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株式日記と経済展望
http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu137.htm
http://blog.goo.ne.jp/2005tora/
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『バブルへGO!! タイムマシンはドラム式』 バブル崩壊の引き金
となった大蔵省通達、いわゆる総量規制を止めるコメディー映画
2007年2月11日 日曜日
◆『バブルへGO!! タイムマシンはドラム式』90点 超映画批評
http://movie.maeda-y.com/movie/00861.htm
この映画は「期待せずに見たら大当たり」という典型例のような作品であった。
とうとう破綻のときを迎えた日本経済を救うため、ある 財務官僚(阿部寛)はタイムマシンでその発明者(薬師丸ひろ子)を1990年に送り込むことを決めた。バブル崩壊の引き金となった大蔵省通達、いわゆる総量規制を止めるためだ──というあらすじ自体は、なかなか面白そうと思ったものの、日立製作所とのタイアップによる「ドラム型洗濯機タイプのタイムマシン」などというバカげた設定をみて、どうせろくでもないバカ映画だろうと、高をくくっていたのだ。
むろん、上記ストーリーから一瞬連想するような社会派SF、すなわち経済問題等を過去からシミュレーションする知的な作品なんぞを期待してはダメだが、タイムスリップをネタにしたコメディとして見れば、すこぶる出来のよい一本であった。
物語は、過去に出向いた発明者からの連絡が途絶え、やむなくその娘(広末涼子)を二人目のエージェントとして送り込むところから俄然面白くなる。経済のけの字もわからぬ借金漬けのキャバ嬢である彼女が、なぜ日本の運命を背負う大作戦に抜擢されるのか。そのあたりもまた爆笑ものなのでご注目。
ともあれバブル時代に乗り込んだヒロスエさんは、あまりに2007年と違うその光景に唖然呆然。きっと観客の多くも同じ思いをもつだろう。面白いのは、これがわずか17年前のこの国の風景であり、当時を実際に体験したはずの私でも、彼女と同じ感想を持ったということだ。日本は短期間で大きく変わった。バブル崩壊はそれほどの一大転機であったのだと、いまさらながら実感させられる。
よくできたセットやCGで表現される当時の風景、風俗は、どれも30代以上の人ならば「ああ、いたいたこういうヤツ」「オレも似たようなことをやった」と思えるものばかり。たとえば昔の写真を見たとき、いくら流行っていたとはいえ、どうしてあんなみっともない髪型にしていたんだろうと気恥ずかしくなる事がよくあるが、この映画の楽しさはそれに似ている。
極太眉毛にソバージュ&ボディコンで扇子を振り回すなんてファッションを、なぜ誰も恥ずかしいと思わなかったのか。まったくもって不明だ。あのころのディスコでは、そんな女の子のパンツを見上げながら男たちはカクテルを飲んでいた。
これほどの時代ギャップが、わずか17年前という近場に存在したことに目をつけたこの映画の企画スタッフは凄い。しかもそれを最大限に利用した興味深いシナリオには、つぼをはずさぬ笑いが数え切れぬほど盛り込んである。さすがはあの時代、スキー場にユーミンを広めるなど数々のバブル文化を仕掛けたホイチョイ・プロダクションズだ。自分らの得意とするフィールドで勝負しているだけのことはある。
しかも痛快なのは、彼らがそんな自分たちのやったコト、消費至上主義を日本に蔓延させたことを、これっぽっちも反省せず、堂々と肯定しているということだ。この映画に彼らは、近年流行っている格差社会への批判とか、そういうありきたりなテーマを盛り込まなかった。このストーリーを、それをやらずに仕上げた勇気は大いにほめるべき点だ。この作品のラストシーンのこの上ない気分のよさはそんな彼らの潔さから生まれている。
潔いといえば、そもそも日本人、それも当時都市部に住んでいた30代〜40代あたりのごく狭いマーケットの人しか楽しめないであろうこんな企画を、本気で作ってしまうというあたりもそうだ。日本専用、30代専用、じつに結構ではないか。映画祭やら海外進出ばかりが能じゃない。
阿部寛はもちろんだが、広末涼子の名コメディエンヌぶりも大きな収穫であった。競泳用水着を着るといまでも高校生のように見える彼女には、こういう役がよく似合う。子供を産んでも健在なあのかわいらしい口元と声、まさに、MAJIでKOIしそうになってしまうというものだ。
リンドバーグやらプリプリといった、当時を懐かしむことができる年代の人限定ではあるが、当てはまる人には今週はぜひこれを見てほしいと思う。楽しくて明るくて、思いっきり爽快な映画。鑑賞後の気分も最高だ。
◆バブルが弾ける原因 2ちゃんねる
http://piza.2ch.net/eco/kako/988/988289398.html
◆10 名前: 金持ち名無しさん、投稿日: 2001/04/28(土) 03:30
株・・・ワラント債や株式転換債を大量に出す一方で、持合い株の強化を行って需給悪化を招いた。またテクニカル的に見て限界であったなど。
不動産・・・総量規制、地価税の導入による負担増など。 そして、株、不動産などの価格下落の原因による会社業績の悪化など複合的原因が重なりバブルが崩壊した。 あとは、ご存知のとうり不良債権が雪ダルマしきに増加。ただ、いろいろな説があって一概には言えるものではない。
◆13 名前: 投稿日: 2001/04/28(土) 09:31
久米などのアホなサヨクが真面目なサラリーマンが家が買えなくて 不公平だなどと訳のわからん煽りをしまくった挙句に政府がバブル潰しました、真面目なサラリーマンは賃下げリストラと先行き不安 から相変わらず家は買えてません、サヨってホントにばか。
◆41 名前: 経済学の鉄人投稿日: 2001/04/30(月) 02:44
中身のない急激な資産上昇はいずれ調整に入る。景気が過熱しているのに何時までも過剰流動性(2ちゃん用語で言うと,「金余り」ね)を放置しているわけにはいかないだろ。バブルが崩壊した直接の原因は,89年から90年にかけての金利の引き上げ(2.5%→6.0%)や不動産融資に対する総量規制だが,膨れた風船はいずれ破裂する運命だ。金利の引き上げなんかの政策を批判してもしょうがないのだ。
バブルが発生した原因は,景気拡大局面に入ったにもかかわらず,日銀が過剰流動性(お金がじゃぶじゃぶ)を放置したことにある。87年からの,公定歩合2.5%という低金利に加え,大企業が直接金融に移行したことやワラントを利用した海外での資金調達などによって資金需要が減少したことで,急激な金余りが生じた。このような状況下で,日銀が適切な引き締め政策(お金を少し減らしましょう,じゃぶじゃぶはダメよ政策)を行わなかったことがバブル発生の直接の原因だ。この余った金で企業や個人がめちゃくちゃに株や土地を買ったわけよ。一方で,銀行は借り手がいなくて困っていたから,喜んで土地を担保に金を貸したというわけ。
ではなぜ適切な引き締め政策を行わなかったのか?日銀の政策判断の甘さというのもあるだろうが,一番の原因は,87年のブラック・マンデー(月曜日に,ニューヨークの株が暴落したよん)によるアメリカからの急激なドル流出・ドルの暴落を止めるため,金利を安く据え置くようアメリカから圧力がかかったということだ。
(私のコメント)
バブルの発生と崩壊については大蔵省と日銀の金融政策のミスによるものですが、「失われた15年」の原因についての究明がよくなされず、対応策については試行錯誤が続いている。もし短期間に不況を収束させたいのならば「徳政令」的な政策が効果的だと思うのですが、左翼マスコミがモラルハザードだと騒ぎ立てるから問題が長期化している。
株式日記では銀行が抱えた不良債権を簿価で買い取ってしまえば問題は解決すると書いてきましたが、リチャード・クー氏のバランスシート不況説も長期化している原因の一つだろう。バランスシート不況を短期に解決するには株や土地を元にまで戻せば解決しますが、株式日記では公的資金で株や土地を買い捲れと書いてきました。
論理としては乱暴な論理ですが長期化している不況を短期に解決するにはそれしかない。しかしそうしようとすれば馬鹿マスコミが騒ぎ立てて潰してしまう。陰謀論的に言えば国際金融資本が日本の資産を安く買い叩く為に行っている事なのだろうから、ハゲタカたちが満腹するまで日本の不況は続く。
しかしそのような事が日本のミーハーレベルの人たちまで分かり始めてきたから、その苛立ちが『バブルへGO!! 』といった映画に現われはじめてきている。バブルが崩壊して17年も経つのだから今の若い人たちは日本の好景気だった頃の事を知らない。当時はOLでも100万円以上のボーナスをもらう人がいた。
私も80年代に都内にビルを建てていましたが型枠工や鉄筋工の手配が付かないくらいに景気が過熱していたにもかかわらず政府日銀は景気を引き締めようとしなかった。当時すでに東南アジアや中国などから安い物が入ってきたから資産インフレでも一般物価は上がっていなかったからだ。
現在は日本を除く世界各地がバブル状態なのですが、それは円キャリートレードが原因になっている面がある。80年代のバブルも金利の安いスイスからスイスフランキャリートレードが行なわれて日本のファンドマネージャーが土地や株を買いあさった。
現在は財テクに踊った企業も住宅ローンを借りた個人も一生懸命借金を返している状況であり、政府や日銀の金融政策が効く状況ではない。このようになったのも政府日銀が土地や株の乱高下をよく見ずに放置した事に原因があり、土地や株などの資産は政府や中央銀行が監視して乱高下は防止しなければならない。
日本が再び経済成長するには企業や個人の借金の清算がついて気持ちが前向きになって、借金をしても大丈夫と言う状況にならないと無理だろう。だから景気が本格的に回復するのはあと5年か10年かかる。輸出企業などは元気になり始めましたが、やがて国内産業も元気になり、個人も金を使い出すだろう。
私はこの映画はまだ見てはいないのですが、15年も続いた不況は早く何とかして欲しいという気持ちがこの映画に現れていると思う。その点では大蔵省と日銀は反省して欲しいものだ。しかし現在の日本の財務省はアメリカの出先機関のようになってしまい経済政策はアメリカからコントロールされているようだ。
アメリカにしても中国にしてもバブルである事は自ら認識している。だから必死になってバブルの崩壊を防いでいるのですが、日本の悲惨な状況を見て知っているからだ。しかし日本の政府やマスコミなどはバブルを潰したらどうなるか認識していなかったようだ。バブルを潰す為に税制まで改正したがそれが景気が回復しない原因の一つにもなっている。