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Re:れんだいこのカンテラ時評344 れんだいこ 2007/11/11 19:55
【原発最終核廃棄物の処分考】
2007.11.11日付け日経新聞は、サイエンス欄で「高レベル放射性廃棄物の処理方法」と題して原発最終核廃棄物の処分問題を記事にしている。れんだいこが意訳しつつ問題整理しておく。
原子力発電は現在、消費電気の約3割を生んでいる。ところが、原発の最終核廃棄物の処理方法が未解決なままに原発が推進されており、今後政治化することが必死である。原発の最終核廃棄物は普通のゴミ処理ではない。強い放射能を含む危険な廃棄物である。目下は地中深くに埋める方法しか案出されていないが、その危険性が危惧されている。
日本原子力開発機構の地層処分研究開発部門が、岐阜県瑞浪市で、深さ千メートルに及ぶ大規模な地質調査を行っている。北海道幌延町でも同様の研究施設が建設中である。二ヶ所造るのは、代表的な二種類の地質に対応するためで、瑞浪は主にマグマ系花崗岩、幌延は主に泥岩を研究対象としている。縦穴、横穴を掘り、地下水分析や地震の揺れの影響をも調査することになっている。
こうした研究が必要なのは次のことにある。高レベル放射性廃棄物の地中埋め方式の安全性と危険性のデータが無いままの原発発電所推進政策は危険極まりなく、処分場の選定、設計、廃棄物を閉じ込める材料開発、放射能レベルの引下げ技術開発が急がれている。特に地下水汚染が心配されており、いったん汚染されると高レベル放射性廃棄物がウラン燃料と同じレベルに戻るまでに数千年、人間が触れても大丈夫になるには数万年以上かかるとされている。
ちなみに高レベル放射性廃棄物とは、原子力発電所の使用済み燃料から再び燃料に使えるプルトニウムやウランを取り出した後に残る放射能レベルの高い廃棄物のことを云う。同廃棄物は、数千年から数万年にわたって強い放射能を出し続けるマイナーアクチニドと呼ばれる金属を多く含む。液状なので、ガラスと混ぜて固め、ガラス固化体にして保存処分する。
現在地下埋立て方式が採用されているが、かって宇宙や海底、南極などでの処分が検討されたことがある。しかし国際条約や技術的課題を廻り合意が得られず、現在の地中深くの岩盤に埋める地層処分方式が唯一残された方法として採用されている。
さて、こういう難問を抱える原発が戦後日本では大手を振って行政に推進されてきた経緯がある。それは、原発が軍事と並ぶ大型予算を伴うものであり、政商の利権対象にされてきたからである。いずれも国際金融資本が司令塔であり、各国のエージェントに旗振りさせてきた。
日本での旗振りは、今世上を騒がせているナベツネの親分にして読売及びマスコミのドンとして長らく君臨してきた正力松太郎であり、その手下としての中曽根であった。正力は戦後、岸、児玉と共にA級戦犯として巣鴨に収容され、エージェント契約サインをしたことにより出所してきた経緯がある。
この連中は、その末裔のナベツネまで、今日においてもろくなことはしていない。我々はこのことを知っておく必要がある。ところがマスコミは、こういう奴に限って誉めそやすという牢とした習性がある。深く嘆息せざるを得ない秋の夜長。
2007.11.11日 れんだいこ拝
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れんだいこ 人生学院
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