高水準から、縮小している。25デルタ円コール・ドルプット1ヶ月物は
+1.900％から+1.700％、3ヶ月物は+1.900％から+1.750％、6ヶ月物は+1.875％から
+1.825％へそれぞれ縮小した。
【経済指標】
米・10-12月期非農業部門労働生産性改定値：前期比+1.6％（予想+1.6％、速報
+3.0％）
米・10-12月期単位労働コスト改定値：前期比+6.6％（予想+3.2％、速報+1.7％）
米・1月製造業受注指数：前月比-5.6％（予想-4.3％、12月+2.6％←+2.4％）
米・1月中古住宅販売保留：前月比-4.1％（予想-1.2％、12月+4.5％←+4.9％）
加・1月住宅建設許可件数：前月比+11.3％（予想+1.4％、12月-9.0％←-7.8％）
【金融政策】
カナダ中央銀行：政策金利4.25％で据え置き
【要人発言】
グリーンスパン前FRB議長
「米景気後退の可能性は33％」
バーナンキ米FRB議長
「ファニーメイとフレディマックの資産は住宅金利を下げず」
「ファニーメイとフレディマックの資産構成はリスク要因」
「議会はファニーメイとフレディマックの資産抑制」
「ファニーメイの資産は低所得層の住宅購入を支援する」
プロッサー米フィラデルフィア連銀総裁（投票権無）
「連銀のインフレ抑制姿勢の不透明感は負担を伴う」
「インフレ期待は一段と抑制」
「明確な目標は連銀の不透明感を解消」
「グローバル化は連銀の金融政策に影響は少ない」
ブルトン仏経済財務産業相
「ECBの利上げに脅威はない」
カナダ中銀
「インフレリスクはバランス」
「カナダ経済は1/18の見通しに沿っている」
「経済は07年、08年容量に近い」
「07年前半の総CPIは1％を若干上回る予想」
「インフレ見通しは変わらず」
「インフレは08年初め2％の目標水準に戻る」
「コアインフレは08年を通し2％前後を維持するべき」
「最近の金融市場の変動は見通しに影響せず」
「カナダ中銀は全員一致で据え置き決定」
「4.25％の政策金利はインフレ目標に沿う」
【東京市場終値-ニューヨーク市場終値】
為替市場： （始値） （高値） （安値） （終値）
ドル・円 116.39 116.74 116.21 116.58
ユーロ・ドル 1.3123 1.3132 1.3088 1.3127
ユーロ・円 152.74 153.20 152.13 153.04
ドル・スイス 1.2210 1.2255 1.2195 1.2234
ポンド・ドル 1.9285 1.9323 1.9230 1.9315
株式市場：
NYダウ 12051.17 12224.41 12050.61 12207.59
ナスダック 2364.78 2390.14 2361.27 2385.14
債券市場： （始値） （終値）
米国債 2年物 4.533 4.578
米国債10年物 4.505 4.528
米国債30年物 4.644 4.659
先物市場：
NY金先物 645.3 648.8 642.0 646.2
NY原油先物 60.65 60.80 59.95 60.69
シカゴ日経平均先物 16785 16945 16780 16925
最終更新:2007年3月7日7時35分
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070307-00000002-fis-brf
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