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動物衛生研、生きた牛もBSE検査(日本経済新聞)
独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構の動物衛生研究所(茨城県つくば市)は、牛がBSE(牛海綿状脳症)にかかっているかを生きたまま検査する方法を開発した。音を聞いたときに生じる脳波の一種を調べて判定する。BSEかどうかは死亡後に脳組織を調べないと確実な判定はできないだけに、今回の方法で早期発見が可能になりそうだ。
新方法は牛の頭部に電極を張り付け、イヤホンで音を聞かせたときに脳幹部と呼ばれる部分で生じる脳波の一種を調べる。BSEが進行すると健康な牛より脳波の発生が遅れたり、聞かせる音を大きくしないと脳波が生じなかったりすることを突き止め、検査に応用した。
動物衛生研は、農家の現場でも使える携帯型検査装置の開発に着手しており、来年度中に試作品を完成する予定。体がふらつくなど似た症状を示す病気は少なくないが、BSEを早期に診断できれば、原因飼料を回収するなどして感染拡大防止に役立つとみている。(23:01)
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20080924AT1G2402E24092008.html
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