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http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/earth/nuclear/news/08060501.htm
08.6.5
マスコミは、四川大地震で連日大騒ぎだが、青森県六ヶ所村の核燃料サイクル施設の直下に15kmの活断層があり、これが周辺の断層とつながって100kmの長さで動いて四川大地震と同じほどの規模(マグチュード8クラス)の大地震につながる恐れがあるという渡辺満久東洋大教授の最近の研究発表にについてはほとんど報道がない。知るかぎりでは、読売新聞と一部地方紙が伝えただけだ(六ヶ所村・再処理工場の直下に活断層か、M8の恐れも、
読売新聞、5月25日http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20080525-OYT1T00447.htm;再処理工場直下に活断層か 青森県六ケ所村、
北海道新聞、5月25日http://www.hokkaido-np.co.jp/news/society/94843.php)。
報道管制でも敷かれているのだろうか。
千葉幕張メッセ国際会議場で開かれた日本地球惑星科学連合2008年大会で5月27日に発表されたこの研究報告について伝えるネイチャー・ニュースによると、日本原燃は、この発表は”不必要に人々の恐怖を誘発する”と言っているそうである。そして、反射法音波探査の結果は、渡辺教授の言う断層では100 万年にわたっていかなる活動もなく、この断層も施設直下には伸びていないことを示している、マグニチュード6.5以上の地震を恐れる理由はなく、施設はマグニチュウード6.9の地震にも耐えられると言っているそうである。
Japanese nuclear plant in quake risk,Nature News,6.4
http://www.nature.com/news/2008/080604/full/453704a.html
しかし、地震学と地震安全性の専門家である石橋克彦神戸大学名誉教授は、15kmの断層が施設の直下に多分あるという点では渡辺教授に同意し、もっと長い断層のアイデアはさらに調査する必要があると言っている。いずれにせよ、石橋名誉教授は、予想以上に大きな地震が施設に重大な損害をもたらす可能性があると恐れる。「最悪のシナリオでは、北日本全体、そして首都圏までもが深刻な放射能被害を受ける恐れがある」と言う。
渡辺教授は、原燃の反射法音波探査に、今年2月から5月までの間に撮られた空撮ショットに基づく自身の地殻変動調査を加えて分析した。12万年前に創り出された基盤隆起帯構造に、それ以来地殻変動が起きた多くの兆候が見られ、およそ15kmの活断層があると推定される。教授は、「最近まで活動していた断層が間違いなくある」、加えて、断層は、マグニチュード8の地震で六ヶ所の施設を粉々にすることもできる100kmの断層を創り出す海底の大陸棚外縁断層につながっているかもしれないと言う。
京都大学防災研究所のモリ・ジェームズ・ジロウ教授は、渡辺教授の結論は妥当だが、データの別の解釈の仕方もあると言い、一層の研究を勧告している。
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