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NY外為:円が対ドルで3カ月ぶり高値、キャリー取引解消進む(2) (ブルームバーグ)
2007年3月6日(火)06時43分
3月5日(ブルームバーグ):ニューヨーク外国為替市場では円がドルに対して上昇、ほぼ3カ月ぶりの高値をつけた。世界的に株安が進むなか、投資家は低金利の円で資金を調達し、高金利通貨で運用する「キャリー取引」を解消する動きが強まった。
円はこれで3営業日続伸。対英ポンドでは2006年10月以来の高値、ユーロに対しても昨年11月以来の高値に上昇した。
CIBCグローバル・アセット・マネジメントの通貨運用担当バイスプレジデント、マックス・テシエ氏(モントリオール在勤)は、「投資家はリスクを縮小させている。キャリートレードは投資家の見方に逆らっている」と語った。
ニューヨーク時間午後4時5分現在、円はドルに対して0.9%上昇し、 115円77銭。一時は12月8日以来の高値となる115円15銭をつけた。前週末は116円80銭だった。
対ユーロでの円は1.7%上昇して151円59銭、一時は11月24日以来の高値となる150円88銭を記録した。前週末は154円10銭だった。2月 23日には円はユーロに対して最安値の159円65銭をつけている。円はまた、英ポンドに対して2%上昇し、豪ドルとニュージーランド・ドルに対してはそれぞれ2.4%と2.7%上昇した。
この日のドルは、ダウ工業株30種平均が一時前週末比で反発したほか、米10年債が値上がり分を帳消しされたことを受け、対円で一部値を戻した。
対ドルでの円は先週、週間ベースで2005年12月以来最大の値上がりをつけた。
日本の低金利
日本の政策金利は0.5%と、先進国中で最も低い。一方、米英は5.25%、ユーロ圏は3.5%、ニュージーランドでは7.5%だ。日本に次いで先進国のなかで政策金利が低いのはスイスの2%。
円とともにキャリートレードの資金調達通貨として使用されているスイス・フランも対英ポンドのほか、対ニュージーランド・ドルや豪ドルで値を上げた。
同社のシニア通貨ストラテジスト、ララ・レーム氏(ニューヨーク在勤)は、「さらに若干の混乱が生じる可能性がある。今が調整局面にあるのは間違いない。投資家はこれまで行ってきたリスクある投資の一部を解消している段階だ」と語る。
インプライドボラティリティ
1カ月物ドル・円オプションのインプライドボラティリティ(IV、予想変動率)は9.85%(前週末は8.48%)に上昇。これは昨年6月1日以来最高。IVの上昇は為替レートの変動リスクの拡大を指すことから、キャリートレードがさらに解消される可能性がある。対ユーロおよびポンドでの円のIVも上昇した。
RBSグリニッチ・キャピタル・マーケッツの国際通貨戦略責任者、アラン・ラスキン氏は、「投資家の信頼が回復し、キャリートレードを再開するまでには時間がかかるだろう」と話す。
ユーロ相場
午前中に米供給管理協会(ISM)が発表した2月の非製造業景況指数が前月比で低下したことから、ドルは対ユーロでの上昇分を一部削られた。ISMによると2月の同指数は54.3と、前月の59.0から低下。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト予想中央値(57.1)も下回った。同景況指数で50は景気の拡大と縮小の境目を示す。
投資家の間では欧州中央銀行(ECB)が世界的な株安を受けて、利上げを急がない姿勢を示唆するとの観測が広がり、ユーロは対ドルで下げた。
対ドルでのユーロは、1.3093ドルと、前週末の1.3192ドルから下落した。
ECBは今月8日に定例政策委員会を開くが、ブルームバーグ・ニュースがエコノミストを対象にまとめた調査では、同会合で政策金利を25ベーシスポイント(bp、1bp=0.01ポイント)引き上げて、3.75%に設定すると予想されている。
原題:Yen Advances to Three-Month High as Investors Exit Carry Trade (抜粋) {NXTW NSN JEG7ZI07NBB5 翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先:ニューヨーク 楽山 麻理子 Mariko Rakuyama Editor:Yamahiro 記事に関する記者への問い合わせ先: Min Zeng in New York at ; Annie Pinkert in New York at . http://money.www.infoseek.co.jp/MnJbn/jbntext/?id=06bloomberg21awc9QUuX63TU&qt=
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