★阿修羅♪ > 国家破産49 > 241.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
http://www.asahi.com/national/update/0210/NGY200702090025.html から転載。
経産省、7年前に把握・未公表 リンナイ湯沸かし器事故
2007年02月10日01時45分
パロマに続き、リンナイの湯沸かし器でも一酸化炭素(CO)中毒事故が発覚した。7年前に最初の事故が起きた直後から把握していた経済産業省も3人目の死者が出たことで、「注意喚起のため」として、ようやく公表に踏み切った。一方、記者会見したリンナイの内藤弘康社長は陳謝しながらも、最後まで「事故は使用者責任と考えてきた」と強調し続けた。
経済産業省は、リンナイ製品にかかわる過去の事故について発生直後に、現地のガス会社からガス事業法に基づく事故報告を受けていた。
9日午後10時半から開いた記者会見で経産省は、その都度公表してこなかった理由について「換気をしていないなどの使用上の問題があったと考えられることから、湯沸かし器の機種固有の問題とは考えていなかったため」と説明した。
横浜市で7日に起きた事故で、この湯沸かし器がかかわる死亡事故が3例となったことから、機種そのものに原因があるかは不明のまま、消費者への注意喚起のため公表に踏み切ったという。
詳細な事故原因を尋ねる報道陣に対し経産省側は「調査中だが、換気さえしていれば事故が起きることはない」と繰り返した。
◇
10日午前0時過ぎ、名古屋市中川区のリンナイ本社で内藤社長の記者会見が始まった。異例の未明の会見に出席したのは社長ら幹部4人。カメラのフラッシュがたかれる中、薄黄色の作業服姿で会場の会議室に入った。冒頭、内藤社長が「お亡くなりになった方には、心よりおわび申し上げます」と述べると、4人は深々と頭を下げた。
会見で、内藤社長は「換気扇を回さずに使うという我々の想像の範囲を超えた使用法だった」と述べ、「事故は使用者責任と考えてきた」との立場を強調した。
会見が進むうちに「過去の4件の事故の際には換気せずに使うことに想像が至らなかった。消費者に注意喚起をしてこなかった」。報道陣から、「パロマの報道で、対応の必要性があると思い浮かばなかったのか」との質問が出ると、内藤社長は「そうですね」とうつむく場面もあった。
しかし、不完全燃焼について「機器の問題か」と問われると、「当時としてはベストと考えていた」。最後まで製品の欠陥が原因とは認めなかった。