★阿修羅♪ > 国家破産49 > 329.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
「為替」 円キャリートレード加速でユーロ導入来最高値159.62円/121.64円/ニューヨーク外国為替市場概況
2月23日7時29分配信 フィスコ
「円キャリートレード加速でユーロ導入来最高値159.62円/121.64円」ニューヨーク
外為市場概況 2007年2月23日(金曜日)−株式会社フィスコ 平松 京子/片山 善
博
[ニューヨーク外国為替市場概況]
*07:27JST 「円キャリートレード加速でユーロ導入来最高値159.62円/121.64円」
【ロンドン市場概況】
22日のロンドン外為市場では、ドル・円は、藤井財務次官発言で121円25銭から
121円06銭まで下落後、日本の金利は低水準で推移するとの観測からの円売りが継続
され、121円39銭まで上昇した。ユーロ・ドルは、ポジション調整とみられるユーロ
売りが続き、1.3106ドルから1.3081ドルまで下落したが、ユーロ圏の12月鉱工業受
注の大幅増加を受けて下げ止まった。ユーロ・円は158円76銭から158円56銭まで下
落後158円90銭まで上昇した。ポンド・ドルは1.9463ドルから1.9519ドルで、ドル・
スイスは1.2415フランから1.2437フランで取引された。
【経済指標】
独・10-12月期GDP確定値:前期比+0.9%(予想+0.9%、前期+0.8%)
ユーロ圏・12月鉱工業受注:前月比+2.8%(予想+0.2%、11月+1.4%)
【要人発言】
ライス米国務長官
「核問題でイランに圧力をかけるため各国が安保理を利用へ」
藤井財務次官
「為替はファンダメンタルズを反映すべき」
「過度な変動・無秩序な動きは好ましくない」
「日銀が市場安定を確保する適切な政策運営することを期待」
「金利動向には十分注視していく」
【ニューヨーク市場寄付】
ドル・円:121円28銭、ユーロ・ドル:1.3109ドル、ユーロ・円:158円61銭、ポン
ド・ドル:1.9509ドル、ドル・スイス:1.2428フラン
【ニューヨーク市場概況】
22日のニューヨーク外為市場では、ドル・円は福井日銀総裁のハト派発言に伴う
日本の政策金利の低水準継続観測を受けた円キャリートレード絡みの買いに121円23
銭から121円64銭まで上昇し、ほぼ高値で引けた。
ユーロ・ドルは「イランがウラン濃縮活動停止を拒否」とのニュースや、後に否定
されたが「米国がテロリスト警戒水準を引き上げる」との噂を受けて1.3097ドルか
ら1.3144ドルまで上昇し、高値圏1.3125ドル前後で引けた。ユーロ・円はモデルフ
ァンド筋の買いに158円90銭から159円62銭まで上昇し、連日でユーロ導入以来の最
高値を更新した。ポンド・ドルは1.9492ドルから1.9601ドルまで上昇し、ドル・ス
イスは1.2428フランから1.2372フランまで下落した。
【FF先物米金利変更織り込み率】
6月利下げ確率:10%←12% / 9月利下げ確率:22%←30%
【原油市場】
原油相場は続伸し、1ヶ月半ぶりに61ドル台にのせた。米北東部の厳しい寒さが継
続することで注目された在庫統計では、留出油(暖房油含む)在庫が500万バレル以
上取り崩されて昨年6月以来の水準に減少。一方で原油在庫が製油所の定期点検およ
び改修などの影響から予想以上に積み上がったものの、留出油の大幅な在庫取り崩
しに市場がより反応したことで買い優勢の展開が続いた。NY原油先物価格は06年12
月26日以来の高値61.25ドルまで上昇し、高値圏60.95ドル(前日比+0.88ドル、
+1.4%)で取引を終えた。
【株式市場概況】
NY株式相場は高安まちまち。朝方は小幅高で始まったものの、イランがウラン濃縮
活動を継続しているとの報告を嫌気して緩やかに下落する展開となった。また上昇
傾向にある原油価格が61ドル台まで続伸したことも売り材料となった。セクター別
では、半導体・同製造装置やエネルギーが上昇した一方、自動車・同部品や商業サ
ービスが軟調。好決算を発表したアナログ・デバイシズ(ADI)やモルガンスタンレー
が投資判断を引き上げたナショナル・セミコンダクター(NSM)が上昇。「iPhone」の
商標の双方使用で和解に達したアップル(AAPL)とシスコ(CSCO)はともに小幅高。ま
たオーガニック食料品店のホールフーズ(WFMI)は同業のワイルド・オーツ(OATS)の
買収を発表して両社とも上昇した。一方で減益となる決算を発表した住宅メーカー
のトールブラザーズ(TOL)が下落。また小売りのJCペニーも予想を下回る決算を発表
して下落した。ダウ構成銘柄では、メルク(MRK)やアルコア(AA)が1%を越す下落。結
局ダウは52.39ドル安の12686.02、ナスダックは6.52ポイント高の2524.94で取引を
終了した。ムーディーズがサブプライム(信用力の低い)住宅ローン各社の格付け
を引き下げたことで、一段と住宅ローンの不良債権問題に対する懸念が高まってい
る。
【通貨オプション】
オプション市場では、119円-122円のレンジ相場観測の強まりに買い持ち手仕舞う
売りが更に加速し、1週間物変動率は7.200%から6.725%、1ヶ月物は6.900%から
6.625%、3ヶ月物は6.775%から6.625%、6ヶ月物は6.975%から6.625%へそれぞれ
低下した。今週に入って活発であった超長期物の売りにより1年物は6.75%から
6.70%と過去最低水準にまで低下した。
リスクリバーサルでは、調整が続いており、25デルタ円コール・ドルプット1ヶ月物
は+0.65%から+0.75%へ拡大、3ヶ月物は+0.95%から+0.85%、6ヶ月物は+1.075%
から+0.975%へそれぞれ縮小した。
【経済指標】
米・先週分新規失業保険申請件数:33.2万件、前週比-2.7万件(予想32.5万件、前
回35.9万件←35.7万件)
米・週次在庫統計(2/16時点)
原油在庫:前週比+369万バレル(予想+105万バレル、前回-59万バレル)
留出油在庫:同比-504万バレル(予想-288万バレル、前回-302万バレル)
製油所稼働率:85.2%(予想86.8%、前回86.6%)
【要人発言】
原子力機関(IAEA)報告書
「イランのウラン濃縮継続を確認」
モハマド・サエディイラン原子力庁副長官
「ウラン濃縮停止は受け入れられない」
ポールソン米財務長官
「ヘッジファンドの動向を注視する」
デップラーIMF欧州担当局長
「円為替レートは政策変更を正当化しない」
「日本が円為替レートを理由に政策変更するとは思えず」
「日本のデフレは引き続き懸念」
「現在のユーロ相場は経済問題とならず」
「ユーロは長期的にみて平均水準」
【東京市場終値-ニューヨーク市場終値】
為替市場: (始値) (高値) (安値) (終値)
ドル・円 121.24 121.64 121.06 121.59
ユーロ・ドル 1.3091 1.3144 1.3081 1.3125
ユーロ・円 158.72 159.62 158.56 159.58
ドル・スイス 1.2433 1.2437 1.2374 1.2384
ポンド・ドル 1.9475 1.9601 1.9462 1.9564
株式市場:
NYダウ 12735.77 12763.73 12650.61 12686.02
ナスダック 2524.04 2531.42 2509.06 2524.94
債券市場: (始値) (終値)
米国債30年物 4.790 4.830
米国債10年物 4.690 4.730
先物市場:
NY金先物 683.3 684.7 678.8 683.0
NY原油先物 60.00 61.25 59.75 60.95
シカゴ日経平均先物 18160 18180 18110 18165
最終更新:2月23日7時29分
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070223-00000002-fis-brf