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□“違法駐車場”で殴り込む、ヤマダ電機VSビックカメラ [ゲンダイ]
http://news.livedoor.com/article/detail/3034032/
“違法駐車場”で殴り込む、ヤマダ電機VSビックカメラ
連結売上高1兆円の業界トップ、郊外型店舗で業績を伸ばしてきたヤマダ電機(本社・群馬)が、ついに都心進出。東京・池袋のビックカメラ(業界5位)の2軒隣に新店舗を建設中だ。マスコミでは「池袋家電戦争」なんて報じられているが、この出店計画には「強引だ」という反対意見もあって、ゴタゴタが起きている。
「ヤマダ電機の池袋出店計画では、店舗から離れた場所に2つの駐車場を設けることになっています。『隔地駐車場』と呼ばれる施設ですが、問題は店舗からの距離。予定されている隔地駐車場のうちのひとつは、400メートル以上も離れていて、都条例に違反する疑いがあるのです」(地元関係者)
都の駐車場条例では、「隔地駐車場までの距離は直線距離でおおむね300メートル以内」と定められている。この駐車場は明らかに問題だが、ヤマダ電機の説明はこうだ。
「この隔地駐車場には地下道でつながる歩行者用の出入り口があり、そこから店舗までは330メートル。条例では『おおむね300メートル以内』ということなので、豊島区から認可が下りています」(経営企画室)
その豊島区が言う。
「たしかに、条例では隔地駐車場の敷地から建物までの距離を指し、出入り口ではない。『おおむね』とはいっても、基本的には300メートル以内しか認めません。ただ、ヤマダ電機は店舗から駐車場までシャトルバスを出すというので、例外的に認めることになりました」(建築審査課)
しかし、シャトルバスが出入りするのは隔地駐車場だから、歩行者用の出入り口を基準にするのはこじつけだ。「それでもクリアしたのはバックで政治家が動いたから」(事情通)なんて情報もある。
ヤマダを迎え撃つビックカメラは業界2位のエディオンと提携、経営統合を目指して、2年後にはヤマダに次いで1兆円企業に浮上する。都心に攻め込むヤマダと、これを迎え撃つビックカメラ。
池袋の家電戦争はますます激化しそうだ。
【2007年2月14日掲載】
2007年02月17日10時00分