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http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2007-01-25/2007012501_01_0.html
非正規雇用 生活苦しい
仕事かけもち1割
全労連が調査 “収入少なくて”64%
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パートや派遣など非正規雇用で働く人のうち、十人に一人が二つの仕事をかけもつ「ダブルワーク」で働いていることが、全労連がおこなったアンケート調査の中間集約で分かりました。夫婦とも非正規雇用で働く人が一割を超えていました。働いても生活保護水準の収入も得られない「ワーキングプア」の増大を示しています。
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アンケートは、昨年九月から十月にかけて実施。組合員と非組合員がほぼ半々の約七千六百人から回答を得ました。回答の88%が女性で、雇用形態はパートが50%を占めました。
ダブルワークをしている人は10・3%で、男性の場合は女性を約6ポイント上回る15・7%。ダブルワークをする理由は「主たる事業所だけでは希望する収入が得られない」が最多の64・1%で、「自分の能力を生かしたい」(10・3%)などを大きく引き離しました。
約四千九百人の既婚女性に夫の就業状態を聞いたところ、夫婦ともに非正規雇用と答えたのは14・5%にのぼりました。夫が定年退職したとみられる六十代をのぞくと、五十代が最多の17%で、二十代も8・4%を占めました。
非正規で働く理由(二つまで選択)としては「正規の仕事がない」が最多の32・1%。働く理由(同)は「生活の維持」が60・3%で、「家計のゆとり」(29・5%)を大きく上回りました。全労連は「家計のやりくりに不可欠な収入を得るために働いている人が多い」と指摘しています。
また、正社員との処遇の格差については、54%が「格差が大きい」と答え、正規とは仕事が違う人でも52・6%にのぼりました。今国会には、正規と仕事が同じ一部のパートだけ差別待遇を禁止する法案が準備されていますが、労働者の願いからは程遠い内容になっていることを示しています。