★阿修羅♪ > 国家破産49 > 421.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
東証大引け・世界株安や米景気懸念で3日続落――新日鉄は反発
1日の東京株式市場で日経平均株価は3日続落。終値は前日比150円61銭(0.86%)安の1万7453円51銭だった。3日続落は2006年11月15日―20日(4日続落)以来。2月27日の上海株式相場の急落に端を発した世界的な株安連鎖への警戒感が依然としてくすぶっている。米景気減速懸念も重しになり、終日安い水準で推移した。前日に515円安と急落した直後だが積極的な買いは目立たず、後場寄り後に一時、下げ幅を300円超に拡大した。ただ、大引けにかけては押し目買いや売り方の買い戻しが下支えし、やや下げ渋って終えた。東証株価指数(TOPIX)も3日続落。
前日の米株式相場は反発したものの、上値が重かったこともあって特に材料視されず、朝方から幅広い銘柄に売りが先行した。前引けにかけては中国株の反落が下げに拍車をかける場面があり、世界同時株安への懸念はまだぬぐえていない格好。ヘッジファンドなど投機資金の収縮はしばらく続くとの見方は多く、先高観の修正を迫られた投資家による見切り売りが優勢だった。
個人投資家などの関心が高いソフトバンクが一部報道を嫌気して後場に入り急落し、投資家心理を一段と悪化させる場面があった。半面、業績上方修正を手掛かりに新日鉄が反発するなど、一部の銘柄には買い意欲の強さも目立った。
東証1部の売買代金は概算で3兆9983億円と連日の高水準。売買高は同31億8024万株。東証1部の値下がり銘柄数は1037、値上がり銘柄数は579、変わらずは117だった。
個別銘柄ではソフトバンク、トヨタが売買を伴って下落。住金、三菱UFJ、野村、みずほFG、JFE、ホンダ、キヤノン、日産自、菱地所、武田、NTTドコモ、石川島、住友不が売られ、ネットマークが急落。半面、新日鉄、日興コーデ、三井物が買われ、三洋電、みずほイン証、中外薬が高い。三菱商、ソニー、住友鉱、神戸鋼は横ばい。
東証2部株価指数は3日続落。プリヴェ投資、アライドHD、ソディック、永大産業、ニチモ、カーチスが売られた。半面、アサックス、中外鉱、日伸銅、STECHが買われた。〔NQN〕(15:25)
http://www.nikkei.co.jp/news/market/20070301m1ds0iss1601.html