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□「児童労働で作られたチョコ食べた」と有罪判決求める [CNN]
http://www.cnn.co.jp/business/CNN200702120021.html
「児童労働で作られたチョコ食べた」と有罪判決求める
2007.02.12
Web posted at: 20:02 JST
- CNN/REUTERS
アムステルダム──オランダ人のジャーナリストが9日、オランダの裁判所に対し、児童労働により収穫されたカカオを原料としたチョコレートを食べたとして、有罪判決を求めた。自分が有罪になることで、多くの消費者たちに、世界各地で搾取されている児童が数多くいることを知ってもらいたい、としている。
テウン・ヴァン・デ・キューケン氏(35)の主張は、児童労働により「奴隷状態」にある、アフリカ西部コートジボワールの子どもたちが収穫したカカオを原料としたチョコレートを食べている、というもの。
コートジボワールは、チョコレートの原料となるカカオの主要産国。2002年の内戦以来、国内情勢は不安定となっている。国際人権団体が、カカオ農場における児童労働の横行を非難している。
キューケン氏は2年前にも同様の訴えを起こしているが、この時は検察側から、「直接カカオの流通に関わっていない」と、犯罪の対象とならないと判断を受け、罪には問われていない。
しかし、「もしも私が有罪になれば、チョコレートの消費者も訴追される可能性が出てくる。人々がチョコレートの購入を取りやめて大企業の売り上げに打撃を与えれば、問題解決の糸になると思う」として、2年前の検察側の判断に対して、訴えを起こした。
キューケン氏はこれまでに、コートジボワールの隣国ブルキナファソで、奴隷のよう売られたという子どもたちを取材。その多くが、コートジボワールのカカオ農場で強制的に働かされているという。裁判では、こういった子どもたちを連れて出廷し、現実を訴えるとしている。
一方、欧州カカオ協会のロバート・ツェンダー事務局長は、「児童労働問題があることは否定しないが、これを奴隷と表現するのは誤りだ。児童労働問題については、各国政府やNGO団体と協力して対応している」と述べている。
また、欧州の菓子業界団体CAOBISCOのデイビッド・ジマー氏は、チョコレートの購入をボイコットすれば、1000万人にも達するアフリカ西部のカカオ生産者の生活を直撃すると指摘している。