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原発:日本勢が海外進出加速 世界的な新設ラッシュで(毎日新聞)
日本の原子力発電メーカーが海外進出を加速させている。原油価格が高騰し、地球温暖化防止への関心も高まる中、原発回帰の流れが強まっており、米国やロシアを中心に今後10年間で130基以上の新設が予定されているためだ。原発技術では東芝、日立製作所、三菱重工業の3社が世界をリードし、各地で受注競争を展開している。
東芝は26日、米電力大手NRGエナジーがテキサス州に計画する大型原発2基の受注内定を発表した。受注額は計8000億円の見通し。15、16年に1基ずつ稼働する。三菱重工も昨年3月、米テキサス電力が計画中の大型原発2基の受注が決まった。15〜20年に運転が開始される。
米政府は79年のスリーマイル島原発事故以降、原発建設を凍結していた。しかし、ブッシュ政権は原油価格の高騰や温暖化対策を理由に建設再開に方針転換した。米国では30基以上の新設が計画され、その中で東芝の原発は稼働が最も早くなる見通しだという。
米国に限らず、原発推進は世界的な潮流だ。特にエネルギー需要が急増中の新興国は積極的で、ロシア、インドは20基程度、中国は30基以上の新設を予定。欧州でも、約20年間凍結してきた英国が06年7月に建設再開に転換した。世界全体の稼働中の原発は400基超だが、今後は新設ラッシュを迎える。
こうした流れを受けて、東芝は06年に米原子力プラント大手、ウェスチングハウス(WH)を買収し、海外展開の足場を築いた。WHは07年に中国の原発4基の建設を受注している。
東芝は、ウラン埋蔵量で世界2位のカザフスタンの国営企業と提携して核燃料の安定調達を目指している。今月20日にはロシアの国営企業とも原発建設などで協定を結んだ。
これに対し、三菱重工は仏原子力大手、アレバ社と新型原子炉の開発で提携し、欧州にも攻勢をかけている。今月17日には、日本企業として初の原発大型炉を欧州の電力会社向けに投入すると発表した。日立製作所は世界に販売網を持つ米ゼネラル・エレクトリック(GE)と原発事業を統合し、欧米での受注を目指している。
原発を凍結してきた米国や新興国では最新の原発技術のノウハウの蓄積が乏しく、日本勢が海外事業を拡大する背景となっている。【赤間清広】
毎日新聞 2008年3月26日 20時02分(最終更新 3月26日 22時22分)
http://mainichi.jp/select/biz/news/20080327k0000m020084000c.html
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