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(回答先: 一度運転された原子力発電所の運転を止めることはできない。投下した資金を回収しなければならない。 投稿者 ヤハウエハのタタリ、祟りじゃ～！！ 日時 2007 年 11 月 14 日 23:45:39)
原発が暴走、炉心溶融メルトダウンし、制御不可能になったら、・・
原発が暴走したら、一つの県が日本から消失した状況になります。その対策に天文学的な費用が必要となります。国家とその当該県は財政が破綻します。
①地震が発生したらという、この地震の規模は最低Ｍ７級の直下型としましょう。今回のＮ件のＫ原発のように、断層の付近に原発があったとします。
②地震の揺れには上下に断層がずれるタイプと前後にずれるタイプがあります。上下に断層がずれると、道路がたちまちに寸断されて、自動車の通行が出来なくなります。交通手段は足で歩いてということになり、下手をすると、孤立するところが出てきます。
③古い家は倒れて、道路を塞ぎます。多くの人はお互いに助け合いながら、空き地に逃げたり、町の役場や小学校の体育館へ集まって来ます。とりあえず、どうしようか思いながら、衣食住のことを考えます。
④情報が欲しいと思うのですが、停電しています。ラジオくらいしかありません。震源や地震の規模や地震の被害などを中心に入ってきます。ところが、それが６時間たっても、１２時間立っても大して変わりありません。テレビの方が情報量が多いのですが、何しろ停電しているものですから、思ったように入りません。こんなとき、現地の人たちは遠くの人よりも情報がないことが多いようです。
⑤突然原発の立地市町村にいる人たちは地響きとともに大音響を聞きます。最初聞いた人たちは「あれはなんだ」と思いますが、原因は思いつきません。比較的情緒安定した人が原発のある方向じゃないかと思います。しかし、原発のある方向でなにが起こったかを想像できる人はほとんどいません。何しろ、原発付近では訓練はしていますが、放射能が漏れて一時的に避難が必要になった。そして、原発では適切に原因を調べて、市町村に連絡をして、風下に逃げる。役場や市の人がマイクロバスや自家用車で整然と避難するとなっています。不要な心配をしないように、対策マニュアルどおりに市町村も住民も訓練することになっています。自分の頭で考えて、自分で対処をするという発想をしてはいけないことになっています。
⑥爆発音と窓ガラスがビリビリ鋭く揺れる振動で人々は何かがあったいということですが、なにがあったかはほとんど分からない。原発のある方角で爆発があったかは分かるのですが、爆発は地震により、原子炉にひびが入って、高温高圧で密封された原子炉内の冷却水が一瞬に外へ白い水蒸気となって、漏れでてしまう。そして、原子炉内には冷却水がなくなり、核燃料棒が熱を出し続けてしまう。ほどなく、原子炉内は高温になり、空焚き状態になります。そして、核燃料棒がいよいよ自分の高温高熱になり、溶け始める（メルトダウン＝溶け落ちる）のです。核燃料棒は１０００度に達し、更に２０００度へ向います。原子炉の底にろうそくが溶けておちるように、核燃料棒がたれ落ちるのです。
⑦垂れ落ちた核燃料棒は製鉄所の溶鉱炉の高温の液体の鉄のドロドロ状態になり、原子炉の下の鉄を溶かし始めます。何しろ２０００度に温度が上昇すると、それを入れる容器は世界中どこを捜してもありません。何でもとかしちゃいます。鉄を溶かし、遂にコンクリート（厚さ数メートル？）を溶かし劣化させて、下へ下へとおちていくことになります。
⑧コンクリートを溶かして、２０００度の液体の核燃料棒は遂にコンクリートを溶かして、地面に出ます。こうなれば、チャイナシンドロームで、どこまでも落ちていくことになります。地下水脈に接します。すると、地下水が瞬間に水素と酸素に分解されて、大爆発をします。上にあった原子炉を吹っ飛ばして、すり鉢上の穴が開きます。ぽっかりと穴が開いています。
⑨そこから、水蒸気とともに死の灰が空中に撒き散らされます。ちょっと離れたお花畑ではチョウチョが花の間を飛び回っています。一見したところ、何の変化も見当たりません。
⑩市町村の人々職員、避難民はあいも変わらず談笑しています。消防士さんは道路が寸断されていなければ、サイレンを鳴らして、爆発音の下方向へ、無知に死の灰がどっちゃりこんとあるところへかけていくことになります。ウ～ウ～、と。市町村の人々職員、消防士さん、村の駐在さん、避難民の運命はいかに？
①から④まで、すなわち、地震発生から爆発音がするまでの時間がどれだけあるかです。
原子炉の構造
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8E%9F%E5%AD%90%E7%82%89
こんな怖いことを想像できなかったのでしょうか？イマジネーションの欠落ですね。
関西電力の福井原発が暴走したら、日本は壊滅です。日本人の半分はいなくなった・・・
チェルノブイリ原発事故について
チェルノブイリ原子力発電所事故は、1986年4月26日1時23分（モスクワ時間）にソビエト連邦（現 ウクライナ）のチェルノブイリ原子力発電所4号炉が起こした原子力事故。4号炉はメルトダウンののち爆発し、放射性降下物がウクライナ・ベラルーシ・ロシアなどを汚染した。事故後のソ連政府の対応の遅れなどが重なり被害が甚大化・広範化し、史上最悪の原子力事故となった。
事故によりチェルノブイリ周辺は高濃度の放射性物質による汚染により居住が不可能になり、約16万人が移住を余儀なくされた。避難は4月27日から5月6日にかけて行われた。ソ連の発表によると、事故から一ヶ月後に原発から30km以内に居住する約11万6千人すべてが移住したという。
（チェルノブイリ原発の暴走を日本の原発に応用して考えるとよいのです。）
①日本の原発黒鉛炉型の原発とは違いますが、原発の力量と言い、能力の大きさと言い、チェルノブイリを上回る被害が出ると思います。
②高濃度の放射性物質による汚染により原発を中心に３０ｋｍ圏内が居住することは出来なくなります。したがって、そこに住んでいる人々は強制的立ち退きを要求されます。その人数はどのくらいでしょうか。
③一日にして強制疎開させますが、そのためには運搬手段や居住地を捜し、仮設住宅を作り、食料と、着るものをさし当たって用意しなければなりません。財産や貯金通帳を持たずに地震に遭った時のままで出てきましたから、一時的な生活費を保証しなければなりません。
④生活の基盤を奪われましたので、失業者になり、仕事の斡旋をしなければなりません。
⑤自分の持っていた財産を失っていますから、避難生活の一年間の生活保障をしなければなりません。しかも、その避難生活は最低５０年以上に及ぶでしょう。
⑥原発を受け入れた県は原発を中心に３０ｋｍ圏内は市町村がなくなり、残務整理をしたら、公務員や議員さんはクビになります。３０ｋｍを越えた地域は避難するべきかどうかの判断は出来ませんので、大方自主非難で対処することになるのでしょうか？すると、一つの県が集団疎開とかなりますと、そこに住んでいる人々を他の県に移すと言うことはそんなに簡単に出来ません。
⑦チェルノブイリの場合は、原発暴走後、避難は4月27日から5月6日にかけて行われた。ソ連の発表によると、事故から一ヶ月後に原発から30km以内に居住する約11万6千人すべてが移住したという。日本では即日に避難が実施され、最低１週間後には完了すると思います。
⑧原子力発電所のすり鉢上の穴にセメントを投げ込んで、石の棺おけを作るのに、どのくらいの時間がかかるのでしょうか。その間、ずっと死の灰が流れ続けます。風の吹く方向に流れます。関西電力の福井原発の場合は京都、大阪、奈良、滋賀、石川、富山、新潟、長野、東京、静岡、岐阜県の方面へ死の灰が流れることになります。
⑨石川、富山、新潟、長野県は屈指の米作地帯です。ここで出来る米と長野県で出来る野菜は放射能に汚染されて日本人は食べることは出来なくなります。飢え死にするか、死を覚悟で食べるかしなくてはなりません。
⑩こんな状況になって、国家が国民の生活を保障できなくなったら、厚生労働省は死の放射能の汚染度をごまかして、安全だと開き直るのがどこの国でもやることです。ロシアでもこんなことをやって、死傷者の数が分からなくなっています。
⑪こんな状況になれば、原発県にいる人の中に、俺達は国家の犠牲になったということで、東京都の水がめ、荒川の奥に、放射能で汚染された土をばら撒く者が出て来るかもしれません。
東京都の霞ヶ関の官僚が便所でいうかもしれません。
「君、近頃、髪の毛がうすくなったね。みんなうすくなったね」
「何云ってるんだね。君の頭はサザエさんのお父さんみたいに毛が三本だよ」
「近頃、リンゴをかじらないのに、歯茎から血が出るんだが、どうしたものかね。医者に言ってもよくわからんと言う」
国会ではこんな会話が・・・
「わたしの選挙地盤がなくなってね。今度立候補できなくなった。」
「いやあ、その話がどこでも持ちきりだね。」
「何しろ、選挙民がどこへ行ったか、分からんのだよ」
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