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http://www.asahi.com/international/update/0518/TKY200805180131.html
2008年05月18日21時04分
【北京=坂尻信義】中国四川大地震の被災地域にある複数の核関連施設で、放射能漏れなどの懸念が出ている。中国軍は18日、地震発生後初めて記者会見し、「核施設は安全」と強調した。
四川省綿陽市周辺は、中国初の核実験に貢献した中国工程物理研究院や大陸間弾道ミサイル(ICBM)の核弾頭を製造しているとされる821工場など10カ所以上の軍事関連施設が集まり、複数の原子炉が稼働しているとみられている。香港紙・成報は18日、同研究院の核廃棄物貯蔵施設が震災で損傷、核専門家らが緊急避難したと報じた。
中国軍の馬健総参謀部作戦部副部長は核関連施設があることは認めたが、「四川の軍事施設は軽微な影響を受けたが、深刻な損傷は報告されていない。核施設は安全だ」と強調した。しかし、被災の程度について「技術的な問題を聞かれても答えられない」とも述べた。
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