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http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/media/20070215NTE2IFT0115022007.html
仏カルフールがインド市場進出へ、近く合弁契約発表(2/15)※
世界2位の小売りチェーン、仏カルフールは、インド有数のコングロマリット(複合企業体)であるワディア・グループとの合弁事業を通じて、成長著しいインド小売市場に進出する。消息筋によれば数週間以内に合弁契約の発表が行われる見通し。ワディア・グループは格安航空会社ゴーエアや食品加工の国内最大手ブリタニア・インダストリーズを保有している。
米コンサルティング会社のマッキンゼーによれば、インドの小売市場は2010年までに世界5位の規模に拡大する見通し。このため小売大手各社が市場への参入を目指している。ただ、政府は外国企業による小売市場への直接投資を制限しており、インド企業とフランチャイズ契約またはライセンス契約を結ぶことが参入の条件となる。
英テスコは昨年、印バーティ・エンタープライジズとの提携交渉が決裂。いまだ市場参入を果たせていない。一方、米ウォルマートはそのバーティと合弁会社を設立。インド全土でのチェーン展開を図る。
なお、カルフールの株式13%を保有する筆頭株主のハレー家は14日、カルフールのリュック・バンデベルド会長との間で生じた投資戦略を巡る「見解の相違」を明らかにした。バンデベルド会長はハレー家の代表としてここ2年、会長職にある。同家の投資ポートフォリオを多様化することを任されたが、依然としてカルフール株に偏重した状態にあることが関係悪化の原因とみられている。
同家は2009年までの会長任期に変わりはないとしているが、ダニエル・ベルナール前会長は同家の不満を買い、2005年に事実上の解任に追い込まれた経緯がある。
(英フィナンシャル・タイムズ特約)