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BSE危険部位、無断持ち出しの疑い 三重・四日市市の食肉センター【中日新聞】
2007年8月24日 12時20分
三重県四日市市の市食肉センターから、牛海綿状脳症(BSE)対策特別措置法で特定危険部位とされている牛のこめかみ部などの肉が食肉業者によって持ち出されている疑いが浮上し、県と市が調査に乗り出していることが24日、分かった。
一部が川村幸康同市議(39)が経営する市内の焼肉店で販売されているとの疑いがある。同市議は「違法な肉の持ち出しや販売は一切していない」と否定している。
同センターでは、県と市が25%を出資している第3セクター「県四日市畜産公社」が牛の解体処理をし、頭部や内臓などの部分を、食肉業者でつくる四日市臓器組合に売却。組合側が頭部のうち同法で持ち出しが認められている舌やほお肉などを取り出した後、残りの部分は公社が焼却処分する仕組みになっている。
疑惑の指摘を受け、県と市は8月3日から1週間、立ち会って調査をしたが、持ち出しの事実は確認できなかった。
舌やほお肉の取り出し処理は、同組合の許可を受けた業者が自由に行っていた。
同公社の菊田和彦専務は「組合との信頼関係があり、チェックする必要はないと思っていた。これが問題だったと指摘されれば、申し訳ない」と話している。
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2007082490122011.html
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